本文へスキップ

住宅つれづれ草(ブログ)の保存庫

TEL. 048-296-2521

〒333-0821 埼玉県川口市東内野555-1

ブログ保存庫BLOG STORAGE

過去のブログ


語句検索希望の方は ctrl+F キーを押してください。

ただ今インターネット特別割引10%実施中です。
完全無料のお問い合わせ・御見積り依頼は 
[お問い合わせ] まで

年度別 [2024] [2025]

結露防止塗料 張り紙防止塗料
2025年8月18日(月)
塗料の機能-物理的特性
■物理的機能を持つ塗料

●結露防止塗料

室内の結露を防ぐとともに、その吸放湿機能によって室内の湿度を調節することでカビやダニの繁殖を抑える効果が期待できます。
1mmの塗膜厚で、1m2当たり最大600ccの水分を吸収し、結露の防止に役立ちます。木造家屋の柱一本でコップ1パイの水分の吸放湿を行なうといわれています。
密着性、耐湿性、耐アルカリ性に優れたわみ性に優れている。

モリタ建装が良く使っている菊水化学工業製のケツロナインは吸水性が非常に高く、施工も簡単なため結露や湿気に困っている物件に良く使っています。

結露現象はしばしば雨漏りと間違われますが、冬だけ漏れる、雨降りとは関係なく湿っている等の場合は結露の可能性があります。
特に外の温度の影響が多い窓回りや薄い外壁の部分にしばしば見られます。

雨漏りか結露か判断できない場合はモリタ建装に調査依頼ください。


●貼り紙防止塗料

落書きや貼り紙の被害が多く、社会的問題になっています。落書きや貼紙を消したり除去するのは大変な手間と時間とコストを必要とします。そのため、これらを簡単に除去できるのがこの塗料の特長です。落書き、貼り紙防止塗料の特長は

ラッカースプレー、水性スプレー、マジックインクなどの落書きを簡単に除去することが出来る。
貼紙防止成分により、貼紙も容易に剥がすことができる。
長期耐候性と落書き・貼紙除去性を維持します。
雨筋汚れや油汚れが付きにくく、初期の美観をいつまでも保ちます。
色々な被塗物に塗装でる。

道路サイドの歩道橋などの鉄やコンクリの柱に、表面が凸凹した厚い塗料が塗られている事を良く見ますが、あれは張り紙防止・落書き防止効果がある塗料です。
一般住宅の外壁塗装にはほとんど使われません。


低VOC塗料 光触媒塗料
2025年8月11日(月)
環境対策塗料
■環境対策機能

●低VOC塗料
VOC規制法案の大気汚染防止法によってその対策は年々改正され、より厳しいものになっています。塗料業界でも日本塗料工業会を中心として色々な企業努力がなされています。

法規制位前の平成16年から塗料メーカーの業界の取り組みとして製品の「低VOC塗料」の自主表示が行われています。
低VOC塗料の製品表示についての詳細は日本塗料工業会・VOC規制関連情報のページを参照下さい。

●光触媒塗料
環境浄化作用の機能を持つ光触媒体を塗料に混入したもの。元々光触媒を均一にコーティングする技術は難しく、それを容易にしたのが塗料への混入という方法です。しかし混入できるその量は数パーセント(3~5%程度)にしか過ぎません。光触媒体の連続膜は得られないのが今後の課題です。

光触媒は照射される紫外線にその酸化力は比例します。建物の場合にはその構造、方角によって効果は左右されやすい。
光触媒の親水性は光線の照射によって生まれるので、建物全体で考えると、塗膜そのものに親水性を持つものより低い。
親水性の問題点 : その親水性の機能により、汚れは雨で洗い落とされるというのが光触媒の特長とされている。ところが雨の日は曇り空のため塗膜の親水性はあまり機能しない。
また外壁塗装などに使用する場合に施工が非常に難しく後にクレームに繋がる事もあるので、製造メーカーが少なくなりつつあります。

●低臭塗料
従来、強靭な塗膜を生成する塗料といえば溶解力、揮発性の高い強溶剤型のものが中心でした。強溶剤型のものから、より環境に優しい弱溶剤型への移行によって塗料のより低臭化、低VOC化が計られています。
室内壁用に使用される塗料は低臭、低VOCであることが要求されます。従来の9分の1に抑えた超低臭塗料でVOC成分もほとんど含んでいいないエマルジヨン塗料なども開発されています。


結露防止塗料 遮熱塗装
2025年8月4日(月)
塗料の機能による種類
■塗料の環境対策への取り組み

外壁塗装・屋根塗装工事で環境問題が重要視される今日、石油製品が主材の塗装、塗料業界の環境への影響力は大きなものがあります。塗料の環境対策として主に次のような取り組みがなされています。

●弱溶剤への移行 : 強溶剤型のものから、より環境に優しく低臭の溶剤型の塗料へと移行しています。NAD塗料、ターペン可溶型とも呼ばれます。
●溶剤型塗料からエマルジョン塗料への移行 : 架橋技術の進歩により溶剤型に劣らない耐候性を持つ反応硬化型エマルジョン塗料へと移行しています。
●機能付加塗料の進歩 : 塗料そのものに環境への対策機能を付加価値として取り入れたものが次々と開発されています。光触媒塗料、遮熱塗料、断熱塗料などに代表される。
●エコ塗料の出現 : エマルジョン塗料は溶剤型塗料に比較して石油の消費量は少なくなります。さらに使用樹脂量を押さえながら非常に優れた塗膜を生成するエコ塗料が出現しています。


塗料の機能と塗料の種類
塗料の機能の分類と塗料の種類をわかりやすくまとめてみました。


環境対策機能  低VOC塗料、光触媒塗料、低臭塗料

物理的機能   結露防止塗料、貼り紙防止塗料

化学的機能   低汚染塗料

光学的機能   遮熱塗料、蛍光塗料、紫外線吸収塗料

生物学的機能  防カビ塗料、防藻塗料、抗菌塗料

電気的機能   帯電防止塗料

熱学的機能   断熱塗料、耐熱塗料、耐火塗料


充電式洗浄機 洗浄作業
2025年7月28日(月)
バッテリー式高圧洗浄機
■電気ナシ!水道無し!でも洗浄できます!

高圧洗浄をしなければいけない物件だけど。電気も水道もない、、、なんて現場がたまーにあります。

外壁塗装や屋根塗装など普通の現場ではガソリンエンジン製高圧洗浄機を使っていますが、これには水道が必須になります。

水道がない現場では基本的に高圧洗浄は出来ませんが、このたびアマゾンでこの商品を見つけました。

モリタ建装の電動工具はマキタ製を使っているので、マキタ製のバッテリーは沢山あります。この商品はバッテリーが付いていませんが、マキタ製のバッテリーが使えて、商品価格も6千円程度と激安だったのでマッタク躊躇せずに買いました。

私は電動工具や水冷クーラーベットシート、ペルチェ素子型ベストなどのオモシロ家電が大好きで、アマゾン等で見つけると即買ってしまいます。まぁ勝率は5割程度でゴミのような商品だったりすることもあります、、、こちらのブログではその中で「これは良い!」と感じた物を紹介していきます。


バケツやタンクなどの水の確保さえできれば、バッテリー駆動なのでドコでも使える高圧洗浄機です。

ガソリン製高圧洗浄機など建築機械は大変便利ですが使用する準備や終わった後の片づけ、いわゆる段取りが結構面倒くさく時間がかかります。

ところがこれは準備も後片付けも1分程度なので、超気軽に使用できることも気に入っています。

電気や水道がないけど、住宅や愛車の洗浄したい要望などには大変お勧めできる製品です。

私の場合は清掃だけでなく、請け負った現場でも使用しているので超お徳でした。

中華製なので耐久性は疑問が多いですが、購入して3ケ月、10回程度使っていますが今の所耐久性に問題はありません。


ハガレ欠陥 乾燥不良欠陥
2025年7月21日(月)
塗装膜の欠陥-6
■塗装膜の様々な欠陥について 今回がラストになります

モリタ建装なら外壁塗装欠陥を熟知していますので施工も安心です。

●乾燥不良

症状
塗膜表面がべたつき、なかなか乾燥しない。

気温が低く、湿度が高い。----極端な低温時の塗装は避ける。温度を上げる。
通風が悪く、シンナーの蒸発が遅い。----通風、換気をよくする。
下地に水分、油分などが付着している場合。----下処理を入念に行う。

●もどり

症状
一度乾燥した塗面が再び軟化する。

生乾きのコンクリートやプラスターに塗装した場合。----油性塗料の塗装は避ける。
下塗りが未乾燥の上に、上塗りを行った場合。----下塗りが乾燥してから作業する。

●白亜化(チョーキング)

症状
塗膜表面が白く、粉っぽくなる。

紫外線などで塗膜が劣化し始めると症状が現れる。----耐チョーキング性の顔料を選択。
顔料が多い場合。----クリヤーで割って塗装する。

●剥れ(はがれ)・剥離(はくり)

症状
塗膜が付着力を失い剥れ落ちる。

既存塗膜が十分付着していない上に塗装した場合。----ケレンを入念にして塗装。
塗装面に油が付着していた場合。----素地調整を入念にする。
下塗りと上塗りが不適合の場合。----塗装体系を再チェック。
錆び落としが不十分な鉄部への塗装。----ケレンを入念に行う。
軽金属の上にフタル酸樹脂塗料を塗ると剥れやすい。----ウォッシュプライマーなどアンダーコートの塗布。


色別れ欠陥 にじみ欠陥
2025年7月14日(月)
塗装膜の欠陥-5
■塗装膜の様々な欠陥について

モリタ建装なら外壁塗装欠陥を熟知していますので施工も安心です。

●色別れ(色むら)

症状
一部の色が分離して斑点や縞模様ができる。

塗料の混合が不十分。----十分に撹拌、混合する。
溶剤を多く加え過ぎた場合。----希釈しすぎない。
顔料の比重の差が著しいとき。----塗料製造時の問題。
顔料の分散が悪い場合。----塗料製造時の顔料選定に問題。

●色違い

症状
色が同一でない。

製造ロットの違い。----塗り継ぎ場所を考慮する。混合してぼかして使用する。

●にじみ(ブリード)

症状
既存塗膜や下塗りの塗料の色がにじみ出して上塗り塗膜の色が変色する。

下地に油が付着している場合。----素地調整を入念に行う。
瀝青質塗料の上に塗装するとき----シルバーペイントを使用してにじみを止める。

●やけ(黄変)

症状
白色、淡色が黄色っぽくなる。

桐油、亜麻仁油などを展色剤に用いたとき、室内で黄変しやすい。----室内には大豆油などを併用し黄変を少なくする

つぶつぶ欠陥 ふくれ欠陥
2025年7月7日(月)
塗装膜の欠陥-4

■塗装膜の様々な欠陥について

モリタ建装なら外壁塗装欠陥を熟知していますので施工も安心です。

●つぶつぶ

症状
塗装面にぶつぶつができる。

エアレス施工時に飛散した粉が乾燥前に塗膜面に付着する----塗料の希釈度の調整

●膨れ

症状
塗膜の一部が膨れ上がる。

未乾燥の塗膜に雨がかかった場合。----塗料の乾燥時間と作業時の天候を考慮する。
乾燥不十分な素地に塗装した場合、水分の蒸発が原因。----十分に乾燥させる。素地調整を入念に。
塗膜が酸やアルカリに作用されたとき。----セメント製品は養生期間を十分とる。素地調整を入念に。

●ひび割れ(クラッキング)

症状
塗膜にわれを生じる。

下塗りの乾燥が不十分な上に上塗りをした場合。厚塗りをしすぎた場合。----乾燥時間を十分にとる。厚塗りを避ける。

●艶斑(つやむら)

症状
予定の艶が出ていない。

シーラーなど下処理不十分で下地の吸い込みが烈しい場合。----下塗り塗料の再塗装。
下塗り、プライマーの面が粗すぎる場合。----上塗りをもう一度塗装。
希釈し過ぎて薄塗りした場合。----塗り重ねる。
ブラッシングを生じた場合。----ブラッシングの項を参照。
シンナーの不適。----適切なシンナーを使用。

●白化(ブラッシング)

症状
塗面が白くにごり艶が無くなる

高温多湿時、塗膜から溶剤の蒸発に伴う気化熱で塗膜表面の温度が急激に低下し、大気中の水分が凝縮して起こる。----リターダシンナーの使用。
塗装後、気温が下がり空気中の水分が塗面で凝縮した場合。----夕方までに指触乾燥するよう作業時間帯を調整する。


ゆず肌欠陥 糸ひき欠陥
2025年6月30日(月)
塗装膜の欠陥-3

■塗装膜の様々な欠陥について

モリタ建装なら外壁塗装欠陥を熟知していますので施工も安心です。


●柚子肌(ゆずはだ)・ガン肌

症状
塗膜表面がゆず肌模様になる。

シンナーの蒸発が早すぎる。------塗装条件や塗料の流展性を換える。
スプレー塗装の塗料の微粒化がうまくできていない。----より希釈して、吹き付け圧を調整。

●糸引き(いとひき)

症状
塗膜面に網目状の塗料の結晶ができる。

溶剤の蒸発が早すぎたり、高粘度の場合にガンのノズルから塗料が糸状になって吹きつけられる。
より希釈して、吹き付け圧を調整。

●リフティング

症状
塗膜が縮み状になる。

塗装塗料の溶剤が既存の塗膜を犯した場合。----塗装体系を見直す。バインダーを使用する
下塗りの乾燥不十分。----塗装間隔を守る。

●はじき

症状
塗料が均一に付着せず、部分的にはじかれる

塗装面に水、油、ゴミなどが付着している。----素地調整をやり直す。
刷毛に油脂や水が付いている。----刷毛の清掃。
エアーの中に油や水が混入している。----エア・ストレーナーの清掃。

塗り替え前 塗り替え後
2025年6月23日(月)
多色仕上げのお勧め

■現状色に近い塗り替え

前回のブロク記事と同じく、川口市内の一戸建て住宅の塗り替え工事を紹介します。

前回取り上げたお宅はガラッと色を替えましたが、今回のお宅はなるべく現状色に近い塗り替えになりました。

ベランダ手摺と1階部分は磁器タイル模様のサイディングが貼ってあり、一般的にはクリア仕上げすることも可能ですが、お客様のご意向により着色塗装にしました。

クリヤ(透明)塗装と着色塗装ですと、着色の方が耐久性やサイディングを守る効果は高いですが、目地も同じ色になりノッペリしてしまうのを嫌うお客様はクリヤ仕上げを選ばれますが、耐久性だけ考えたら着色塗装をお勧めします。

こちらのお宅も耐久性重視の為、着色塗装を選ばれました。また仕上げ色を決定する際にカラーシミュレーションで検討しましたが、結局現状色に近い仕上がりを選択されました。

住宅の新築の折には、建築士やカラーコーディネイタが熟慮して建物の色を決めたのであろうから、現状色の選択は正解だと思います。

塗装屋とくにホームページを担当していると、現状色だと塗り替えても違いが分かりづらい為、アピールに欠けるきらいはありますが、住んでる方にしてみれば今までと同じような外壁色での環境は受け入れやすいでしょう。

案の定、塗り替え前と塗り替え後の写真に大きな違いはありませんが、破風板・壁幕板・雨樋などを濃茶にしたため、建物全体が締まった感じになりました。

またシルビアNADシリコンを使ったため、塗装の艶がもの凄く、お客様にも大変綺麗になったとお褒め頂きました。

塗料は本来、艶があるほど耐久性や耐汚染性の高い良い塗料になります。どうしても艶消し仕上げが良ければビーズコートSiをお勧めします。

モリタ建装が工事したお宅の前を通るたび、綺麗な建物を維持しているのを見る事が仕事に対するモチベーションが上がりますが、もし工事したお宅が数年で汚くなっていたらショックでしょう、、(そのような事例はありませんが)なので、私は常に耐久性と耐汚染性を重点に、10年は綺麗なままの塗り替え工事を行っています。

塗り替え前 塗り替え後
2025年6月16日(月)
多色仕上げのお勧め

■住宅の外装の色で大変身させましょう!

最近手がけた川口市内の住宅の工事を取り上げます。

見積の現地調査の時点では、茶系の外装のコーディネイトの住宅で無難ではあるが特に特徴は無い外観でした。

一般住宅では茶系の濃淡でコーディネイトする事が多く大変ポピュラーな配色になります。

中にはグレーと黒色や、濃紺と淡いブルーなど特徴的な配色の住宅もありますが、冒険的な配色もあり失敗したと感じるお客様もいるようです。

私自身もお客様から配色のアドバイスを要望されると、無難な茶系やその建物の既存色に近い物をお勧めする事が多いです。

冒険的な配色を提案して、オーナー様に失敗したと感じられたら大変ですからね。

ただオーナー様の中には現在の住宅の配色に不満で、劇的に配色を替える方もいますが中には私も想像できなかったほど恰好良いお宅になる事があり、私自身も大変勉強になります。

今回のお宅も、オーナー様が緑色が好きという事で、かなり大胆な配色の塗り替えになりました。カラーシミュレーションを活用して完成を想像しやすいようにお手伝いしましたが、私からは冒険的で提案できないような配色になりました。冒険的な配色にする場合は、カラーシミュレーションの活用が必至だと感じました。

しかし完成してみると誠に格好良いお宅になったと思います。緑色はヤボッたくなったりと使う事が難しい色ですが、コントラストを大きくした緑色2色が建物を引き立ていると思います。オーナー様からも大変満足とのお言葉頂きました。

具体的には外壁塗装1階部を濃緑色、外壁2階を淡い緑色、破風や雨樋を濃茶で仕上げました。緑色だけでなく濃茶での引き締めが効果的だと感じました。

今回の配色も大変勉強になりました。オーナー様のセンスに脱帽です(^^)

このご近所で既存色に近い配色での塗り替え工事も手掛けたので、近日中にブログで取り上げます。


ハケ目欠陥 チヂミ
2025年6月9日(月)
外壁塗装2色塗りのおすすめ


■現状色に近い塗り替え

前回のブロク記事と同じく、川口市内の一戸建て住宅の塗り替え工事を紹介します。

前回取り上げたお宅はガラッと色を替えましたが、今回のお宅はなるべく現状色に近い塗り替えになりました。

ベランダ手摺と1階部分は磁器タイル模様のサイディングが貼ってあり、一般的にはクリア仕上げすることも可能ですが、お客様のご意向により着色塗装にしました。

クリヤ(透明)塗装と着色塗装ですと、着色の方が耐久性やサイディングを守る効果は高いですが、目地も同じ色になりノッペリしてしまうのを嫌うお客様はクリヤ仕上げを選ばれますが、耐久性だけ考えたら着色塗装をお勧めします。

こちらのお宅も耐久性重視の為、着色塗装を選ばれました。また仕上げ色を決定する際にカラーシミュレーションで検討しましたが、結局現状色に近い仕上がりを選択されました。

住宅の新築の折には、建築士やカラーコーディネイタが熟慮して建物の色を決めたのであろうから、現状色の選択は正解だと思います。

塗装屋とくにホームページを担当していると、現状色だと塗り替えても違いが分かりづらい為、アピールに欠けるきらいはありますが、住んでる方にしてみれば今までと同じような外壁色での環境は受け入れやすいでしょう。

案の定、塗り替え前と塗り替え後の写真に大きな違いはありませんが、破風板・壁幕板・雨樋などを濃茶にしたため、建物全体が締まった感じになりました。

またシルビアNADシリコンを使ったため、塗装の艶がもの凄く、お客様にも大変綺麗になったとお褒め頂きました。

塗料は本来、艶があるほど耐久性や耐汚染性の高い良い塗料になります。どうしても艶消し仕上げが良ければビーズコートSiをお勧めします。

モリタ建装が工事したお宅の前を通るたび、綺麗な建物を維持しているのを見る事が仕事に対するモチベーションが上がりますが、もし工事したお宅が数年で汚くなっていたらショックでしょう、、(そのような事例はありませんが)なので、私は常に耐久性と耐汚染性を重点に、10年は綺麗なままの塗り替え工事を行っています。

現場左から 右から
2025年6月2日(月)
ただ今、連棟で2件現場やってます

■近所のお宅の塗り替え工事は管理しやすいです

現在東川口で、5棟の建売住宅の内、中2棟はさんで2棟の外壁塗装・屋根塗装工事を担当しています。

隣り合ったお宅の2棟を同時に工事する事はたまにありますが、2棟挟んだお宅を工事するのは初めてで、斜めから見たら結構感動したのでブログに取り上げます。

隣り合った2棟の場合、面した外壁面の足場を共有できるため工事価格が安くできます。このためたまにお隣同士2棟まとめて工事する事があります。

今回は右側のオーナー様にモリタ建装の工事がが気に入られ左側のオーナー様を紹介頂き工事が決まりました。

モリタ建装は工事開始日・工事完了日を近隣に告知するためチラシの投函をしていますが、写真の近隣の方はチラシがチョクチョク配布され戸惑ったと思います。

ただ私は毎日現場にいてご近隣の方にも積極的に挨拶していたら、近隣の方も気軽に私に工事の質問をされるようになりました。

私、森田雄三は現場監理もしていますが、このような2棟の場合では両方を同時に管理できるため非常にやりやすいです。

外壁が面しているわけでは無いので、足場共有等の工事価格の低減はありませんが、作業者もやりやすいし私も管理しやすいので比較的お安い工事価格になります。

2つの現場にはさまれた中の2棟のお客様には大変ご迷惑でしょうが、綿密な工事管理、工事内容の告知等に努めますのでよろしくご容赦ください。

モリタ建装が工事したOB客様には、外壁塗装を望む知人様を良く紹介頂きます。弊社の工事に満足されたからだと思いますが誠にありがたいことです。

塗膜剥離 塗装の膨れ
2025年5月26日(月)
塗装膜の欠陥

■塗装膜の様々な欠陥について


住宅の外壁塗装における塗装膜の欠陥について紹介しています。わかりやすく症状を分類しました。素人目には解りづらいものもありますが、モリタ建装では完成時の社内施工検査でチェックしています。

塗膜欠陥の分類

塗料の持つ特性を完全に発揮させるには、塗装時の環境や作業的な問題などの諸条件が影響します。よりよい条件で正しく塗装されて初めて、美装と保護の塗装の目的が果たせるわけです。欠陥の原因を明らかにすることで、欠陥の予防と対策に効果を上げることが出来ます。
塗装の欠陥には施工時の気温・湿度などの環境要因と、作業者の施工ミスによる技術要因、建物の下地に起因するものなど様々です。

塗装膜に欠陥を生じさせない工事を行う事がモリタ建装の経験とノウハウになります。

次回ブログから具体的に各欠陥の説明をします。

●塗膜の表面の欠陥
刷毛目(はけ目)
流れ(ながれ)
縮み(ちぢみ)
柚子肌(ゆずはだ)・ガン肌
糸引き(いとひき)
リフティング
はじき
ミスト
膨れ(ふくれ)
ひび割れ(クラッキング)

●塗膜の艶に関する欠陥
艶斑(つやむら)
白化(ブラッシング)

●色に関する欠陥
色別れ(色むら)
色違い
にじみ(ブリード)
やけ(黄変)

●塗膜の不良欠陥
乾燥不良
もどり
白亜化(チョーキング)
剥れ(はがれ)・剥離(はくり)


長期改修計画
2025年5月19日(月)
塗装設計における経済的要因

■コスパも考えて塗装を考えましょう

外壁塗装や屋根塗装塗り替え工事では高いお金をだせばいくらでも良い塗装が出来ます。高額を出してフッソ塗料を使っても、フッソの耐用年数以前にシーリングや鉄部塗装などが劣化してしまうので、耐久性の低い部分からの再塗替工事が必要になり無駄になってしまいます。

大切なのは建物の塗り替えサイクルの年数を考えて、コストパフォーマンスの良いものを選択していくことです。
モリタ建装では塗り替えサイクルを標準仕様で10年、高耐久仕様で15年程度に設定しています。

塗料選定上、経済的な側面から捉えた要因をまとめてみました。

●塗料の価格 : 石油製品高騰の折、塗料の価格も大事な塗料選定の考慮要因です。 

●塗料の使用量 : 単位面積当たりの塗料使用量も塗料決定時の大切な要因となります。
 
●耐用年数 : メンテナンスコストと共に大切な経済性の要因になります。 

●メンテナンスコスト : 塗料の価格面と同程度に重要な要因です。 
 
塗装設計の要因・塗膜厚

塗り回数 : 塗料によって必要塗り回数は異なります。1回で十分なものから4〜6回必要なものまであります。塗料によって異なりますので確認が必要です。 
塗料使用量 : 塗料によっては単位面積当たりの使用量が大きく違うことがあります。使用量は塗り回数によっても変わってきます。 

塗装設計における塗装工程・塗装作業上の要因

塗装の単独工事以外の場合、他の工事と塗装工事との兼ね合い、養生の必要性など作業工程を決定する上で大切になります。これを誤ると仕上がりにも影響し、トラブルの元にもなります。経験と総括的な視野が要求されます。

塗料選定計画
2025年5月12日(月)
塗料選定計画

■建物にフィットする最適な塗料を選定します

外壁塗装、屋根塗装工事において数多くの塗料の中からどの塗料を選定するか。その際の考慮すべき要因を簡単にまとめてみました。

●塗料の選定計画

耐用年数 : 要求される耐用年数はどの程度か。 シリコンやフッソなどの樹脂の選定。

被物塗物の素材の種類 : 塗料は被塗物の素材に応じて設計されるのが一般的です。素材別に適した塗料を選ぶ必要があります。 

期待する性能:遮熱効果や防水効果など特殊機能が必要かどうか。

既存塗膜の種類(塗り替えの場合) : ブリードなどの問題を起こさないよう、既存塗膜を考慮した塗料やアンダーコートの選定が必要です。 

塗装工程(工期的な問題) : 周辺工事との兼ね合い、塗装工程と工期との兼ね合いなども考慮が要求されます。 

塗装の仕上がり感 : 艶の有無、パターンの必要性などどのような仕上がり感が望ましいのか検討する必要性があります。 

●塗装方法の選定計画

塗料をどのような塗装方法で施工するか、塗装方法の選定に考慮しなければいけない要因を簡単にまとめてみました。

被塗物の形状 : 形状によっては刷毛塗りではきれいな仕上げが困難な場合があります。そうしたときはスプレー塗装を採用したり、広い面積の場合はエアレス塗装を選
定したり、飛散が問題なときはローラー塗装にしたりと考慮が必要となります。 

環境汚染、安全 : 塗料の飛散、溶剤の臭い、毒性など特に都市部での工事には住宅が密集しているので近隣への配慮が必要になります。なるべく環境型、無公害塗料の
選定が大切になります。 

塗膜厚 : メーカー規定の塗膜圧を塗装施工するのは当然ですが、仕上がり感の要求で塗膜に重量感が必要な場合、複層吹き付け材を使用します。スッキリ感を出したい
場合は薄塗りで耐久性のあるエナメルを選定したりします。 

足場 : 塗装方法によって足場の必要性、足場の種類も変わってきます。

●塗装方法の種類
ここでは主に建築塗装で、現場施工の際に用いられる塗装方法を紹介しています。

刷毛塗り 
ローラー塗り 
スプレー塗装 
エアレススプレー塗装 
ガン吹き 
コテ(左官コテ、パターン付けコテなど)塗り

以上の項目を現場の環境・状態から最適な物を選定していきます。

改修前 改修完了
2025年5月5日(月)
M様邸外部改修工事

■川口市内の塗り替え物件をご紹介します。

先々週サイディング壁のカチオンモルタル補修で取り上げたM様邸の工事をご紹介します。

モリタ建装は工事の80%程度が川口市内と言う地域密着型の会社です。社長の私自身、川口市で生まれ高校まで市内の公立学校に通い以来ずーっと住んでいて、川口に対する地元愛は多大にあります。川口市の建物を美しく機能的に長寿命住宅にしたいというポリシーで運営しています。

近くの現場だと、毎日監督に行けますし管理が大変容易です。また急なお客様の依頼にも適応できますし工事後の対応もスムーズに行えます。

ぶっちゃけ現場への移動時間が無いという事は、私自身も作業者も移動時間がかからないので大幅な経費削減になりお安い工事価格も提供できます。
片道2時間の遠距離物件では往復で4時間と毎日半日程度が無駄になってしまいます。

M様邸は前回の塗り替え工事から15年程度経過していて、屋根や外壁の塗装膜が完全にチョーキング(白粉化)していて、本来ならツヤツヤの塗膜がツヤ消しの様になっていました。

また、目地シーリングも亀裂や欠損があり一刻も早い改修工事が必要な状態でした。先々週ブログに取り上げたガレージ前のサディングの欠損もありました。

今回は屋根塗装は遮熱パラサーモSi、外壁塗装はシルビアNADシリコンの高耐久仕様で行い、お客様の依頼で現状色で塗り替えたため、写真では解りづらいですが、全体がツヤツヤのピカピカに仕上がりお客様にも喜ばれました。

工事前と工事後で差異が解りづらいですが、現状の色に近い物を希望されました。大体50-60%のお客様は現状色を選ばれますが、今まで慣れ親しんだ住宅の色を使う事は設計士やカラーコーディネンターが熟慮して選んだ色でしょうから良い選択と思います。

ただ、現状の塗装膜は紫外線で劣化して色が変色しているたり、マダラに色飛びしているのでマッタク同じ色にはならない事にご注意ください。

補助金申請書
2025年4月28日(月)
川口市リフォーム補助金について

■川口市リフォーム補助金申請はモリタ建装におまかせください。

川口市に住んでいるお客様が、川口市内の塗り替え業者で住宅リフォーム工事を行う場合、工事金額(税込)の5%を市の補助金をうけられる制度で、最大10万円となっています。

補助金申請には、・申請書・チェックシート・見積書・契約書・工事写真帳の提出をもって受付が行われます。

ここで問題なのが、基本的には申請者が一般のお客様になり、一般のお客様が上記の書類を作成し市役所建築課に提出する流れです。

しかし、・工事写真帳の提出が一般の方には難関で、弊社も今回の手続きで全8頁の施工前の写真帳を提出したら、新たに6ケ所の写真提出を求められました。

ようは見積書の内訳に載っている工事すべてが写真で確認できるようにするという事で、昨年までより随分と厳しい工事写真提出になっていました。

モリタ建装は役所工事を良くやっているので、書類や工事写真はお手の物なのですが、その弊社でさえ厳格な工事写真基準になったという印象なので、一般の方にこれを作れというのはハードルが高いように感じました。

まぁ厳しくなるという事はズルをする業者がいるという事なのでしょうから、弊社もこれに適切に対応していきます。

モリタ建装に川口市補助金申請をまかせて頂ければ、書類や写真帳作成はすべて弊社でやりますので、お客様は数か所にご署名いただくだけです。もちろん無料で対応しています。トータルで10種程度の書類が必要になるので、一般の方には多大な労力になってしまいます。

ただ問題なのが上記写真の受付番号が092番で、提出した日は申請が始まった2日めのR7/4/21なので、1日半で92現場が申請されたという事です。補助金の制度には予算があり、多分300件くらいで予算終了になるので、補助金を使いたければ申請開始日から1ケ月程度、2ケ月過ぎると終了してしまうかもしれないので、なるべく早くの工事契約が必要になります。

住宅の外壁塗装を予定して川口市リフォーム補助金をご検討の方には早急にモリタ建装にご依頼ください。

成型補修後
2025年4月21日(月)
サイディング壁成型補修

■サイディグ壁の補修は成型補修のモリタ建装へ!

今回受注した川口市内のサイディング住宅M様邸では、1階がガレージになっていますが駐車の際にガレージ前のサイディング壁に自家用車を衝突させて、サイディング
壁が破損しています。

通常このようなサイディング壁の修繕には新規にサイディング壁の張り直しが必要になります。

サイディングの貼り替え修繕には、大工さんに依頼し高額な工事費が発生してしまいます。

また建物が古い場合には、販売が終了してしまっていて柄や模様が同じサイディングがないという事が多いです。

モリタ建装ではこのようなサイディングの修繕ではカチオンモルタルをコテや目地ゴテを使い、模様を合わせた成型補修をしています。

M様邸サイディグの貼り替え修繕したら、10万円弱の補修費がかかってしまいますが、カチオンモルタルによる今回の補修では無料で治しました。

カチオンモルタルのカチオンとは電気イオンの事で、下地と電気的に接着し大変高い接着力が期待できるのでモリタ建装では良く使っています。

補修後の写真を見て頂くと、サイディングの模様に合わせた成型補修の跡が解ると思います。左官職人がやっているわけでは無いので、表面の凹凸や目地がかならずしも直線でない点はありますが、無料補修の割に綺麗に治っていると思いますし、お客様にも大変喜ばれました。

モリタ建装は見積に載せないサービス工事を良くやっていますが、なかには完璧な補修と言えないものもありますが、サービス工事という事で認識して頂いています。

このカチオンモルタル補修は、屋根コロニアル、モルタル外壁、サイディング外壁などあらゆる欠陥に使用でき、単純な成型なら簡単なので良く使っています。

予算を掛けられないが大きな欠損がありましたら是非もモリタ建装にご相談ください。

建物診断書 施工説明書
2025年4月14日(月)
塗装計画

■あとで後悔しないように塗装計画は綿密に

十数年に1回という建物の外装リフォームなので塗装計画はじっくり考える必要があります。

●塗装計画とは

外壁塗装工事の計画には、塗料の選定、塗装方法、足場の問題、経済性、耐久性などを総合的に考慮しなければなりません。このような要因を総合的に検討、判断をして一つの塗料と塗装方法を決定し、適切に施工されるように計画することが塗装計画です。

本来、これは建築設計士の領域です。新設工事の場合ですとテキストどおりの標準仕様で問題ない場合が多いですが、塗り替え工事の設計となりますと、被塗物の現状・程度により適切な下処理方法を選定しなければなりません。それにはそれなりの現場経験が要求されます。
そこで知識が豊富でノウハウのある改装専門の塗り替え専門塗装店の出番となります。

・塗装技術の要因

被塗物の種類は何か(モルタル、木部、鉄、スレートなど)
被塗物の塗装素地としての状態は(さび、ひび割れ、塗膜の浮き、剥れなど)

・施工方法、作業工程との関連は 経済的な要因

工事費の予算上、単価的にはどうか耐久性はどの程度か
お金を掛ければかけるほどフッソや無機塗料など高耐久の塗料を使い20年以上もつ塗り替えもできますが、コスパの点からいえば一般に流通量の多いシリコン系塗料の方が優秀など、塗り替え工事に関する価格の重要性は高いです。

モリタ建装としてはシリコン系塗料で15年程度もつ塗装が一般的には良い選択で、足場が掛けづらいとかあまり塗り替え工事をしたくないので超耐久の塗装をしたい場合は高価格になりますが無機塗装をお勧めします。

現場・塗装部位の上記の状態から、どのように足場を掛け、どのようなケレンをし、どのような下塗りを選定し、どのような上塗りを選定するか。
そしてそれら選定工程は経済的に見てコストパフォーマンスの高い物であるかを設計する事が塗装計画になります。

モリタ建装ではこれらを、「建物診断書」により部位ごとの写真付きで塗装設計をお客様に提示します。

塗料設計単価表
2025年4月7日(月)
塗料の設計単価について

■塗装設計単価には注意が必要です。

各塗料メーカーのホームページやカタログには設計単価と言う基準単価が掲載されています。
注意点としては塗料の設計単価には、下地補修や下塗り材が含まれないケースがある事です。

また塗装面積は大きければ多いほど仕事の伸び進捗が効率的に行くので、大面積ほど面積当たりの単価は安く施工できます。
10uと1000uだと1000uの方がu単価は安く施工できるという事です。
逆に10uでも塗装準備や交通費などは変わらないので、経費等が高くなってしまいます。

そこで塗装の設計単価表では、だいたい300u以上の塗装面積を基準に積算されています。
設計単価が2000円/uで塗装面積が10uの場合、2万円で出来るとは限らないという事です。
塗料メーカーによっては一般住宅用の単価が掲載されている場合もあります。

ただ弊社の得意とする一戸建て住宅で外壁塗装が300u以上の面積なんて相当な豪邸でないと無いので、一戸建ての塗り替えに関してはメーカーの設計単価は目安程度にお考えください。

また塗装しない部分つまり養生する部分が多かったり、役物が多い場合や下地の状態などによって設計単価より高くなることがあるので、正確な金額が知りたい場合は、現場調査の上見積書を取るのが良いでしょう。

メーカーの設計単価をそのまま使っているのは大手ハウスメーカーくらいで、モリタ建装のような直接施工業者なら設計単価の60〜80%程度になります。

設計単価を参照する場合はu数の大小や施工のしやすさなど変数があるので注意が必要になります。

オトナシート
2025年3月31日(月)
防音材について

■防音・制振なら簡単施工のオトナシートをお薦めします

クーラー室外機の振動・鉄骨階段の歩行音・霧除けトタン屋根の雨だれの音など、低周波系の騒音に悩んでいる人は多いようです。
普段はなんて事ないのですが、一度気になると煩わしくなるようです。低周波の人間への影響は大きい物があるようです。

そんな時には弊社も塗料で良く使っている日本特殊塗料(株)の「防音一番」オトナシートが活躍します。
アスファルト系の素材で、自動車の防振・防音で培った技術により開発しました。

私自身は普段は気にしませんが、夏場のクーラーの室外機の音が気になり眠れなくなったことがありましたが、室外機の天板にオトナシートを貼ったらかなり低減化されました。ただアスファルト素材なのでオトナシートの上にシリコン系などの塗料を塗りました。

接着剤付のシート状で、形状も自由になるのであらゆるものに貼り付けられます。
日本特殊塗料(株)は防音素材で実績があり、各車メーカーに納品しています。車の底面にあるゴツゴツした黒い塗料です。

本体は黒いシートですが、水性の塗料によって塗装も可なので目立たなくすることも出来ます。

自動車好きの若者が車のオーディオに凝ってスピーカーを沢山つけたりしていますが、振動だらけで音が濁ってしまいます。これの防振材として「防音一番」が人気でかなり使われているようです。

パソコンもファンなどの振動から雑音を発生していますが、ケースの側面に貼って音を消す事も出来ます。

外壁塗装工事でも雨音の気になる窓上の小庇に貼り付けて塗装したりたまに使っています。

本格的に防音・防振処理を設計すると数百万なんてかかりますが、気軽に防音・制振ができる超簡単・超便利なアイテムです。

ちなみに防音塗料という物もあるので、本格的に防音・制振をお考えの方はモリタ建装にご依頼ください。

石膏プラスター 漆喰
2025年3月24日(月)
塗装素材-6

■塗り壁類

主に住宅内装で多く使われるものが塗り壁になります。現在ではほとんど内装壁はクロス貼りが多いですが、純日本家屋などには多く使われます。

塗り壁は吸い込みや接着性など、種類によって塗装可能な物が異なるので、深い知識と経験が必要になります。

塗り壁の特性を知らずに塗装すると、剥離や亀裂などのトラブルがおこります。またビニール製のクロス壁は基本的に塗装不可になります。

以前の和室では京壁や繊維壁や砂壁等々、その素材を熟知してないと塗装はしない方が良いです。
どうしても塗装したい場合はモリタ建装へご相談ください。

■石膏プラスター

石膏だけを単独で使用することもあるが、炭酸カルシウムや川砂を練り込み、さらに結合材としてすさ(麻の繊維)を加えて塗り壁に使用する。 
炭酸カルシウムを加えた場合。弱アルカリ性を示す。 
石灰を加えた場合は強いアルカリ性を示す。 
塗装はしやすい素材であるが、表面が劣化してくると塗料の付着力が問題になってくる。 

■ドロマイトプラスター
酸化カルシウム、酸化マグネシウム、それに天然鉱石を粉砕したものを混練して造られる。 
収縮率が大きく、割れができる欠点がある。アルカリ性を示し、塗装素材としては注意が必要。 

■漆喰
消石灰(水酸化カルシウム)が主成分で、これにふのり、すさ(麻の繊維)、川砂などを加え、混練りして塗り壁材としたもの。 
日本古来から使用されている塗り壁材で、アルカリ性が長期に渡って残り、塗装素材としては厄介である。 
表面は滑らかで、その点では塗装素材としてはよい。 
    

モリタ建装ドットネット
2025年3月17日(月)
モリタ建装ドットネット

■モリタ建装サイトは社長が作っています だから即更新!だから超正確!

いつもモリタ建装ドットネットを閲覧ご愛顧いただき誠にありがとうございます。コンテンツやブログ記事などで、こういった情報が知りたいなどありましたらメールでご指導ください。

最近お客様からモリタ建装ドットネットサイトを良く見ている、社長のブログも読んでるよ。とよく言われます。

読みやすくていいよねとも言われますが、私が1から全て作っているため最近のサイトデザイン技術などまったく無く古臭いデザインのため、解りやすいと言われると嬉しいとともに赤面ものです(^^; いわゆる器用貧乏サイトと自認しています(笑)

私は1997年当時にマイクロソフト社のフロントページというソフトでホームページを作り始めました。まだまだ会社のサイトは少なく、インターネット人口もあまりいなかったように記憶しています。しかもその数年後フロントページは無くなってしまいました、、、

そもそもネットは1990年代初頭にニフティサーブという掲示板サイトいわゆるパソコン通信時代で、シンプルなテキスト会話として使いはじめ、塗装業という仕事柄、画像編集は結構得意だったのでホームページ作成もチャレンジして、それ以来会社のサイトは全て自分で作っています。

本来ならホームページ作成会社に依頼して素晴らしい会社サイトを作るべきなのでしょうが、更新・校正やデザイン調整などを自分でしたい為に自作しています。そもそも外壁塗装や屋根塗装の塗り替え工事に詳しい者が作るのが一番良いと考えているからです。

2000年当時は塗装業者のサイトなんてほとんど無かったので、結構サイト経由の依頼の仕事がありましたが、2010年あたりから競合サイトが増え依頼は少なくなり、googleの検索順位も50位前後と不調の時代が続きます。このへんでホームページ作成会社に依頼して、検索順位などにも対応したサイトにすべきだっのでしょう。

昨年からgoogleの検索順位やスマホサイトにも対応できるページを色々と勉強しながら作り、四苦八苦しながら運用していたら、今年になって[川口市 住宅塗装][川口市 塗り替え]などでgoogleの検索順位1位を取れるようになり、自分でもワケワカメな嬉しい状態です。

それ以前は月に1件あるかないかの見積り依頼メールも今では月に10数件程度来るようになりました。サイト経由の見積は10%サービスしてるので是非ご依頼ください。

サイトサーバー管理費は年間1万円でサイトは自作なのでまったくお金がかかっていませんが、芸は身を助ける状態でありがたいと思っています。これらの営業経費低減化によって益々お客様に低価格の塗り替え工事が提供出来るように研鑽いたします。

これからも引き続き弊社サイトのご愛顧をお願いします。またこうしたらより良いサイトになる等のご指導ご意見もメールなどでお願いします。

塗装前 塗装完了
2025年3月10日(月)
Hハイツ外部改修工事-7

■工事完了しました

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

1ケ月半ほどの工期でHハイツ外部改修工事が無事完了しました。

写真を見て分かるように、特徴の無かった外壁を2色に色分けする事によってメリハリのある外観にしました。鉄製階段・廊下・廊下床を全て濃いほうの茶色の色に合わせて建物としての統一感も出たようです。

そもそもこちらの現場は2社の合い見積もりで、モリタ建装は相手より20%安かったそうで、安い工事金額と美しい仕上がりにオーナー様にはとても喜ばれたことは、塗り替え業を営む私としても大変うれしかったです。

問題の多い建物で、屋根の塗装の劣化・屋根棟包み鋼板の喪失・外壁シーリングの劣化・鉄部の錆等々多くの営繕箇所がありましたが、そのすべてを適切な工法・塗料で解決できました。建物の色々なトラブルを弊社の豊富な経験とノウハウによって適切に営繕します。

外装のほとんどの部分を塗り替えたため、建物のイメージはガラリとかわり、とても昭和末期に建てられた建物には見えなくなりました。

賃貸物件はなるべく建物にお金を掛けたくないところではありますが、建物が汚いと住民のモラルが低下し益々きたない環境になり、住民の質や民度も下がるので、賃貸オーナー様としては悩ましい問題ですが、安い工事金額で建物を手入れすると住民の質も安定し、長い目で見れば大きな利益になります。

私としても大変遣り甲斐のある工事でした。このような大き目の物件も適切に工事できるモリタ建装に大事なご自宅をお任せください。

東川口駅前の道路を美園方面に500〜600m行った右側がHハイツになります。ご近所にお寄りの際は是非ご覧ください。

屋根完了検査 外壁完了検査
2025年3月3日(月)
Hハイツ外部改修工事-7

■塗装工事完了検査

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

塗り替え工事は弊社の作業者によって施工されますが、職人の目には気づかない部分や見過ごしている箇所を確認するために全ての工事で私が直接に完了検査しています。

ズーットその現場を作業していると、職人は気づかないで手直しの箇所を見過ごしてしまう事はタマにあるので、複数の目で確認する事が大変重要になります。

工場などの製造業でも完成品のダブルチェック、トリプルチェックは大事な工程だそうです。

モリタ建装は工事完了後の私の完了検査には、常に担当した作業員が立会い、チェック箇所はその時その場で手直しするので、手直し忘れはありません。

左の写真は屋根検査の状況ですが、オーナー様にはなかなか見られない部位なので細かく検査します。

特に1階周りや玄関回りに関してはわずかになミスも無いように細かく検査しています。

またオーナー様に依頼された色番号や適正な材料が使われたかもチェックしていますが、弊社が全ての現場で提出している工事写真帳でも、適正な材料・工程が行われている事を確認できます。

全ての物件を私が検査してオーナー様に満足される工事を提供しています。

塗装前 塗装完了
2025年2月24日(月)
Hハイツ外部改修工事-6

■雨戸・戸袋板も塗り替えましょう

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

Hハイツのベランダ面は窓が大きくて枚数が多く、壁面はほとんど雨戸・戸袋板です。

一般住宅でも雨戸・戸袋板は良く見られますが、錆や劣化の観点からは別に塗装しなくても良い部分です。予算が無い場合は雨戸・戸袋板を塗らない選択を選ぶお客様もいます。

ただ経年劣化から雨戸・戸袋板は、チョーキングや汚染しています。建物全体が綺麗になった場合、この汚染が目立ってしまうのでモリタ建装では雨戸・戸袋板の塗り替えをしています。錆などの劣化はしないけど建物全体が綺麗になると目立つものは見積に入れています。また劣化はせずともシリコン系塗装によって塗装物が守られるので無駄ではありません。

特にHハイツのベランダ面はほとんど雨戸・戸袋板なので、塗り替えした事が感じられなくなってしまうので、予算的な問題はありましたが雨戸・戸袋板の塗装が決まりました。

建物の外観にたいして雨戸・戸袋板の存在感は思ったより高く、建物の塗り替えに際しては塗り替える事をおすすめします。

雨戸・戸袋板の塗り替える色に関しては、雨戸特有の色があるのでモリタ建装では雨戸専用の塗料を使用しています。また新築時から雨戸は艶が無いので、塗り替えに際しても艶が抑えられたものを使っています。

雨戸・戸袋板は錆や劣化が無いので、錆止め等の下塗りは必要無いので、上塗り2回仕上げにしています。

工事前 足場仮設
2025年2月17日(月)
Hハイツ外部改修工事-5

■綺麗な足場は良い仕事の証です

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

建物の外装塗り替え工事には、外部全体に足場が必要になります。

足場は完了後には解体撤去し建物にはなにも残らない工事なので、見積書段階で必要無いんじゃないか?と疑問を持たれる方もいます。

しかし、シーリング・水洗い・塗装・手直し・検査等々で10回以上の工程をこなすには足場は必須の物になります。ハシゴなどで塗り替え工事をする業者もいますが、数回の工程しかこなせないでしょうし、足場の養生シートも無いので近隣への塗料飛散事故など考えれば足場の必須性がわかるでしょう。

昔は木の丸太足場など使われ、次第に鉄の単管足場になり、現在ではシステマチックなBIKE足場が標準になりました。

BIKE足場はサイズや接合方法など十分に安全性が向上し、なにより工事時間が早い為、工賃の低減にもつながっています。

足場を使用する作業員にとっても、BIKE足場はキチンと床板があるので安全で正確に工事が出来ます。

今回の写真を見て分かる通り、大変綺麗な足場とメッシュシート掛けになっていますが、これがガタガタでみすぼらしい足場の現場もたまに見られますが、このへんを留意しない塗り替え業者ではロクな仕事は期待できません。

外から足場を見てガッチリ綺麗に欠けられている現場は、仕事内容も丁寧で間違いのない工事を期待できるでしょう。

後に残る物ではありませんが、良い仕事には足場は必須の設備になります。

ですからお客様にも足場金額が見積書に乗っている事にどうぞご理解をお願いします。

塗装前 塗装完了
2025年2月10日(月)
Hハイツ外部改修工事-5

■鉄部の塗装は錆に十分注意し長持ちする塗装にします

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

前にも書きましたが、ハニーハイツの廊下天井は鉄製品で、旧塗膜も剥がれおち各所で錆が進んだ状態です。

人が歩く廊下なので、事故が起これば人身事故にも繋がってしまう大変大事な部位です。

錆びた鉄の塗装で一番大事なのは、現在錆びている部位を綺麗に撤去する事です。しかしサンドブラスターなどを使えば旧塗膜も錆びも完全に取り除けますが、塗り替え工事では手作業、せいぜいが電動工具を使う程度なので旧塗膜は活塗膜は残し、錆も脆弱部を全て撤去する程度になります。

鉄が錆びるという事は、鉄が酸素に触れて酸化する事により発生するので、鉄と空気を触れさせない事が重要になります。

今回は錆を電動ドリルにワイヤーカップを取り付けたもので入念にケレンして、エポキシ系錆止めで完全に封じ込め酸素に触れないようにします。ただエポキシ系錆止めは紫外線に弱い為、上にシルビアNADシリコンを中塗り・上塗りして仕上げました。

このように鉄と酸素が触れない塗装を心がければ、鉄製品でも長期間錆びないものを期待する事が出来ます。

シルビアNADシリコンは弱溶剤2液性シリコン塗料で大変高耐久の塗料です。この上位にはフッソがありますが、コスパはシリコンの圧勝なので通常の塗り替え工事では最高の塗料だと思います。

モリタ建装の高耐久仕様の見積ではシルビアNADシリコンを使っています。

写真は左が塗装前で旧塗膜はハガレ各所に錆が発生している状態で、右がエポキシ系錆止め・シルビアNADシリコンで仕上げたものになります。

屋根工事前 工事完了
2025年2月3日(月)
Hハイツ外部改修工事-4

■屋根の塗装は必ずやりましょう。

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

住宅の塗り替えでたまに屋根を塗装しない物件を見ますが、外壁を塗装した折に全面足場を掛けながら、何故屋根を塗装しなかったのか判らない工事をたまに見かけます。

住宅の屋根には和瓦・洋瓦・コロニアルなどいろいろありますが、特にコロニアルは厚みが5mm以下ととても薄いスレートなので、小亀裂から破損に悪化しやすく絶対塗装をした方が良いものです。10年ごとに塗装すれば数十年持ちますが、塗装しないと20年弱で劣化が進み、コロニアル貼り替えが必要になります。

たまにコロニアル瓦がミルフィーユを剥くようにささくれ立ったような剥離をしているものがありますが、これはアスベストが禁止された折、今までコロニアルにアスベストが接着剤として良く使われていたので、それを除去した結果、ひじょうにモロいコロニアルになってしまった製品です。

このささくれだったコロニアルは塗装してもすぐに剥けてしまうので塗装不可です。コロニアルの貼り替えや金属屋根カバー工法と言った100万円に近い工事費が掛かります。

そしてどうせ屋根を塗り替えるなら遮熱塗装をお勧めします。塗装代はあまり変わりませんし、夏場の最上階に上がった時のムワッとした熱気がかなり緩和され、最上階室の光熱費も低減されます。

Hハイツの屋根コロニアルは表面の塗料が劣化してほとんど剥がれた状態で、屋根頂点の棟包み鋼板が無くなり、室内に雨漏りが発生していました。左の写真が工事前の物です。普通なら棟包み鋼板を新設しますが、現場環境が強風が多く再び棟包み鋼板が吹き飛ぶと恐れがある事と、工事金額を安くしたいというオーナーの意向から、棟包み部分をウレタン防水する事にしました。また屋根裏の湿気を排出するため、複数個所に脱気盤を設置しました。右の写真のグレーのラインがウレタン防水です。

ウレタン防水する事によって工事金額は棟包み鋼板新設より1/4程度になり、強風によりフッ飛ぶ恐れもありません。またコロニアル全体を濃茶で塗装する事により、劣化が進んでいた旧コロニアルを高耐久にしました。


シーリング撤去 テープ養生
2025年1月27日(月)
Hハイツ外部改修工事-3

■シーリングの種類などなど

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

Hハイツは壁がサイディングの為、目地にシーリングしてあります。モリタ建装ではサイディング間目地に関しては全て古い物を撤去して新規シーリングします。

Hハイツでもいつもどおりシーリングを撤去してたら、作業員からシリコンシーリングが使われていると報告を受けました。

シリコンシーリングはホームセンターでも良く見られる、透明やホワイトのシーリング材で、施工が簡単で防水性が高いので一般の方には使い易い製品でしょう。

ところが塗り替え業者にとってシリコンシーリングは天敵なようなもので、この上にはどんな塗料も塗装できませんし、ブリージング現象という汚染を呼びつける事があります。私たちはシリコンシーリングは扱いずらいので絶対に使用しませんが、知識の無い大工さんや電気などの設備屋さんは施工性の良さから結構使っています。

シリコンシーリングなんか使ったら塗り替えが出来ないので、既存シールを全て撤去しポリウレタンシーリングに打ち替えました。

塗り替え工事で使われるシーリング材は主に変成シリコンとポリウレタンが使われます。変成シリコンはシンコンコシーリングと違って上から塗装できる性質があります。変性シリコンと書く業者もいますが変成が正しいです。大学の化学の教授のお宅を塗り替えた時に教わりました。

モリタ建装ではシーリングの上に塗装する場合はポリウレタン。上に塗装せずシーリング自体が表しになる場合は変成シリコンを使っています。これは変成シリコンは高額なのと、塗料との接着性はポリウレタンの方が高いからです。またポリウレタンは紫外線に弱いので表しに出来ません。

また質の悪い業者は目地シーリングを全撤去せず、悪い部分だけ撤去や旧シーリングを撤去せずに新規に打つ、ブリッジ工法やカバー工法とごまかして施工する業者がいます。シーリング撤去費がかからない事とシーリング材料代が掛からない事でいわゆる手抜き工事です。

シーリングメーカーの技術者に聞いたところ、新規シーリングは最低厚みが5mmないと数年で亀裂がでて耐久性が保てないと聞きました。ブリッジ・カバーなんて1mm程度しか厚みが無いので、数年で亀裂が発生してしまいます。工事保証書を発行しているモリタ建装ではシーリング撤去無しなんてありえません。

窓回りシーリングに関しては、本当なら撤去したほうが良いのですが、三角シーリングで厚みが確保できるので、工事費低減の為に旧シーリングを撤去していません。

鉄骨階段 鉄骨廊下軒天井
2025年1月20日(月)
Hハイツ外部改修工事-2

■鉄骨の塗装はノウハウ豊富のモリタ建装に!

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

Hハイツは築年数が30数年と古いので、階段や廊下が鉄骨で出来ています。

鉄は素材が安く成型が容易なため以前では建築に大変良く使われていました。ただ、5年程度で錆びがはじまり、錆が進行すると大きな金額の補修営繕費がかかってしまうので、近年の建物からは敬遠されています。これは木材にも言える事ですね。

鉄骨の廊下の床はデッキプレートと言う横に凹凸状にして強度を高めた鉄板の上に、モルタルやコンクリで床を形成していますが防水していないものが多い為、鉄製デッキプレートの錆が進み、床板が崩落する事故がタマにおきます。人身事故にも繋がる大きなトラブルになるので鉄製廊下の建物は注意が必要です。

デッキプレート上のモルタルにタキストロンのようなエンビシート防水を施してあれば良いのでしょうが、エンビシート防水は高額になってしまうので、古いアパートに使うのは中々難しい為、モリタ建装ではウレタン防水か防塵塗装で修繕しています。

今回のHハイツでは予算的に防塵塗装にして、壁との繋ぎ等漏水が予想される部分はウレタンシーリングする事にしました。一般的に床用防塵塗装はすぐに剥がれたり傷が付きやすいですが、今回はモリタ建装の薦める日本特殊塗料(株)のユータックRを使用します。

ユータックRはとても優れた床用塗料で、比較的安価で剥がれづらく大変よい塗料です。当サイトの[プロが教えるdiy塗装法] http://www.moritakenso.net/diy-painting.html の最後にもユータックRをご紹介しています。

写真の左は鉄骨階段で、入隅やモルタル床まわりの錆がかなり進行しています。これらの部位は常に湿潤な環境の為に錆が進みやすいんです。錆の補修方法としては、ヤスリや鉄ブラシによって錆を全て撤去して、エポキシ系の錆止めをキッチリ塗装して、その上に仕上げのシルビアNADシリコンを塗装します。
このように良い塗装しても多分10年弱で錆が出てくるでしょうが、鉄製品は錆を進行させないように出来たら5年ごとの塗装をお勧めします。

右の写真は廊下の床下で先ほどの鉄製デッキプレートですが、天井の塗料がほとんど剥がれきった状態です。これはデッキプレートが溶融亜鉛メッキ製でなにも下処理しないで塗装したため、塗装の接着力がほとんどなかったと思われます。

鉄製品を溶融亜鉛メッキするとシルバーになり錆無くなりますが、キズなどに弱く小傷から錆が進んでしまいます。Hハイツは廊下天井がシルバーなのはおかしいだろうと塗装したのでしょうが、塗装業者が溶融亜鉛メッキの塗装前下処理を知らなかった為、ブザマな状態になっています。

今回は良く洗浄ケレンしたうえに溶融亜鉛メッキ専用のプライマーである日本ペイントのハイポンアクチブプライマーを使用します。

塗り替え工事には下地の特徴を熟知していないと後々トラブルになってしまいます。塗り替え工事には経験とノウハウのあるモリタ建装におまかせください。

着工前 足場仮設工事
2025年1月13日(月)
Hハイツ外部改修工事

■モリタ建装は賃貸物件も得意です。

賃貸物件としては昨年の川口市前川のRマンションに続き、本年一発目の工事は川口市東川口のHハイツ外部改修工事を開始しました。

当ブログも今回から数回はHハイツ関係のお話をします。

Hハイツは屋根:コロニアル 外壁:サイディング の他、鉄骨階段・鉄骨廊下などなど塗る所の多い建物で、築年数は40年弱の建物です。

塗る所の多い建物は工事が完了すると全てが綺麗になるので見違える事になると思います。どれほど素敵になるかお楽しみを。

一戸建て住宅の場合は弊社の高耐久仕様という高級な塗料を使い長持ちする事が目標になりますが、Hハイツのような賃貸アパートの場合、賃貸収入とのバランスからコスパの良い塗料をメインに使う事になりました。

Hハイツの問題点は屋根コロニアルの劣化と鉄骨廊下階段の錆の進行を止める事が主眼となります。

特に鉄骨廊下階段の錆の進行が進むと、床板の崩壊落下など重大事故につながるので、適正な塗装が必要になります。

鉄製品は安価で成型も簡単なので建築には以前より多く使われていましたが、5年程度で錆びてくるという致命的な欠点から近年では鉄製品は避けられています。

今回は鉄製品だけは良い塗料を選択し、なるべく錆が進行しない事を目的として工事をします。

Hハイツは12世帯有るので工事内容告知や工事進行のご案内等々ありますが、Rマンションの時も話しましたが掲示板やチラシを活用し住民理解を得るノウハウはモリタ建装は豊富にあるので得意分野でもあります。賃貸物件の工事では居住者の方々の協力が必須になるからです。

塗装の臭いや塗料が衣服などを汚さないように、細かい工事内容の説明をします。綿密に連絡をすると住民の方から信頼も得られ工事に大変協力的に進行していきます。

工事工程は1.5ケ月程度の長丁場なので、安全に充分注意して管理監督していきます。

川口にお住まいの方は東川口駅前通りを東川口駅から美園方面に500mほどいった道路際にモリタ建装のシートを掛けたHハイツの改修現場がありますのでご確認ください。(2月中旬まで)

:ケイ酸カルシウム板 石膏ボード
2025年1月6日(月)
塗装素材-5

■各種パネルに適正な塗装法を

現在では住宅の内壁にはボード類が使われています。部位や効果によって色々なボードがあり、対応する塗料があります。
ボードに適さない塗料を使うと、亀裂や剥離などのトラブルが予想されるので、適切な塗装のノウハウが生き来る塗装素材です。

●けい酸カルシウム板(ケイカル板)
セメント、けい砂、石灰、消石灰が主成分。 
アルカリ性はほぼ中性である。 
もろく、粉化性で吸い込みが非常に大きい。 


●木毛セメント板
木材を木毛状にしたものにモルタルに付着させ、圧縮して板状にしたもの。 
多孔質で吸音性、断熱性が良く内装用などに使われる。 
含水率、アルカリ性も低いので、中和処理をせず直接塗装出来る。 


●繊維板
アスベスト板ともいわれ、石綿とセメントに水を加え混練したもので、高い耐熱性に優れ、硬く耐水性もあるので建築に多用されてきた。 
近年のアスベストの健康被害の問題から、現在は使用されていない。 


●石膏ボード
石膏にのこくずや短繊維を加えて水練りしたものを難燃処理をした厚紙でサンドイッチし、圧縮して平板状にしたもので難燃建築材料として多用されている。 
穴あきボード、テーパーボード、防水ボード、平ボード、ラスボードなどがある。 
ラスボードは内壁のモルタル仕上げの下地材として用いられている。 
穴あきボードは吸音穴に大小の二種類があり、吸音建築材として使用されている。 

本編が今年初めのブログになります。本年もご愛顧のほどお願いいたします。


バナースペース


モリタ建装株式会社

〒333-0821
埼玉県川口市東内野555-1

TEL 048-296-2521
FAX 048-294-1789
E-mail info@moritakenso.net
日曜休日 
平日 8:00〜18:00