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住宅内外装リフォーム

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2021年9月13日(月)
既に塗装してあるコロニアル

一度以上塗り替えてあるコロニアルの塗装には注意が必要です。
旧塗膜が脆弱だったり剥離しかかっていることが多く、上から溶剤系プライマーをそのまま使うと、旧塗膜を溶かして浮き上がってしまう(リフティング)してしまうからです。

つまり塗り替えても剥離しやすい屋根塗装になってしまいます。
通常コロニアル屋根の塗り替え塗装は2-3回までです。

この為モリタ建装では一度以上塗り替えてあるコロニアル屋根には水系エポキシプライマーを使用しています。これだと旧塗膜を犯すことなく堅牢な下地作りが出来ます。
水性だと既に塗ってある塗装を痛めることなく、またエポキシ系により強い接着力も得られます。

また一度以上塗り替えたコロニアルは高圧洗浄時にデッキブラシやケレン道具により、旧塗膜を徹底的に排除する作業が必要です。
前回の塗装の接着力が低下していると、新たにその上から塗装しても剥がれてしまう懸念があるからです。

一回でも屋根の塗り替え工事を行ったお宅は、なるべく近くで亀裂や剥離などの不具合が無いか注意しましょう。
小さい亀裂や小さい剥離があると数年でその劣化がすぐに拡大します。早め早めの対応が必要です。

たまに劣悪な業者が、屋根塗装の前の高圧洗浄をやらなかったり、下塗り工程を省くなどした屋根は、2-3年で屋根全体が剥離してひどい状態のものも見ます。
屋根は紫外線量も多く塗料にとっては過酷な環境なので、良い塗料を適正な工程で工事する事が大事です。

2021年9月6日(月)
屋根塗装の工程

特に劣化したコロニアル・スレート屋根にはプライマーを2回塗っています。
旧塗膜が剥離しているものはこれにあたります。

■プライマー1回目

●1回目のプライマーは、塗装後スレート内部に急速に浸透します。

●高圧洗浄で、旧塗膜をきれいに除去したために、スレートの表面に弱い塗膜が残っておらず、素地であるスレート内部にプライマーが浸透するからです。

●プライマーの乾燥が進んだ部分は、濡れ色が薄く変化し始めています。

■プライマー2回目

●1回目のプライマー塗装後には、スレート表面に薄い撥水層が形成されています。

●そのため、1回目と比較してプライマーは素地の表面付近に付着します。

(1回目のプライマーは、ほとんどがスレート内部に吸い込むような状態です)

●濡れ色の変化が遅いのがわかります。


■プライマー2回目完了

●プライマーを2回塗ると全体が黒っぽく見えます。

○完全乾燥後には、濡れ色が、がもう少し減少します。

■プライマーを全体に2回塗ることで、スレート表面は撥水状態となり、素地が強化されました。

☆この状態で雨が降っても、水分がスレートの深い部分まで浸透することはなくなりました。

プライマーは以下の効果があります。

●素地を強化 ●水分の吸い込みを防止 ●塗料の吸い込みムラを防ぐ ●上塗り塗料との密着を向上する

2021年8月30日(月)
屋根塗装の工程

■■プライマー塗りの工程■■

まず最初に全体を高圧水洗浄します。これをやらないと塗装しても数年で必ず剥離します。

コロニアル・スレートを塗装するには、下塗りとしてプライマーが必要です。

●プライマー自体は【透明】または【白色】です。

●塗装直後は、【濡れ色】に変化して、スレート表面が濃くなります。

●乾燥後は、濡れ色の濃さが減少します。

●使用している、プライマーの種類は、「2液型エポキシ樹脂」の浸透型。

●硬化剤を規定量主剤に混入して、十分に攪拌してから用います。

●浸透型は、素地に深くしみ込みスレートの内部から表面部分を強化します。

●2液型は乾燥が速いのですが、可使時間(使用できる時間制限)が有り、翌日まで塗らずに放置した塗料は【ゲル化】して固まってしまいます。

■上部は半乾燥になっています。濡れ色が薄くなってきています。

Q/ なぜ、プライマーを塗るのか?

A/上塗り塗料は、下地に密着していることが必須条件です。

●古くなったスレート屋根の表面は、塗膜が弱くなっています。
その状態に上塗り塗料を塗っても、下地に密着しません。

弊社は1回目の塗り替えの場合は透明の溶剤系プライマーを使用し、2回目以降の塗り替えの場合は水性系プライマーを使用しています。
これは旧塗膜が残っている状態で溶剤系を使うと、旧塗膜が起き上がるリフティングを避けるためです。

・さらにプライマーを塗布することで、素地であるスレート自体を強化します。
・特に、【浸透型】は素地に深くしみ込んで、スレートの内部から強化します。

●そして、上塗り塗料との相性があります。
・専用のプライマーを使用することで上塗り塗料との密着を向上させます。
・当店で使用しているプライマーは、上塗り塗料と同様に【防カビ性能】です。

プライマー工程はとても大切な工程です。


Q/プライマーは何回塗るのか?

A/通常下地の状態が良い場合は、シーラーは1回塗りです。
しかし旧塗膜の劣化が激しく、素地の補強が更に必要な場合には、数回塗り重ねます。
今回は全体的に2回、端部を3回シーラーを塗装しています。(端部とは屋根の外周部分を指しています)

2021年8月23日(月)
コロニアルの欠損補修にはタスマジック

スレート・コロニアルは薄い板状の物なので、割れや欠けなどがある事があります。(以下コロニアルで統一します)
大きな損傷には新規コロニアル板との交換になりますが、高額な屋根工事になりますので、軽微な損傷の場合、モリタ建装では建築用エポキシ樹脂ボンドによって補修しています。

この製品はタスマジックと言い、コロニアルの絶縁材のタスペーサーを開発販売している屋根材補修に特化したメーカーです。

エポキシボンドは亀裂や欠けの補修にはうってつけの材料ですが、コロニアル板同士が接着してしまうという欠点があります。
これを避けるためにタスマジックシステムはコロニアル板同士は絶縁しつつ、強固に亀裂を修復できるキットになります。
強固なエポキシ樹脂により補修前より強靭なコロニアルになりますし、成型のしやすさから欠損の補修にも最適です。
タスマジックで補修したコロニアル板は2倍強くなるデータもあるほどです。

またエポキシ樹脂の浸透性の高さから、表面だけでなく裏面にまで回り込むためにより強固な接着力が期待できます。

コロニアルの亀裂を放置すると、屋根からの雨水の漏水に繋がります。また亀裂の拡大でコロニアル板が落下する危険もあるので適切な亀裂補修が必要です。

エポキシボンドは大変密着力の強い建築専用ボンドですが、紫外線に弱いので屋根用塗装が必須になります。

ひとつ注意があります。
屋根の劣化は近隣からも視認できるので、訪問販売業者がお宅の屋根に亀裂や欠損が見えるので屋根に上らせてほしいという業者には注意が必要です。
コロニアル板は手でも簡単に割る事が出来るため、屋根に上った時に手で割って写真を撮り、ほら割れてましたから塗り替えが必要ですと偽って言ってくることがあります。

欠損したコロニアルを見るとかけた面が新しい為、偽証である事がわかりますが、私も年に数回こう言われたお客様を見ます。

信頼の置けない業者には屋根に上らせてはいけません。

またアンテナや太陽発電などの工事の折にも、コロニアル板に充分注意するように言いましょう。


2021年8月16日(月)
棟包み(板金)のシーリング

■ 棟包み(板金)のシーリング ■

●板金部分を建築用語では【棟包み】と呼びます

●定着した板金部分(棟包み)を、さらに補強するために、耐紫外線の高い変性シリコンコーキングで要所の隙間を埋めます。

★棟包み内部は適度の通気性を必要としますので、すべての隙間を、コーキング処理すると、内部木部の腐食を促進する場合があります。

■棟包み端部の処理■

棟包みの端の部分は、スレートの交差部分にもコーキングをしておきます。
ここから雨水が金属板内に漏水すると、内部の木部を腐食させる原因となってしまいます。

特に南東部は、内部の木に部分的に傷みがみられましたので、周囲を念入りに
コーキング処理をし、ビスも板金上部から余計に打ち込んでおきます。

■ 棟包み板金の内部

棟包み板金の中には木材が入っています。雨水の侵入によりこの木部が腐り、放置すると止めてあるビスが外れて板金が取れてしまいます。
屋根塗装の際には、棟包み板金を良く調査し、雨水の浸水は無いか、ビスの外れは無いかなどの確認が必要です。

棟包み板金が外れたまま放置すると、その部分から雨水が浸水し建物の内部に雨漏りするので、適正な補修が必須です。

■ 棟包み板金の塗装

棟包み板金が健全だったら、屋根と一緒に塗装します。ただ屋根コロニアルとは下塗りが異なります。
屋根はスレート材なので錆の恐れはないので、接着力の強いプライマーを使用します。
棟包み板金は錆の恐れがあるのでエポキシ系の防錆剤を塗ってから、屋根コロニアルとおなじ屋根塗料を塗装します。

2021年8月9日(月)
棟包み鉄板の釘をビスに交換

●現地下見の時に写した2階屋根の板金部分(棟包み)の現況写真です。

●一般的に築後10年以上経過した家屋の屋根に見られる現象です。

●このまま、塗装しても屋根の構造を強化することにはなりません。

●そこで、すべての釘を引き抜き、現在の釘よりも、太く長いビスで板金を補強します。

●2階スレート屋根は、およそ95%がこのような状態になっています。

●このまま塗装したり、ハンマーで上からたたいて押し込む程度の処理では不十分です。

☆塗り替えは、単に塗料を塗るだけではなく、どの程度下地を処理するかによって、
構造強度が大きく異なります。

ゆるんでいる釘を処理せずに置いた場合、台風により棟包みがずれたり、内部に雨水が浸入して中の木が腐食したりします。

●一本一本、古い釘を引き抜いていきます。

●取れにくい釘もあります。

●出来るだけ板金を傷めないように配慮して作業します。

●釘の頭が破損したものは、引き抜く事ができないので、穴の部分にコーキングをして、雨の進入を防止するように、処理しておきます。

●すべての釘を引き抜いて、板金を一時的にはずし、内部の構造材を点検します。

■ 棟包み内部の点検 ■

・板金(棟包み)の古い釘をすべて撤去して
一時的に棟包みをはがします。

・内部の木部の腐食状態を確認します。

・腐食部分が広範に見られる場合は、
木部の交換が必要となります。

・内部木部の釘も点検し、緩みを補正します。

2021年8月2日(月)
コロニアル・洋瓦(モニエル瓦など)の塗替え工程

◆コロニアル・洋瓦(モニエル瓦など)の塗替え工程

本日はコロニアル・スレート屋根の塗り替え工程をご紹介いたします。

●塗装前の現況から始まり、高圧洗浄・下地処理・そして数回にわたる塗りの工程がご覧いただけます。

屋根は最も劣化の進む部位です

塗膜の劣化だけではなく、素地であるスレート自体も傷んできます。
■塗膜の劣化の目安

・色があせてくる
・色ムラが生じる
・塗料がはげている
・カビやコケが発生している

■スレート自体の劣化の目安

・ひび割れが発生している
・スレートが定位置からずれている

■板金部分(棟包みと呼ばれるトタンでできた部分)の劣化目安
・釘の錆の発生・ゆるみ・抜け落ち
・板金の錆・ずれ

などさまざまな現象が発生してきます。

■劣化が極端な場合はスレート自体に【反り】・【ひび割れ】が生じ塗装メンテナンスでは対処できなくなります。

屋根の葺き替えは高額となりますので、早期に点検して塗装することが大切です。
新築後8年〜10年目に最初の塗り替えを適切な工程で建築塗装店に丁寧に塗ってもらいましょう。
一般の方が誤った知識と工程で塗ったスレート屋根は、「職人泣かせ」となってしまう事もあります。
既存塗膜の補正ができない場合には、どんなに手を尽くしても、職人の技が利かなくなります。

屋根コロニアル・洋瓦は劣化が進むと、カビ・コケが繁殖してきます。
カビ・コケは塗装膜を突き破り根を張ったり、コロニアルの裏面に回り込みコロニアル自体を持ち上げて凹凸状にしてしまい、張り替えが必要になってしまいます。

2021年7月26日(月)
室内壁クロス専用塗料による塗り替え

クロス専用塗料による塗り替え
(性能・効果)

■作業時の臭いがほとんどありません。

■防カビ性能ですので、衛生的。

■下地の汚れやタバコのヤニを完全にシャットアウト。

■室内の有害物質(ホルムアルデヒドなど)を塗膜が吸着
化学分解して室内環境を向上させます。

■ぞうきんや化学洗剤で拭けるタイプのものもあります。

クロス塗装のメリット

■水性塗料なので、オウナー様にも簡単にお手入れができます。
部分的な汚れ補修やメンテナンスが容易です。

■塗装工事ですから、周囲の窓枠などを同時に色換することができます。
配色は自由自在。室内のトータルイメージチェンジに最適。

お好みの色にコーディネイトできます。

■クロスの下地処理
 
■塗装する前に、クロスの【はがれ】やめくれている部分を補修します。
■クロス専用の糊(のり)や、【コークボンド】と呼ばれる接着剤を使用します。


■ボンドをクロスの裏面とボードの表面に塗布してから数分間放置します。
■ヘラで上から圧力をかけて、密着させます。1回で密着しない場合は、この工程を数回繰り返します。
■クロスの表面をあらかじめ水でぬらしておくと、ボートになじみやすくなります。
■乾燥してクロス自体が元のめくれた形状になるのを、防ぎます。

■下塗り(クロス専用塗料の1回目塗り)

■下塗り乾燥後

■上塗り(クロス専用塗料の2回目塗り)


■塗料は乾燥すると、色が濃くなります。
■同じ塗料を二回塗った場合は、塗装直後は上塗りのほうが、色が薄く見えます。
■乾燥後は同一の色合いになります。


2021年7月19日(月)
軒天の下地処理

■ 軒天の下地処理 ■

軒天とは軒天井の事で屋根下の破風板の天井の事です。ベランダや玄関前の天井も含みます。

●軒天の釘には、錆が発生していますので、このまま塗装をしても
上塗り塗膜の表面に数年後には、錆のにじみが表出してきます。
●特に、新築時と同じようなグレードの水性塗料では、目立つ時期も速まります。
●高圧洗浄で家屋全体をクリーニングした後に、塗装前の下地処理を施します。

■ 釘頭の錆止め塗り ■

●ペーパーで研磨して、一本一本釘頭に錆止め塗料を塗ります。
●錆止めには、高性能の2液型エポキシ系を使用します。

大きな家屋の場合などは、釘頭の数は、数千本に及びます。すべての釘を処理します。

■ 軒天上の塗料 ■

一般に、ツヤ無しペイントは汚れが付着しやすく、耐侯性も劣ります。
軒天は紫外線が直接差し込む部位ではありませんから、ツヤ無しが一般的です。また透湿性が必要なので艶消し塗料になります。。

一方、ツヤ有りペイントを軒天に塗る場合は、視線角度が斜めからの場合が多く、通常は1回塗りで、均一なツヤを得ることは難しいです。

しかも、刷毛で周囲を塗った部分【ダメ込み】とローラーで塗装した部分の時間差が多すぎると、ツヤが不均一になります。(刷毛塗り部分とローラーで塗った部分の重なりが光り過ぎてしまいます。)
刷毛塗り部分が乾ききらないうちに、ローラーを転がすことがポイントです。

軒天などの平滑部位にローラーを使用する場合には、塗料に適合したローラーの毛を選択する必要性と、ローラーの仕上げ方向・ローラーの被塗面への圧力や塗料のくばりの均一性などに配慮します。(毛丈の長すぎるローラーを使用した場合には、刷毛塗り部分との塗膜表面の違いが目立ち過ぎてしまいます。)

ローラーの種類によっては、転がす方向によって、【ローラーマーク】が異なりますので、注意が必要です。

半ツヤや3部ツヤになると、さらに難しく、足場の上から斜めの視線で見た場合に、ツヤを完璧に均一化するには、【塗膜をみるプロの眼】と【刷毛塗り・ローラー塗りの塗布間隔】が重要になります。

吸い込みの激しい古いベニア板でできた軒天などの場合には、木目の違いや、木材の繊維の開きなどが見えやすく、ツヤ有り塗料の場合には、慎重な塗布動作が必要とされます。

店舗の軒天などで、頻繁に水道のホースで汚れやクモの巣などをクリーニングすることが予測される場合には、ツヤ有りペイントが良い場合があります。
2液型のウレタン樹脂以上のグレードならば、水の一時的な悪影響もほとんど心配ありません。

2021年7月12日(月)
軒天井の塗装

屋根や庇に絡む天井を軒天井といいます。

●新築時に塗られている白色系の軒天塗膜は、水性塗料です。
●つや消し塗料なので表面に汚れが付着しやすく、白色のために汚れやくもの巣などが目立ちます。
一部には雨シミの発生が見られます。


●写真の様なタイプの軒天井は天井裏の湿気などを逃がすために穴が開いている為、塗り替え時にも透湿性のある塗料を塗装しなくてはなりません。
(軒天井に金属・プラスチック製の通気口があいているタイプの物はの限りではありません)

●色合いとしても、白色系は濁りやすく初期の清潔感を、長期間維持する事が難しい色の部類です。

●十数年前の新築現場の軒天の色は、ほとんどが白色系でした。
現在では外壁などとの配色や汚れの目立ちやすさを考慮して、カラフルな色合いの軒天色を目にするようになりました。濃いブラウンや黒い軒天の色あいも珍しくありません。

基本的に軒天井は常に日陰にあるため、見本よりもかなり暗く見えます。
このため白や明るいベージュ系をお勧めしています

■ 軒天の高圧洗浄 ■

●劣化して粉のようになった塗膜(チョーキング現象といいます)を除去します。

●高圧洗浄の目的は、単に汚れやクモの巣を取り払うことではなく、密着性が低下して浮いていたり、はがれそうな塗膜を除去するためです。
丁寧に洗浄する必要があります。素地にしっかりと密着している塗膜を【活膜(かつまく)】といいますが、それを無理に高圧洗浄ではがす必要はありません。

●またビニール(ポリシート)で窓などをふさぐ工程を【養生(ようじょう)】と言いますが、そのときにテープの粘着(貼りつき具合)が良くなるなど、高圧洗浄は塗り替えにおいては重要な工程となります。
塗料の密着性を良くしたり、塗膜の均一な光沢や厚さを得るためにも重要視される工程です。

●しかし、洗浄により内部に水が浸入しないように外壁などの大きなひび割れは、あらかじめコーキングなどでふさいでから高圧洗浄を行うことが大切です。(写真の外壁部分と軒天の、黒いライン状がひび割れをシーリング処理した部分です)

●なお、高圧洗浄機の水圧は設定することができます。住宅の塗り替えでは通常、1平方センチメートル当たり100〜150kgの水圧をかけます。用途に応じて調整することが重要です。木部などを、強すぎる水圧で洗浄して逆に素地をいためてしまうことがないように注意します。

●洗浄に使用するガンを上方に向け、軒天と同時に雨といも一緒にクリーニングします。

●天井の穴の開いている部分(有孔ボード)は軒裏の換気のための構造ですから、長時間高圧水を吹きかけると、室内天井に悪影響を及ぼす可能性もあります。

●ガンの運行速度を速めるか、天井から距離を一時的に離したり洗浄水の噴射角度を変えることなどにより注意します。

●軒といを下方から高圧洗浄する時に注意することは汚れを含んだ洗浄水が空中に飛散しやすいと言う事です。また、すでに屋根の洗浄が終わっている場合には汚水が屋根の上に付着する可能性があること。再度屋根の上の状態

2021年7月5日(月)
塗料の色

■乾燥による色の変色

濃彩色は乾燥後に色が濃くなります。特に水性塗料で顕著です。

塗りたての色を見ただけでは、違う色と勘違いなされるほど、乾燥後の色とは異なります。

また、塗装工程の乾燥が不十分な状態で、下塗りから、中塗りを塗り重ねた場合などには、下の色と次ぎの色が溶解して、本来の色とは異なる色合いに変わる場合があります。ブリードと言います。

工程における、塗料の乾燥期間の確保は、塗装の機能性や膜厚だけではなく、仕上がり色の観点からも大切。
外壁の広い面積の部分(メインカラー)の色と、凹凸部分の配色には、いくつかのパターンがあります。
同系色の明度による差や、色相に差をつけたり、補色による組み合わせなど、さまざまです。
加えて外壁の1階と2階の中間部分に、【付け梁】などの帯がある場合には、配色が難しくなります。

1階と2階で色分けする場合に、上下の配色は無難でも、中間に位置する付け梁などの色で印象が大きく異なります。その部分をくっきりと目立つようにメリハリをつけるか、上下の色に溶け込むようにするか、あるいは雨といやサッシの色合いに合わせるかなど、いくつかのパターンがあります。

基本的には窓枠や玄関扉は塗装しないで完成後もそのままなので、ブロンズ系ならベージュなどの茶系が、黒や白の窓枠は無彩色なのでどんな色も合います。

一般住宅の場合、色を多用しないことです。特ににぎやかな配色や目立つ印象をお望みになる場合をのぞきましては、5色以内が穏やかです。

■色違い仕上げの選定

一般的には自然にある色の取り合わせが失敗がありません。緑の葉に茶色い幹から屋根は濃い緑・壁は茶系に仕上げる。
青い空に白い雲から薄青の外壁に白い窓枠。

また同一色の濃淡によって色を替えるのが一番失敗が少ないです。

屋根は黒で壁は薄いグレー、雨樋や破風板は濃いグレーや

屋根は濃茶で壁は薄いベージュ、雨樋や破風板はこげ茶などは安定した仕上がりになります。

また1階2階と水平に色を替える場合は、1階に濃い色を使い2階に薄い色を使うと安定した感じになります。

最近では2階に濃い色を使い少し不安定に見える外壁色もありますので、お客様の好き好きですが。

2021年6月28日(月)
日塗工色見本

●配色の決め方のポイント(重要事項)
日本塗料工業会色見本帳
建築塗装の色見本のデファクトスタンダードで、数多くの色が掲載されています。
しかし色のサンプルが小さい為、弊害も多いようです。


■わずか、数センチの塗装見本帳で色を選択し、イメージだけで配色を考えた場合、ほとんどが足場解体後に

「イメージと違う・・・」

という結果になります。

■当店は、すべての色サンプルを実際に家屋に塗装し、お客様との直接の対話を通 して配色を検討してまいります。

■カラーシミュレーションも行っております。

■さらに、必要に応じて、足場のネットをはずして、配色の見本塗りが見えやすいよう配慮致します。



日本塗料工業会の標準色見本帳・・・この見本だけで色を選択すると、イメージと異なる仕上がりになりがち。色は広い面積に塗ると薄い色(明るくあざやか)に感じます。周囲の色の影響も受けます。

●色の見え方

 物体の色は、光の反射によっても異なって感じます。太陽の直接光と陰になった間接光では、色味の感じ方が違います。また、朝の太陽と夕日では異なった色に見えます。

色の見本帳や見本板をご覧になる時には光源に注意してください。
必ず自然光=太陽光のもとで検討してください。

人工光のもとでご覧になるときには、白熱電球と蛍光灯では色の印象が異なることも注意してください。
照明光が物体の色に影響を与えることを演色といい、それを照らす光源の性質を演色性といいます。

色は塗る面積や被塗装面の形状によっても違って見えます。

■■ 被塗物の形状に関して

同一の塗料を、異なる素材(被塗物)に塗装した場合、素材表面の凹凸が多いほ ど、色合いは濃く見えます。

既存の外壁に塗替えをする場合、凹凸模様のあるスタッコや吹き付けタイルの吹きムラ部分が、周囲と違った色合いに見える場合があります。小さな粒の砂壁状リシンなどの吹き付けムラも一様な色合いに見えないことがあります。


2021年6月21日(月)
艶(つや)による色の変化

塗料の光沢(つや)には、分類があります。

 一般的には【つや有り】【7部つや】【5部つや】【3部つや】【つや消し】など。
 
ピカピカ光る仕上がりよりも、少しマットな感じの艶消しをご希望のお客様もいます。特に和風建築にはつや消し塗料の方が似合うようです。

 ただし、つや消し剤の配合は一般的には、耐侯性の減少傾向の可能性があります。
 また、つや消しの場合は、つや有りと比較して、色合いが薄く感じます。
 汚れも付着しやすい傾向があります。

 つや消し塗料は表面に微細な凹凸があり、これが光を乱反射しつやが消えます。
 この微細な凹凸に汚れが付着しやすい為、艶消し塗装は汚れやすいのです。

 モリタ建装のおすすめするビーズコートSiは、ナノテクノロジーによってつや消し塗料なのに超撥水効果があり非常に汚染に強い塗料です。
 ジョリパットやベルアートなどの土壁系の汚れやすい物件でも、7-8年前に施工したものは非常にきれいで汚染していませんでした。

●配色がイメージを左右します

 ■塗り替え後、数年間はその配色のイメージが持続します。

 塗料の等級により、色あせの始まる時期が異なりますので、塗料の選択には慎重であるべきです。
 廉価版の塗料を使い、工程を省略した施工では、数ヶ月で【塗膜のハガレ】や【色むら】が生じます。

  ■店舗などの、定着した配色イメージが重要視される場合には、【高耐侯性】の塗料が選択されます。

 高層ビルでは、塗り替え周期が長いため、同様に【持ちの良い塗料】が多用されます。
 紫外線による色あいの変化が少なく、塗料のツヤを長期間にわたり保つ塗料(光沢保持率が良い)
 が「高耐侯性塗料」です。
 通常は、(高い)フッ素樹脂・シリコン樹脂・ウレタン樹脂・アクリル樹脂(低い)・などの順となります。

2021年6月14日(月)
外装塗り替えの効果

■ さて、どんな塗装屋が塗るにしましても、

ご自分の好みの色あいや、周囲の人から「いいわねぇ〜」と言われるような配色で塗り替えをなさりませんか?
お客様の理想のイメージに塗り替えましょう。
きっと、ご満足いただけます。

余談ですが、塗り替え後に
・わが家をながめてうっとり・・・
・奥様のお掃除がまめになった
・招待客や好ましい来客が増えた
などの変化をお聞きします。

・うるさいセールスや電話が減った
などはよくご報告をいただきます。

配色って大切だな・・・思われませんか?

塗料の選定や工程・さらには配色に関しても、施 主様に必要な説明をしながら塗り替える事は、塗装屋の責任の一つと考えます。

配色はとても大切です。

配色は塗装屋と施主様の、共同作業と言えるかもしれません。
もっともコミュニ ケーションの必要とされる塗り替えの要素です。

特に、店舗の塗り替え配色はオーナー様の意向を理解し、見本塗装の必要性が大きくなります。
内外装の配色は売り上げに直結します。
色合いから受ける無意識的な感情が影響してしまいます。ファーストフードの店舗内の配色が【暖色系】が多い事などは、みなさんもご存知のところです。

●塗り替えをなされる時に、重要なこと

 ■ 「塗料の耐侯性・機能性」・・・お家の外観の耐久性を左右する

 ■ 「下地処理」・・・塗装部位の耐久性や美観を左右する

 ■ 「作業工程・仕様」・・・塗り回数や塗装間隔など

簡単に言えば、【どんな塗料をどんな順序で塗るか?】という事。
そして、塗装屋がどう塗るか・・・・

つまり、ていねいに塗るかどうか・・・と言う事です。

以上は、専門家である塗装屋や元受会社が、お客様のご要望や予 算との兼ね合いを考慮して決定するのが一般的です。
施主様は、どちらかと言うと【受動的】になられる項目と言えます。

2021年6月7日(月)
塗り替え時の色の選定

■施工する立場から言うと、

塗り替えで使用する色の数は、少ないほど、また塗料の種類も少ないほど作業性は増します。
作業者としては、とても楽になります。
刷毛やローラーも使いまわしが利きますし、色分けの手間もなければ、材料の余りも出にくく、効率は良いわけです。

塗料の種類の説明もせずに、配色も【在来色】で いいですね?というような感じで施工を始める塗装屋も珍しくはないそうです。5日間くらいで、30坪くらいの家屋の塗り替えを済ませるそうです。
とても、速い工程だと思います。普通はそんなに、早く完了するはずはありません。

単価や受注形態により、これもまた仕方のないことかもしれません。直施工の塗装店ばかりではありませんから。

しかし、モリタ建装では塗装材料は全ての現場で、メーカーの工場に指定色で発注します。建物の事を考えたら多色があえば多色に、工程もカタログ仕様の通りに行っています。

■ 塗り替えで、上から下まで一色を塗ったら

家屋全体に、好みの色あいを塗ってみるのも良いかもしれませんね。どのような感じになるのでしょうか・・・。想像してみましょう。

真っ青な家。屋根も壁も軒天もすべて真っ青。
少々不思議な雰囲気になるのではないでしょうか?

国外では珍しいことではなく、自分たちで家屋を好きな色に塗り替えます。グリーンのとなりはイエローの・・・
風土の違いでしょうか。

実際には、外壁と破風や軒天色は異なるのが普通です。
通常は4・5色くらいでしょうか。店舗の塗り替えでは、もう少し色数が増える傾向です。

配色に関しての興味は、施主様によっても、施工店によってもそれぞれかもしれません。

配色に関心のない塗装屋・・・
盛り付けを気にしないシェフのようではないでしょうか。
食は眼でもいただくものではないかと感じます。
器の中の食材の配色に自然に眼が行きます。
おいしそうな配色って確かにありますね。
味と盛り付け、どちらもポイントかもしれません。

塗り替えが単に【長持ち】すればいいと考えるなら、施主様の気に入らない配色が長持ちしたら、どうなるんでしょうか・・・私なら、帰宅時間が遅くなりそうです。塗りなおしをしてもらいたいような気持ちになるかもしれません。
好みの配色に彩られた塗替えが長持ちするのが理想と感じますがいかがでしょうか。

2021年5月31日(月)
外壁の配色

塗り替え工事では、外装の既存塗装部すべてを再塗装するので、色をガラッと変えることができます。
ただ新築の最初からの配色も、建築士やお客様が考えて建物にあった色を選んでいるので、50%くらいのお客様は現状のままの色、既存色で塗り替えを希望されます。

20年程度前はべーじゅの濃淡が流行り、10年前は南欧の家に用いられる黄色やオレンジ系や、白と濃いグレーの2色が流行るなど、時代とともに流行の色が存在します。
ただ建物は数十年単位で使用するものなので、流行を追うよりも納得した色を使うことをお勧めします。

メーカーの外壁塗料のカタログにはサンプル色が30色強掲載されていますが、これは人気のない色は外され長い年月に選ばれてきた色しかありませんので、無難な色が揃っています。

色彩感覚に自信がある方は、大胆な色使いをされるお客様もたまにいます。プロから見ると合うのかな?と感じても、実際完成すると素晴らしい物になる事があります。
思い切った色使いにチャレンジしたいお客様には、カラーシミュレーションでお手伝いしています。

■明るい色と暗い色
サンプルの写真は同じ建物で明るい配色にしたものと、暗い配色にしたものです。
明るい物は、膨張色系の為実際より大きく見え、清潔感があります。
暗い物は、締まった感じになり、重厚感や高級感が出てきます。

■配色はお家の印象を左右する大切な要素

感覚的で個人差がはっきりした要素。
明るい配色が好き・落ち着いた配色が好みの方。
お好きな配色は、人それぞれに異なります。

洋服なら、「気分や場所柄によっ て着こなす」ということもできますが、家屋の配色は塗り替え後、数年間はそのイメージが持続します。
また、異なる世代がお住みになる 場合、個人的な好みを一つの配色に調整することは、ときには難しく数日間を要することもあります。
配色に敏感な施主様。芸術家という例も。
そして前回、配色に失敗なされた方。
慎重になられるのは当然の事と思います。


2021年5月24日(月)
外装塗り替えQ&A−4

Q.外壁にひび割れが目立ちますが直りますか?

A.ひび割れ補修を行い、弾性塗料を数回塗装すれば目立たなくなります。

■左の画像はアクリルスタッコと呼ばれる種類の外壁です。 外壁の種類は軽量セメントモルタルです。表面には吹き付け工程により作られた凹凸模様が見られます。この種類の壁面に生じたクラック(ひび割れ)は、処理の仕方に注意が必要です。 

モルタルは現場調合によりセメントと砂を1:3の容積比率で混ぜます。軽量モルタルは既調合の工業製品となります。

■右の画像は、完成時の壁面の様子です。ひび割れの補修の跡もほとんど目立たなくなります。この仕上げは、ウールローラーという、一般的な形のものを使用しています。補修の痕跡を最大限に目立たなくするためには、下のようなマスチックローラーというスポンジ質のものを使用します。材料の含みが良く外壁の表面に【さざ波模様】を作ることができます。

Q.さざ波模様とはどうゆうもの?

A.鎖骨材ローラーを使用した凹凸のある模様です。

外壁塗装で凸凹を付けるためには、コンプレッサーなどの吹き付け機器によって、いわゆるガン吹き仕上げが普通でしたが、吹き付けのため塗料の飛散や、部分的に小面積にと言うことが難しかったので、鎖骨材ローラによる模様付けができました。

【さざ波模様】【スチップル模様】は、鎖骨材ローラーの凹み部分の目の大きさにより、小粒や大粒を加減することができますし、塗装材の濃度によっても、異なる感じの凹凸の模様に調整できます。また、塗り回数によっても、雰囲気が異なります。

Q.マスチックローラーと鎖骨材ローラーは同じもの?

A.いいえ、異なるものです。

一般的には鎖骨材ローラによるスチップル模様です。マスチックは「バンドエイド」「セメダイン」等のような特定企業の商品名が、一般商品と混同されているようです。

青いローラーが「マスチックローラー」で黄色いローラーが「鎖骨材ローラー」です。マスチックローラーは特許マスチック工法用の指定品です。鎖骨材ローラーには細目と呼ばれる小さめのパターン向けのものがあります。この鎖骨材ローラーの画像は細目となります。

また、弾性タイルや骨材入り塗料に使用するパターンローラーと呼ばれものもあります。混同されがちですが、異なる名称です。パターンローラーは内外装の多様なテクスチャーを作るために塗装材や左官材を使用しての施工が行われています。吹き付け工法によるパターン作成と違い飛散が少なく騒音もでません。

2021年5月17日(月)
外装塗り替えQ&A−3

Q.工事の打ち合わせについて

A.工事仕様書や工程表を見ましょう。

数日間の工事の間に、その後数年間のお家の様子が替わります。 家屋が健康になり若返ることもあれば、イメージと異なった仕上げになる場合もあります。 工事に関する打ち合わせは、施主様と施工店の間でスムーズに行いたいものです。 

●工事の打ち合わせの中で、最も重要なものが工期と工程です。 
●次に、下地をどのように整え塗るのか(下地処理)ということです。 
●さらに、外壁などの「形(テクスチャー)」と「色・配色」です。 

つまり、どの程度の丁寧さで家屋を塗り替えるか・・・ということです。 発注金額や、その後の塗替えの周期に影響することですから、慎重に検討してください。 

とりあえず「お色直し」の程度の工事なのか、将来的にも安心できる補強仕様なのかで、工程や工期が 変わってきます。できることならば、施主様ご自身も塗装に関する基本的な知識をお持ちになり、 わからない点があれば、遠慮なく施工店に問い合わせるのが良いでしょう。

Q.工期と工程について

A.工程を重視すれば、工期がかかります。

■工期は作業人数や、工程(どのような順序を踏まえて作業するか)により大幅に変わってきます。 塗り重ねの際の「乾燥期間の確保」によっても数日の開きが生じます。 
一番の要素は、下地処理の丁寧さと、塗り回数です。その他に、

・作業がしやすいかどうか
・家屋の形が複雑で入り組んでいるか・・・ 
・足場を全面にかけるかどうか・・・ 
・1階と2階で違う色を塗るか・・・
・出窓やベランダに異なる色を塗るか・・・ 
・ひび割れの補修や、構造上で弱い部分を交換したり補強したりするかどうか・・・ 

など多くの要素の影響を受けます。 特に、下地処理の仕方には施工業者により大きな差があります。 また、屋根や外壁の塗り方一つにしても、刷毛やローラーの使い方・手順に違いがあります。 丁寧に塗る方法と、速さを重視した塗装方法の差があるようです。特に工期を短くしてもらいたい場合にはあらかじめ施工者へ伝えておくのが良いでしょう。

2021年5月10日(月)
外装塗り替えQ&A−3

Q.見積もり書の一式とは何ですか?

A.「一式」というのは次のような例です。

1.面積や長さの算出が困難な場合
 (階段の手すりのキズの補修や、床の部分補修など) 
2.実際の作業時間は短時間で終了するが、現場までの距離が遠い場合。 
3.特殊な技術や工法が必要とされる作業。
4.懇意のお施主様に対して、廉価で施工するような場合も用いられます。 

諸経費、材料費や交通費、作業時間などを総合的に判断して用いる見積もり金額の出し方と言えます。 また、お客様によっては【この部分は、いくら以内で工事してほしい】という場合もあるかと思います。 このような場合は、一式の表記が用いられることがあります。

Q.諸経費とは何ですか?

A.諸経費は一般に会社の規模により異なります。
各業者への連絡に必要な通信費や交通費・現場管理費や会社を健全に維持経営するために必要な経費。広告宣伝や営業社員への歩合給などが含まれる場合があります。 現場作業に必要な道具や機械の燃料代・消耗費など。デザイン料や記録保存費などが含まれることもあります。 諸経費は一般に会社の規模により異なります。項目別に詳細金額は記入しないのが一般的です。

Q.値引きについて

A.ほどほどの値引きならば・・・

適正価格で表示された内容の見積書から、あまりにも大きな金額の値引きは難しいでしょう。人件費を大幅に削減したり、使用材料の変更による値引きでは、施工内容に悪影響が生じますので、お客様と業者間の程よい値引きでありたいものです。値引きに関しては施工店で独自の考えをお持ちのようですので、慎重にご検討ください。

今すぐ決めていただけたら、30%減額しますなどは値引きしすぎですね。最初から30%高く見積もっていると考えましょう。

予算をオーバーする場合には、見積もりの段階で施工範囲や材料の等級・塗り回数の変更が可能かどうか業者に直接問い合わせるのが良いでしょう。また、お支払いの方法に関しても相談なされてみてはいかがでしょうか。

2021年4月26日(月)
外装塗り替えQ&A−2

Q.塗り替え工事はどこに依頼すればいいですか?

A.営業会社と施工店の差があります。

営業マンやテレビなどの宣伝により塗り替えの受注を中心に行うのが営業会社です。施工するのは地元の塗装店となります。この間には「元請→下請け」の関係が成り立っています。「下請け→孫請け」の受注階層が成り立っている場合もあります。元請の経費や利益が50%必要の場合であれば、施工店の受注金額は半値ということになります。
家電や自動車などは有名メーカーが安心と信頼に繋がりますが、外装リフォームに関しては、これとは逆の場合が多いです。多くの物件を全て自社の職人によって施工するのは不可能なので、営業会社体質になります。

お客様からの受注を直接に受け施工も自社で行うのが直施工店です。

また、著しく高い見積もり、工事の手抜き、必要のない工事をするなどの悪徳リフォームにも注意が必要です。

Q.塗装店の他に塗り替えを頼むには?

A.塗装店の他に塗り替えを頼むには?ハウスメーカーや工務店でも行っています。
塗装を営業項目に掲げている業者はたくさんあります。代表的な例としては
1 全国的な支店を持つ大手の総合的リフォーム会社
2 地元のリフォーム会社
3 塗装専門店
4 ハウスメーカー
5 工務店
6 設計事務所
*加盟店を募りインターネットを通じて業者を紹介しているサイトも見られます。

リフォーム内容が塗装だけの場合ならば、3 の塗装専門店が充実した内容の施工が可能ではないでしょうか。総合的な改修工事ならば、全般的なリフォーム店の対応が早く組織だった施工や管理を行っています。なお、塗装店でも他のリフォームに対応している場合がありますので、問い合わせてみると良いでしょう。

工事を頼むのに大切な事は、なるべく外注と呼ばれる元請・下請け関係の少ない、
つまり自社の職人が直接施工する会社に頼むことがコストを減らすキモです。

塗装のリフォームがメインの工事なら、地元の塗装専門店に頼むのがコストパフォーマンスや信頼の点から有利でしょう。


2021年4月19日(月)
外装塗り替えQ&A−1

Q.塗り替えはどうして必要?

A.家屋や構造物を保護して美観を保つために、定期的な塗り替えは必要です。
家屋は風雨や温暖の変化などの気象条件にさらされています。塗り替えは、下地処理をふまえた正しい工程で、新しい塗装の膜を与えることにより、外壁のひび割れを処理し防水性を高めたりします。また、新築時の家屋の美観の回復にも経済的な方法です。適切な時期に塗り替えることは家屋の寿命を延ばします。定期的な塗り替えを行いましょう。

Q.塗り替えは新築後何年くらいで?

A.最初の塗り替えは新築後およそ8年〜10年以内が理想です。
家屋の立地条件や気候により塗装の劣化の状態は異なります。また、新築時の施工要領や工程間隔の影響もあとから発現してきますので一概には言えません。方角により劣化の状況に違いが見られたりします。家屋の構造上の問題から外壁にヒビが発生することもあります。劣化の進んだ場合の塗装では、下地処理や工程の複雑さを伴いますので、費用の面でも影響してしまいます。定期的に家屋の状況を点検しておくことが大切です。

Q.塗り替えは何年周期がいいの?

A.塗料の品質と施工内容により異なります。
塗り替えの周期は、家屋の立地条件や塗られた部分(方角)によって傷みの様子が異なってきます。紫外線の影響の強い南面の外壁や雨水を直接に受ける屋根などは塗り替え後に早く劣化が進行します。また一般的に、木部や鉄部などは早めの塗り替え周期が必要となります。塗り替え後の経年劣化の様子を見ながら次の塗り替え周期を決めるのが良いでしょう。 塗料の品質によっては色アセが早期に発生したり、青色の顔料や極彩色は比較的早い時期に色に変化が見られることもありますので配色も検討してください。

また、塗り替えの塗料のグレードや塗りの回数によっても差異が見られますので、次回の塗り替えでは塗料の機能性を検討して施工すると良いでしょう。塗料のカタログや塗料メーカーのホームページなどの情報を活用してください。メーカーにより、塗料の価格や設計単価などもご覧になれます。

Q.一般的な塗り替えの周期はどのくらい?

A.およそですが、8年から12年くらいと思います。
塗料の耐候性や部位によって、違ってきます。劣化の見え始めた部分だけを早めに塗り替えるのもひとつの方法です。紫外線の当たるドアの色アセや木部の透明仕上げなどは特にメンテナンスが必要です。施工店に依頼して定期点検をしてもらうのも良いでしょう。ご計画をたててご検討ください。
 
たとえば、耐用年数の10年と15年の塗料で、15年の方が3割価格が高いとしても、年ごとの費用は15年の方がお得になります。材料のグレードはトータルに考えましょう。

Q.塗り替えに足場は必要?

A.安全性と丁寧な施工には必要です。
建築現場では安全性が大切です。傾斜のゆるやかな屋根などの単品施工の場合などには足場が不要な場合もあります。近年では、家屋全体の塗り替えは架設足場を用いるのが一般的です。安全性の高い足場によって、ていねいな施工が可能となります。

不安定な姿勢や危険性のともなう作業では塗り動作がうまくいかず工程の省略などの影響が出るかと思います。また、足場には飛散防止ネットは必ず必要です。ローラー塗りでも風の強い場合には周囲に塗料が飛散することがあります。お車や近隣家屋にご迷惑をかけないためにも足場工事はとても大切です。

弊社では全ての現場がシステマチックで安全な作業床のBIKE足場です。
安全性や作業効率から単管抱き足場やパイプ足場は使用しません。

2021年4月12日(月)
亀裂の補修-3

●ヘアークラックの補修

髪の毛ほどに細いヘアークラックに対してUカットシールやフィラー摺り込みを積算すると、それだけで金額が高くなってしまいます。一般的にヘアークラックは亀裂が広がらないので、弾性系の下塗り材で塗りこんでいきます。

また、建物の全体に密着力の高い微弾性フィラーを下塗りする事により、仕上げ材の密着性を確保し、弾性力によってヘアークラックの発生を抑えます。
作業性も良く低価格で施工できるため、あらゆる塗り替え工事に使用されています。

●Uカットシーリング

■ヘアークラック(微細なひび割れ)と異なり、幅0.3ミリ以上のクラックはUカットシーリングで補修します。

■シーリング乾燥後に、シーリングの上にカチオン系のフィラーを塗ります。

カチオン系フィラー:
カチオン系特殊工マルションを混和剤としたポリマーセメント系材料。

■その後、シーラーを塗布してから、周囲の旧塗膜と似せてパターン補修を行います。

■パターン補修後に所要の塗装工程にて全体を塗替えます。

スタッコや吹き付けタイルなどの、表面の凸凹の大きな外壁の場合には、Vカットの前にクラックの周囲をサンダー処理する必要があります。あらかじめクラックの周囲を平滑にしておいて、吹き付けによるパターン再形成(表面凸凹模様)の余分な重なりを目立たなくするためです。完全にパターンの重なりを無くす事は難しく、Vカット仕様かエポキシ樹脂注入などの仕様にするかの判断が必要です。
微細クラックの場合には、フィラーを部分的にひび割れに充填・すり込みを行うか、全体的に塗りつけることで、塗替え後の表面塗膜にはクラックの痕跡はわかりにくくなるでしょう。

■パターン合わせ

Uカットシーリングを施工したまま仕上げ塗装しますと、シーリングの上だけ平滑なため、施工の跡が大変目立ってしまいます。


そこでスチップルローラーで凸凹の模様を付けます。
これをパターン合わせと言います。


これがスチップルローラーで、表面をゆず肌状のパターンを付けることができます。
微弾性フィラーなどで使い、下地補修跡を目立たなくする場合などにも使用します。

吹き付けと違いローラーなので、下地の悪いところだけ使う事が出来ます。

2021年4月5日(月)
亀裂の補修-2

外壁亀裂の補修

0.3mm以上の亀裂は鉄筋コンクリート造ではUカットシーリングしますが、これはシーリングの厚みをかせぐ為です。最初から厚みが見込める場合や、モルタル壁などでは掘ることに強度が落ちるため、エポキシ樹脂注入補修します。

0.3mm未満の亀裂はフィラー刷り込み補修します。これは細い亀裂は大きくならないので、なるべく目立たなく綺麗に仕上げるためです。


●モルタル外壁にはひび割れが必ず発生します

■モルタル外壁の欠点は、ひびが生じやすいということです。

・一度発生したひび割れは、年月とともに、その深さと長さが増していきます。放置しておけば、雨水の浸入により内部の構造体に悪影響を及ぼします。また、地震による構造体のひずみにより、ひび割れの深さと幅が拡大して、家屋自体の劣化を早める可能性がありますので早めのメンテナンスが必要となります。

●ひび割れの現況(モルタル面)添付写真参照

・全体的にひび割れが発生しています。

(最大のひび割れの巾は5ミリでした)

*この例は新築後15年以上が経過しています。
 
今回が最初の塗り替えです。

●フィラーの摺り込み補修

一般的に0.3mm未満の亀裂、いわゆるヘアークラックに対してはフィラー摺り込み補修で対処します。

フィラー摺り込み補修の効果は壁面などの、細かなひび割れに追従し、クラック(ひび割れ)の発生を補修し、 素地となる外壁を補強します。また上塗りとの密着を強化する効果もあります。

Uカットシーリングのように建物自体にダメージを与える事が無く、低単価で施工できるのも特徴です。

また見た目も、シーリング処置の上はツルッとして仕上がっても光沢や肌合いで分かってしまいますが、フィラー刷り込み工法だと周りと肌合いが同じなので、クラック補修跡がほとんど目立たないという利点もあります。

2021年3月29日(月)
外壁の亀裂の補修

外壁やコーキングのひび割れの補修は、下地調整として欠かせません。
塗り替えの強さを決める重要な工程です。

●ひび割れの原因

■さまざまな原因があります。

・地震などによる、構造材のひずみ

・部材自体の強度不足

・施工技術によるもの

・自然な老朽化によるもの

●ひび割れの種類・程度

■深度と幅により大別されます。

・外壁材の表面から、最深部までのもの

・表面から、数ミリの中程度のもの

・ごく浅い表面のみのもの(ヘアークラック)

・ひび割れが進行し、内部で外壁が剥離しているもの(浮き状態)

●ひび割れによる、内装・外壁への影響

・モルタル壁なら壁面の剥離や室内への漏水が生じます。

・外壁は、サイディングなら、【反り】が生じます。

・モルタルコンクリートは、塗膜の【浮き】・【はがれ】、さらには【剥落】が生じます。

・クロスの雨染みや建具類のひずみなど。

●ひびの下地処理は、不可欠です。
補修をおろそかにして、たとえ高価な塗料を使用したとしても効果的ではありません。

表面の浅いひび割れの状態で、早期に塗り替えを行い、雨水の浸入の防止と、躯体の保護を必要とします。
 


2021年3月22日(月)
外壁の見かけの欠陥-2

●塗膜のはがれ・穴・ヘアークラック

最初は小さな傷や劣化ですが、放置しておくと被害が広がってゆきます。
発見したらすぐに対処しましょう。

モルタル壁の住宅では窓回りに斜めに入る亀裂が多いです。これは壁面に開口部があると強度的に弱くなるので出やすい部分です。
壁の真ん中に入っている亀裂は、建物の構造的な欠陥が疑われるので注意が必要です。

サイディング壁の場合は亀裂は主にシーリング目地に集中するので、シーリング目地に注意してください。

■ひび割れからの雨水の浸入は、塗膜のハガレを引き起こします。モルタルの内部の水分が内側から塗膜を押し上げる結果です。

塗膜のハガレは、ひび割れよりも広範囲の雨水の浸入を招きます。素地であるセメントモルタルは、中性化して強度が低下しています。

ヘアークラックとは一般的に0.3mm未満の亀裂の事で塗膜自体の亀裂の為、0.3mm以上のクラックとは補修法が異なってきます。
弊社ではヘアークラックはフィラー摺り込み、0.3mm以上の場合はエポキシ樹脂注入で対処しています。

●窓枠(サッシ)まわりのすき間・水きり板金付近のすき間

窓枠回りも経年変化により亀裂やすき間が出来やすい個所です。形状変化の少ないサッシと、形状変化の大きいモルタル壁の接点なので、歪みが集中しやすい為です。
 
■モルタル外壁の場合、地震や躯体のひずみとは関係なく、外壁材自体の収縮により、サッシや水きり板金などの特定部分にすき間が生じます。

シーリングによりすき間を充てんしてから、フィラーと呼ばれる微弾性下地調整材を塗布します。

その後、壁面の上塗り塗料として弾性塗料を数回塗り重ねることで、雨水の浸入を防ぎ、美観を回復することができます。

2021年3月15日(月)
外壁の見かけの欠陥

■雨だれ汚染 雨すじ汚染

雨すじ汚れは、外壁の表面形状に左右され、凹凸が大きいタイプの外壁の場合は特に目立ちます。水の流れる道に沿って汚染されるので、低汚染タイプの塗料に塗り替えるのが良いです。


近年、この雨すじ汚れに対して効果のある塗料の開発がさかんです。低汚染塗料と呼ばれています。
雨だれ汚染などの塗膜の汚れに対して有効な、親水性・低帯電性・触媒作用による汚れの分解など、塗面の美観を長期間維持することが可能な塗料が使用されるようになりました。

低汚染型と言われる塗料も、効果はそれぞれでしょうけれど、塗替えの際には、施工に使用する塗料のカタログを施主様ご自身がご覧になり、塗料の性能について知識をお持ちになられることを、おすすめいたします。せっかくの塗替えなのですから、塗面の美観ができる限り維持できることは、大切なポイント。

シリコン系、無機系の塗料が低汚染塗料に当たります。

価格や塗り易さだけで、塗料を選択した場合、経年後に予測以上に早期の塗替えが必要になる場合があります。
施工店が自ら、塗料の経年変化を実際に確認したり、自社で実験などを行う事も塗料の選択の一つのポイントかもしれません。

■ひび割れの発生 モルタル外壁の場合

●モルタル外壁では、ひび割れの現象が良く見られます。ひび割れはモルタル自体の熱収縮・乾燥収縮、建物全体の歪・挙動等の原因によって発生します。

●放置しますと、雨水の内部への侵入により外壁モルタルの【浮き】や【剥落】の心配も生じます。下地ボードの強度が低下したり、ラスと呼ばれる金アミのサビの発生も心配となります。

●地震や構造部材のひずみに起因する場合や、新築時の左官工事における工程間隔などの原因も考えられます。

●材料の混合比率や厚み、下地の貼り付け具合など、原因はさまざまです。地盤沈下や道路の交通量が大きい場合の振動などが影響する場合もあります。
 
外壁のひび割れは美観を損ねるだけではなく、家屋の構造の強度にも影響します。
雨水の侵入により、大掛かりな外壁工事が必要となることも事実ですが、セールスマンの指摘ポイントとして、適切ではない状況説明により、不必要な不安感を与えるなどの話題が聞かれるようになってきました。

塗装工事により、適切な下地処理と、現況に適合した塗料の選択を踏まえた施工仕様により、ひび割れに対して有効な施工が可能です。

サイディングへの張り替えにより、【塗替えはもう必要ありません】と言われたというお話しを、施主様からお聞きすることがありますが、そのような塗装膜をもったサイディングは、紫外線による耐侯性試験の結果が優良である部材を指していることだと感じます。半永久的に色あせや退色が起こらない外壁材は、現状では存在しません。
またサイディング目地シーリングが10年程度で劣化するので、塗り替えは必要になります。

2021年3月8日(月)
外壁の見かけの変化

1)汚れの付着

●粉塵や空気中の汚染物質の付着による避ける事のできない現象。建物の立地条件や外壁の形状により程度はさまざま。

●北面などの方位や近隣の自然環境により、汚染の進み方は変わってきます。

●また、既存の外壁塗料の性能により経年後の汚れ具合は異なります。

●【親水型】【低汚染型塗料】とか【光触媒】など近年では、汚れが付着しても雨水や化学作用により汚れの程度を軽減する塗料が開発されています。

■汚染の原因によって下地処理の仕方が変わります。

@外壁下地がリシン壁で全面的に汚染されている様な建物は高圧水洗浄で対処します。

Aサイディング目地のブリージングが汚染の原因の場合は、高圧洗浄の後にブリージングの縁切りをするため、全面にエポキシ系プライマー処理が必要になります。

★ポイント
ブリージングとはこのブログでも度々取り上げていますが、シーリング等は弾性力を維持するため、可塑剤というものが含有されています。
この可塑剤は上に塗料を塗っても浸透して表面に達し、汚れが付着しやすくなってしまいます。
特にシリコンシーリングのブリージングは激しく、外部換気口の周りなどをシリコンシーリングしますと、周りだけ黒ずみ汚染します。
対処法としては、可塑剤が表面に出てこないようにエポキシ系プライマーなどで縁切り処置が必要です。

カビや藻の発生
●外壁の美観上とても気になるのがこのカビや藻の発生。

●外壁の塗料の性能には、原料のなかに最初から【防カビ・防藻】の成分

を含んでいるものもあります。

●しかし、一般的には、新築時の外壁の塗装工事に使用される塗料は、そ

のような性能を持たないものが多いのです。

●シリコン系外壁材を使えばカビや藻の耐光性が高い為安心です。

カビや藻は外壁内部に根が入り込んでいる為、外壁塗装が侵されてしまい損傷が始まります。高圧洗浄15Mpa以上で根こそぎ除去する事が大事です。

2021年3月1日(月)
塗装のチョーキング(白亜化)

塗料の寿命は塗料自体の分子構造が紫外線等によって結合を破壊される事で、一般にはチョーキングとして表面化します。

■塗装は劣化すると色が変わります(変色・退色) 
チョーキング(白亜化)
 
工場塗装のサイディングにも色あせやツヤ引けが生じます
■チョーキング・白亜化
塗膜の表面がチョークの粉のように粉化することをチョーキング または、白亜化と呼びます。これは、塗膜の劣化の最も判り易いサインです。
工場塗装されたサイディングの場合、基材に着色したうえから透明のクリヤー塗装がなされているものは、右図のように極端に白亜化することは少ないです。しかし紫外線カット効果の無いクリアーなので徐々にチョーキングは進みます。

塗料がチョーキングして粉化すると、住宅を守る鎧の役割が果たせなくなり粉化が塗膜全体に及び、雨水が建物内に浸透します。

つや引けや色あせ(褪色)は樹脂膜の中の顔料の化学変化が原因。水・酸素・紫外線による加水分解や酸化に起因します。塗料の耐侯性は酸性雨や有害ガスなどの影響も受けます。

■塗装のもちの問題でよく言われる【耐侯性】は、主に塗料構成物の中の【樹脂】に依存します。フッソとかシリコンとか呼ばれる樹脂の等級により塗装のもちが左右されます。主に耐紫外線への性能の高さによる違いです。これは樹脂の分子間結合力の強さに由来します。

基本的には
耐侯性1種 フッソ塗料
耐侯性2種 シリコン塗料
耐侯性3種 ウレタン塗料以下 になります。


その他にも、立地条件や施工の際の工程や仕様により経年後の塗装の様子は変化します。

また、樹脂とならんで顔料といわれるものにも光に対する強さの差があり長期間塗膜が自然にさらされることにより色むらや色の変化が生じます。

屋根の色が塗替え後には、チョコレート色だったものが経年後には、ぼやけた紫っぽい色合いに変化するなどという現象が起きます。調色に必要な顔料自体の耐侯性の差により、残りやすい色合いが決まってしまいます。

また使用する色によっても色アセの進行度が違い、赤・黄・青などの原色系は色ムラ・色アセが速く起こる傾向があります。

顔料は光の影響を受け、退色・黒変・色相変化などの現象を起こします。このことから顔料だけの劣化については、耐光性という言葉が用いられます。
塗膜の劣化により防水性が低下することから、カビや藻の発生により変色して見える場合もあります。


2021年2月22日(月)
シーリングについて 

コーキングとも呼ばれ同じ物です。 
■サイディングと呼ばれる外壁のジョイント部分に充填されています。ALC造や鉄筋コンクリート造にも使われます。
■シーリングは外壁と窓枠(サッシ)の間や、天井と壁の接合部など家屋の多くの部位に用いられています。

●さまざまな種類があり、耐久年数が異なります。
●今現在のシーリングの種類は、ウレタン・アクリル系が多いです
●塗り替えで使用するのは、【変性シリコンシーリング】や 【ポリウレタンシーリング】です。

弊社は一般住宅でもすべて混合型2液シーリング材を使用しています。ホームセンターなどで売っている1液シーリングカートリッジは官庁工事では使用が認められていません。

【変性シリコンシーリングの特長】 
一番の特徴は表面仕上げに塗装する事も、露出する事もできる事です。
ポリウレタンと比べて高価なため、弊社ではシーリングが露出する仕上げの場合には変性シリコンシーリングを使用します。

【ポリウレタンシーリングの特徴】
一番の特徴はシーリングを露出させることが出来ないことです。
比較的安価で性能も高いので、表面を塗装する仕上げの場合はこちらを使います。塗料との密着性が優秀です。

サイディング壁ではシーリングの裏にはジョイナーと言う青い裏打ちを使う事が多いですが、この青いジョイナーが見えた状態では、いつ雨が漏ってもおかしくないので大至急の工事が必要になります。

旧シーリング材の撤去および躯体内の調査
 
●全ての脆弱になった旧コーキングを、撤去します。内部の躯体への影響を確認しておきます。

特に劣化の進行した部分です。内部に雨水が浸透して、内部構造に悪影響が生じている場合があります。
点検するために、カッターで切れ目を入れ内部の様子を確認します

古くなったシーリング材は、期待される弾性力が無くなって止水効果が無くなっている為、撤去して新規シーリングする事が大切です。

ブリッジ工法などと言って旧シーリングを撤去せずに行う業者もいますが注意が必要です。

以前シーリングメーカーに確認したところ、シーリングは厚みを5mm以上確保しないと耐久性が著しく落ちると聞きました。
旧シーリングを撤去しないと厚みは1mm程度と薄くなるので、シーリング工事の意味を成しません。

2021年2月15日(月)
住宅外装のチェックポイント−2

シーリングの劣化は、雨水の建物内への侵入により、サイディングの変形や塗装の剥離に繋がります。

■本日は鉄筋コンクリート造(RC造)の構造目地の説明をします。

●鉄筋コンクリート造(RC造)で目地からの浸水で起こるのが爆裂現象です。

コンクリートの中に鉄筋が入って強度を確保していますが、水の浸水で鉄筋が錆び、コンクリートを弾いて小さな爆発したような現象です。
爆裂も大きくなると構造的に弱くなるので大変危険な兆候です。

●外壁の塗料のはがれる原因の一つは、シーリングの劣化。

●外壁の塗り替えでは、シーリングの点検が必要です。

●シーリングの耐用年数を考えますと、およそ10年以内に必要な劣化部分を補修したり、再打設する工事が必要となります。

●シーリングが露出する場合は変性シリコン、塗装する場合はポリウレタン系が良いです。

■藻やカビの発見と処理方法。 

藻やカビが建物につくと見た目の汚さはもちろん衛生的にも問題がありますし、根を張ったり常に湿潤になって下地を痛めます。

北面などの日射の当たりづらい場所、下地が水分を含みやすい場所に多く発生します。水分を含みやすい下地としては、リシン(砂壁)、軽量コンクリートブロック、劣化して表面の荒れた外壁塗装などがあげられます。

●周りを注意深く見回してみると、傷んだ部分にお気づきになるかもしれません。外壁の藻やカビの発生の様子を、毎年写真保存してみてください。その変化がわかります。どんどん濃く広がって増えていきます。

●藻(緑色の汚れのように見えます)やカビ・頑固な汚れの処理には高圧洗浄が効果的です。

洗浄後はシリコン塗膜などの硬い塗装を行うと藻やカビが根を張れないので繁殖できなくなります。

2021年2月8日(月)
住宅外装のチェックポイント−1

地震の発生により埼玉県の住宅でもダメージの出ているものが多くあり、いまだに調査依頼がたえません。
本日は簡単にできる住宅のチェックポイントをお話しします。


●屋根が瓦の場合は、ズレや落下に注意する。

薄いコロニアル屋根の場合は軽量の為地震の影響を受けませんが、重量のある和瓦・洋瓦は重量があるため地震によりズレ・ハガレが起きることがあります。
特に屋根のフチや棟の部分が弱いようです。

●家屋には方角によって特有な症状が発生します。

北面屋根にカビ・藻の発生が見られませんか? 
北面は湿気が常に多く乾燥しづらいので、屋根・外壁にカビや藻が発生しやすいです。
 
●南面、西面外壁が白い粉(チョーキング現象)のようになっていませんか?

 日中の多くの時間強い紫外線に晒されているため、塗装膜の劣化が早くなります

■サイディング壁住宅での重要な注意点

近年住宅の外壁はほとんどサイディング板貼になりました。窯業サイディングなどは板自体も堅牢で丈夫な物ですが、板貼りである限り目地と言うものが必要になります。

●サイディング目地・窓回り目地の劣化や裂けに注意
サイディング目地・窓回り目地にはシーリング材というゴム状のものがはいっていますが、通常8〜10年程度で劣化してしまい、建物内部に雨水が入ってしまいます。


塗り替え工事の場合、旧シーリングを撤去して新たにポリウレタン系シーリングに打ち替え、さらにその上に塗装してシーリングを守るため、新築時以上に耐久性は上がります。

窯業タイル目地のように塗装しない場合は変性シリコンシーリングを打設します。

●タイルやレンガ調模様のサイディングにはクリヤ(透明)塗装を

タイルやレンガ調模様のサイディングは単色で塗りあげると目地などが消えて少し安っぽくなります。
現在の模様や質感を残したいならクリヤ(透明)塗装をお勧めします。透明であっても耐紫外線性能が高いのでサイディングの劣化が止まります。

ただクリヤ(透明)は下地の汚れやキズなどはそのまま仕上がるので、劣化の進んだサイディングには向きません。

2021年2月1日(月)
屋根材であるコロニアルやスレート屋根の劣化 

コロニアルやスレート屋根の劣化は冬や梅雨時に進行します。また日常の紫外線の量も多く、外壁の3倍程度の紫外線量になり強い塗装が必須です。

●コロニアルやスレート屋根は積雪の影響で【凍害】が発生します。

スレート内部の水分が凍結して素材の組織破壊が進行してしまいます。

●苔や藻の発生にも注意が必要で、根がコロニアルやスレート材に食い込み破壊していきます。

●一冬越えますと、劣化が一段階進むこともあります。塗膜のはがれも進行します。弱くなったスレートの基材はひび割れが生じやすくなり、塗り替え時にコーキング処理や場合によっては部分的なスレートの差し替え交換が必要となります。劣化が進めば工程が増えます。

●理想的な塗装工程は通常、下地の劣化の状況により決定されます。自然環境が苛酷ではなく築年数が浅い場合や前回の塗り替えの状況が優良な場合には塗装工程は標準で良いです。

●劣化が激しい場合には、シーラーと呼ばれる下塗り回数を増やしたり、カチオンフィラーの使用などを検討することが理想となります。

●少ない追加料金で施工できる、遮熱タイプの屋根塗料も検討しましょう。

■コロニアル・スレート屋根の劣化

●防水性を失ったスレートの塗膜は、雨水を吸収します。

熱による水分の放散の繰り返しにより、変形や反りが生じます。

●一度変形したスレート板は、再塗装しても変形そのものを修正する事は困難となりますので、塗膜がはがれない状態での早期の塗替えが理想です。

●また、劣化の進んだ素地を塗装するには、下地処理や工程の複雑さを伴いますので、費用の面でも影響してしまいます。スレート屋根と木部は特に早めの塗替えがお得です。

●反りや変形があまりにも進行した状態では、塗替えよりも屋根材の葺き替えがお勧めとなります。


2021年1月25日(月)
下地処理・素地調整について

住宅塗り替え工事で大切なのは「下地処理」「素地調整」です。
ここのノウハウがプロと素人の一番大きな違いで、下地処理・素地調整をおろそかにすると数年で剥離したり欠陥が生じます。

■塗装で大切なことの一つが、「下地処理」とか「素地調整」です。

●塗るものの現状を塗装にふさわしい状態に調整することを言います。塗装の見栄えをよくするためや、塗料の機能性を長持ちさせるために必要な工程です。

●具体的には、錆び落としや、段差を修正したり、穴にパテ処理をしたりすることです。また、カビやコケなどを高圧洗浄でクリーニングして清掃し、油分や汚れを溶剤やメタノール・アセトンなどで拭き掃除します。

●この下地処理をおろそかにして塗ると、どんなに高価な塗料を使用したとしても、その性能を十分に発揮することができません。すぐにはがれたり、見てくれの良くない塗装になってしまいます。一例をあげますと、たとえば、清掃をせずにゴミやほこりの上に直接塗料を塗れば、はがれや色むら・つやムラの原因となる可能性があります。
  
鉄部の結露を乾燥させなかったり、モルタルやサイディングへの雨水の浸入をコーキング処理せずに塗装すれば塗膜のハガレや浮きが生じます。
  
換気フードや設備器具の周辺に良く用いられる「シリコンコーキング」に専用の下塗り剤を塗らずに上塗りをかければハガレます。 

■エポキシ系下塗り材の優位性

エポキシ塗料は頑強な塗膜を作り、下地の密着・密封性が高く大変優秀な塗料ですが、唯一紫外線に弱いという弱点があります。
このため下塗り材には適した塗料で、対紫外線性の高い上塗り材によって保護することによって強固な塗膜を作ります。

鉄部の錆止め

●鉄部に生じた錆びに、「錆止め塗料」を下塗りせずに塗れば数年で上塗り塗料の表面に再び錆びが発生します。これでは、せっかく塗り替えをなさったとしても、費用の無駄が生じてしまいます。

●どのような上塗り塗料を選ぶかは大切なのですが、それ以上に大事な事柄と言えます。「下地処理の丁寧さ」は重要です。塗装職人の丁寧さの程度が一番わかる工程なのです。

●塗装とは、「ただ塗るだけではないのです」。
長持ちする塗り替えには、塗料の選択と下地処理の両方が大切です。
塗装物と下塗り材の相性が悪いと剥離や変色などトラブルの原因になります。確かな経験とノウハウが必要になってきます。

●業者の見積もり書をご覧になられる場合には、使用塗料だけではなく「下地処理をどうするか」に注目してください。

2021年1月18日(月)
塗料乾燥による色の変化とつや引け障害

塗料乾燥による色の変化
塗りたては乾いた色とは違って見えます 
 
塗料の色は乾燥すると変化します。 特に水性塗料は顕著に表れます。

上の画像は同一塗料を塗り重ねた直後の様子です。乾燥後には同色になりますが、塗りたては、かなり色合いが異なって見えます。
ツヤ有り塗料は、乾燥硬化すると色が濃くなります。 
逆に、つや消し塗料は、乾燥後には全体的に白くぼけたような印象を受ける時があります。 
このため、水性塗料の現場での調色は難しく、経験が必要になります。

濃彩色の場合には、塗りたての色と乾燥後の色とは見違えるほどに色が異なります。乾燥するにしたがって、かなり濃くなります。
 
塗料の色が変化するのは、乾燥過程において顔料の浮き沈みや樹脂の透明化(エマルションの場合)が要因です。現場では一般に【色が昇る】などといいます。さらに光の反射率や屈折率の変化もかかわります。


■塗装乾燥後のつや引けに注意。 
 
●本来は、ツヤ有り塗料なのに、乾燥の途中で【夜露】などの影響により塗膜が【白くぼけてツヤが引ける】ことがあります。これを専門用語では【かぶる】とが【ツヤ引け】などと呼びます。特に屋根塗装に見られる現象で、気象条件の影響を受けます。冬場の屋根塗装の場合、特に仕上げ塗りにおいては施工時間帯を考慮する必要があります。

●また、塗料のかくはん不足や希釈割合が多すぎる場合にもツヤが引けます。塗られる物の表面のおうとつや塗料の吸い込みの状態によっても塗装面にツヤむらが生じます。そのほか、吹き付けではコンプレッサーの空気中の水分や塗料の粘度によりツヤむらが生じる場合があります。
塗装後すぐに雨が降っても艶引けに繋がる事もあります。

■外壁塗装のツヤ引け現象の例 

●クリヤーラッカーなどの内部用の塗料においても、湿度の多い日の塗膜障害として、同様にツヤが無くなり透明の塗膜が白く変色することがあります。この場合には【ブラッシング】などと呼びます。

●ツヤ有りのペイントで屋根を依頼なさった場合には、上塗り完了時のツヤ加減をご確認ください。
2階屋根は足場解体の前に施主様ご自信の眼でご覧になられるのが理想です。高所恐怖の場合には業者から上塗り乾燥後の画像を提供してもらうと良いでしょう。 
天気の良い日にご覧いただくと光沢の加減がわかります。曇天の時や朝露で屋根が濡れている場合には正確なつや加減は確認できません。また時間帯により屋根面への日の当たり具合が異なりますので、東西南北の4面を確認することが大切です。 

2021年1月11日(月)
塗り替えに高圧洗浄は必須です

高圧水洗浄は塗料の密着を良くします。 高圧とはだいたい10Mpa(100気圧)以上をいい、モリタ建装では15Mpa以上で洗浄しています。

家庭用のケルヒャーなどの数倍の圧力で洗います。

薬品洗浄等謳う業者もいますが、高圧洗浄に薬品はマッタク必要ありません。

壁も屋根も綺麗に塗り替えるので高圧洗浄は必要ありません、、、などと言う業者もいますがこれはマッタクの間違いです。
 

●近年では、塗り替えに際して、どの塗装業者も一般に高圧洗浄を行うようになりました。今から十数年前には、塗り替えで高圧洗浄機を使用する業者のほうがまれでした。ワイヤーブラシ・デッキブラシ・モップやサンダーなどの手工具と水道のホースを手にすべて手作業。今では、機械化され能率と成果が格段に向上しました。
 
 現在でも、屋根の単品塗装や足場ネットをかけられない現場では【手洗い】により素地をクリーニングする場合があります。植物性の洗浄液を使用すると効果的です。
カビやコケが生じている状態に塗料を塗っても微生物が塗膜に再発します。つやムラの原因とならないように必要に応じてていねいに洗浄すると良いでしょう。
 
●外壁の高圧洗浄の必要性

外壁は経年劣化でチョーキングと言って表面に粉を吹く状態になります。
この粉の上から塗装しても塗装が剥げてしまうので高圧洗浄は必ず必要です。


●スレート屋根にカビやコケが発生している場合には、高圧洗浄が必要です。

カビ・コケが少しでも残っていると、新規塗料がすぐに剥離してしまいます。
  
●屋根の高圧洗浄では、洗浄水が飛散しないように足場ネットを高い位置まで設営する必要があります。モリタ建装は足場最上部にはブルシートをハチマキに養生し飛散防止します。

●洗浄前に、外壁や屋根の大きなひび割れをコーキングでふさぎ、家屋内部への水の浸入がない様に注意します。

●水圧を調整して、木部などをいためないように配慮します。

外壁や屋根コロニアルを高圧洗浄せずに塗装すると必ず数年後に剥離しますので大切な工程になります。


2020年12月21日(月)
色彩計画

色の好みは十人十色で個性によって変わるので色々な色を使用します。
もっとも多いのは現状のままの色を指定してくることが多いです。新築時には設計時に建物の立面や周辺環境などを考慮して色を決めているので、現状色選択は理にかなっているの思います。

またどうせ塗り替えるのなら違う色に、現状一色の外壁だけど2色の色違いにしたい等ご要望のお客様もいます。

ひとつ注意なのが色を決めるカタログや日本塗料工業会色見本(日塗工見本)のカラーサンプルが小さいことです。
色は視力への刺激なので壁のように大きな面積になると、色合いならより色が強く、明るさなら明るい色はより薄く・暗い色ならより濃くなってしまいます。

現状よりすこし黄色にしたいとおっしゃって、極端に黄色い色を指定されるお客様がいらっしゃいます。
そのようなときには面積と色の刺激をご説明して納得して頂いています。

■色の計画

皆さんは色について考えたことがあるでしょうか?
色はあらゆるところで必要不可欠なものなのです。
もしも街の建物すべてが灰色なんてことがあると、とても味気なく、さびしいものになります。

病院の廊下などには温かみのあるクリーム色、または、派手にしたいといったら、外壁を全面真っ赤にするなど想像しただけで怖いですが、色というものは皆さんの生活に密接にかかわっているのです。
現在の定義として色というものは「色は光を介した一種の感覚である。」
とされているように光という刺激によって色を感覚として認識しているのです。

人の目が識別できる色数は、1000万色前後といわれていますが、そのように無数の色を的確に使うためには、なんらかの方法で分類し体系
つけることが必要ですが、代表的なものに「マンセル表色系」、「P.C.C.S」、「色彩体系」などがあります。
ペンキ屋さんが使っている色見本帳はこのマンセル表色系にも対応していますが、このマンセル表色系というのは、アメリカの画家・美術教育者であったマンセルという人が創案したもので色の表現には、色相、明度、彩度という3属性で表現しています。

■色相(Hue)

色相とは、色味を示し赤はR(RED)、黄色はY、緑はG、青はB、紫はPのようにして、5色を表示しています。

これを基本色として、それぞれの間に2次色をつくり10色とし、10色をさ  らに10分割して色相の位置を決めます。
そして各色の番号5がその色相の標準色となります。

■明度(Value)

明度とは、色の明るさを示し、数値が10に近いほど明るい色、0に近いほど暗い色を表示します。
                 
■彩度(Chroma)
彩度とは、色の鮮やかさを示し無彩色を彩度0として、数値が増えるほど鮮やかな色を表示します。
マンセル表色系では彩度段階に相違があり、赤の純色(5R)が14段階であるのに対して青緑(5BG)の純色は6段階しかありません。


マンセル値 5R 7/6は赤でもピンクに近い色になります。
また塗装屋さんのつかう日塗工色見本帳ではY05-70Lという番号になります。
塗装の色指定の場合はマンセル値でなく日塗工色番号でご依頼ください。

2020年12月14日(月)
屋根勾配の一般的な表わし方

住宅の屋根には傾斜が付いていますが、その角度を建築では何寸勾配という記述をします。
労働基準監督署では滑落防止などから、6寸勾配以上の屋根工事には屋根足場の設置を推奨しています。
なので弊社見積も6寸勾配以上の屋根塗装では屋根足場を仮設しています。若干工事金額は高くなりますが、作業者の作業性や安全性に必要な物なのでご理解ください。


屋根の勾配と塗り面積の関係
 
このページでは屋根の勾配の表わし方について紹介しています。また屋根の勾配と屋根の面積との関係についても紹介しています。
 
勾配の表わし方
一般的に面の勾配を表わすには次の3つの方法が使用されます。
 
■寸法勾配(すんぽうこうばい)
■分数勾配(ぶんすうこうばい)
■角度勾配(かくどこうばい)
 
 
水平方向の寸法・1尺(10寸)に対して傾斜の立ち上がりの寸法で表わす。
 1尺=10寸 1尺=303mm
 
分数勾配
水平方向の寸法に対する傾斜の立ち上がりの寸法の比を分数で表わしたもの。
寸法勾配でいう5寸勾配は分数勾配では1/2勾配という。
 
角度勾配
水平方向に対する傾斜面の角度で勾配を表わす方法。
5寸勾配=1/2=0.5=26.5度

屋根勾配の一般的な表わし方


屋根を構築する場合、梁(棟木や母屋)を支えるための「小屋束(こやづか)」という柱を立てます。その小屋束の長さが求めやすいため屋根勾配の表わし方には寸法勾配が使用されます。
■屋根を支える梁を取り付け高さは、屋根勾配によって決まってきます。 
■複雑な計算なしで簡単に表わせる。 
■差し金(さしがね)(大工用曲尺)ひとつで設計、墨だしが出来る。 
など利点があります。

 屋根材と屋根勾配の関係
屋根勾配は急なほど雨仕舞いは良くなります。しかしメンテナンスを考慮すると急勾配ほど屋根に足場が必要になるなどマイナス面もあります。 
デザイン的にはある程度の勾配があったほうが建物とのバランスが良い。 
屋根材によって屋根勾配は雨仕舞いとの関係で制約されます。 
■重ね葺きであるスレート系屋根材は3寸勾配以上の勾配が必要。
■瓦は他の屋根材と比較して厚いため、重ね合わせると実際の表面の
 勾配が緩くなります。最低4寸以上が必要。
■トタン葺き屋根なら1寸勾配以上必要。
屋根面積の求め方
屋根勾配を確かめます。
図面から知ることが出来ます。 
実測による方法。 
勾配による屋根寸法の伸び率を求めます。
屋根勾配の確認が出来たら一覧表から伸び率を求めます。
屋根の面積の求め方
 
投影平面積=床面積+軒出面積
・切妻屋根投影平面積(100u)・勾配(5寸)の計算例
・屋根面積= 100 × 1.12 = 112.0u

2020年12月7日(月)
屋根の防音塗装工法とは?

鋼板屋根などの雨だれ音、金属製屋根の雨音などによる騒音などなど住環境では屋根の騒音が問題になります。
防音工事により新たな屋根に改築したりすると大きな工事金額がかかってしまいます。また場所によっては防音工事できない部位もあります。

かといって雨のたびに騒音に悩まされるのも避けたい大きな問題と思っている方もいます。小さな音でも継続すると大きな心の負担になりますし、低周波からの健康被害も気になります。

そのような住宅の屋根騒音に対しては防音塗装をお勧めします。
塗装するだけで防音が期待できる塗料で、工事金額も防音改築工事に比べれば低価で施工できます。
 
防音工法とは?
 
遮熱塗装では中空バルーンのセラミック粒により遮熱を達成していますが、この中空バルーンの数を増やし制振機能をプラスしたものが鞄本特殊塗料のパラサーモシールドになります。
なので防音効果と遮熱効果を併せ持つ屋根用塗料になります。 

●防音遮熱工法
特長
 
■防震性 : ナノからミクロンサイズまで大きさと形状の異なる制振フィラーを高充填した塗布型としては他に類を見ない制振材です。屋根塗装の際に、中塗りとして塗装するだけで制振・防音・断熱の性能を持つ中塗り用塗材です。

■断熱性 : 熱伝導率の低いセラミックバルーンを配合し、断熱機能があります。

環境にも対応 : 水性、低VOC、環境ホルモン物質を含まず、環境に配慮した塗料設計。
さらに、遮熱塗料を上塗りすることで優れた遮熱効果をも発揮します。

モリタ建装も金属屋根の雨音に困っていたお客様に防音塗装をお勧めし大変喜ばれたことがタビタビあります。
屋根の雨音にお困りの方には是非パラサーモシールドをお勧めします。

屋根塗装工事では最も一般的に使われる遮熱塗料についてもご説明します。

●遮熱塗料

■特殊顔料が太陽光の赤外線を効率よく反射し、屋根の表面温度を抑えます。
■水性から弱溶剤二液型まで、上塗りの塗料が選択できる。
 
遮熱断熱工法の標準仕様と施工ポイント
工程 塗料の種類 塗装方法と施工ポイント
ケレン RB種ケレン程度。場合によっては水洗いが必要です。


2020年11月30日(月)
住宅で使う防塵塗料・塗床工事

前回では防塵塗料をご紹介しましたが、病院・倉庫・工場の床によく使われています。
一般的な住宅でもコンクリートやモルタル床に良く使用しています。

コンクリートやモルタルは無機なので紫外線には強いですが、微細な穴が多く空いているので防水性はありません。
その穴に汚染や苔などが発生しやすく美観にも衛生にも欠点になっています。

そこで住宅でもコンクリートやモルタル床には防塵塗装をお勧めします。

また、アパートやマンションの廊下・階段床にコンクリートやモルタルの物が多く見られますが
タキロン等のエンビシートの床材を貼るのがベストですが、エンビシートは施工単価が高いのが欠点です。

防塵塗装ならエンビシート工賃の1/5以下で工事できるのでコスパに優しい塗床工事になります。

以前からよくある防塵塗装・塗床塗装のトラブルとして摩耗により傷つく、経年と共に塗料が剥がれるなどがありました。
人が歩く床ですので塗料にも負担が大きく、もちろん一般塗料を使えば一年もたたずに剥離します。

モリタ建装も以前からアパートなど小規模建物の塗り替えで、コンクリート・モルタルの廊下や階段の床には防塵塗装すると
数年で剥離やキズの発生などなかなか良い防塵塗料がありませんでした。

防塵・塗床塗装は駐車場の床にも使われていますがあれは 厚膜防塵塗装になります。
厚膜防塵塗装はエポキシ系などで数mの厚みがあり大変、耐久性が高く重量物などにも耐えられる塗装です。

ただ施工単価がエンビシートを貼るより高く、コスパに期待するようなものではありません。

モリタ建装も色々と防塵塗料を使ってきましたが、15年程前に鞄本特殊塗料のユータックRという防塵塗料を見つけました。

日本特殊塗料は防塵塗料に強いメーカーで、厚膜から薄膜まで広範囲にわたり塗床塗料を販売しています。
ユータックRは防塵・塗床専用塗料ですが、摩耗や剥離に大変強く10年前に塗装した物件でも剥離等はありません。

また薄膜塗料なので施工単価も安くコスパも大変高く素晴らしい防塵・塗床塗装になります。

このように塗り替え専門店は営業年度の経験から多くの塗料から本当に素晴らしい物を選択する力があります。
創業56年のモリタ建装の経験からもお勧めできる商品です。

コンクリートやモルタル床の美観・衛生・防菌等気になる方はご相談ください。

興味のある方は[塗装業者が教えるDIY塗装方法]の最下段に説明していますのでご一読ください。

2020年11月23日(月)
コンクリート床面の防塵塗装

防塵塗料とはコンクリート等の床の専用塗料です。耐摩耗性、密着性に優れています。乾燥も速く、工期短縮が図れます。素地のコンクリート、モルタルの風化予防に効果的です。埃や汚れが付きにくく掃除も簡単、一般コンクリートやモルタル床用防塵塗装の弊社からの御提案です。
 
●防塵塗料の特徴

■優れた防塵性
素地のコンクリートやモルタルの風化を防ぎ、埃や汚れが付着しにくくなります。また付着した汚れは拭くだけできれいになり、お掃除が簡単です。

■耐摩耗性、密着性
耐磨耗性、密着性に優れています。

■乾燥が速い
他の溶剤型塗料に比べ、乾燥が速い。

■経済性
ローラー、刷毛、スプレー塗装ができ、工期短縮が計れ経済的である。

■補修が簡単
塗膜の損傷が生じた場合、簡単に補修塗装が可能。

■電気絶縁性
 

●防塵塗料の用途

■ガレージ床のコンクリートの補強に。

■病院、学校、商店、オフィス等などの床の防塵カラー塗装。

■精密機器、電気、光学機器工場など、埃をきらう工場の床面防塵塗装。

■一般倉庫の床面防塵塗装。

●水系防塵塗料
水性の為、臭い等が少なく場所を選びません。耐久性は溶剤の方が勝るようです。 
防塵塗料の種類

■水系1液形アクリル樹脂塗料
フロアトップ#1400(アトミクス)
水系ボージンテックスアルファ(水谷ペイント)
水性フロア−(東日本塗料)
カンペフロアー100(関西ペイント)
二ッペクリンカラーW(日本ペイント)
水系ボージンコート(大同塗料)

■水系二液形ウレタン樹脂塗料
アクアクリーンU(アトミクス)

●溶剤系防塵塗料

■溶剤系1液形アクリル樹脂塗料
フロアトップ#5000 グロスシリーズ(アトミクス)
ボージンテックス#1000(水谷ペイント)
ハイフローン(東日本塗料)
ボージンコート(大同塗料)
床コートアクリル(大日本塗料)

■溶剤系一液形ウレタン樹脂塗料
ボージンテックス#5400(水谷ペイント)
ボージンテックス#5500N 防滑剤既調合(水谷ペイント)

■溶剤系二液形ウレタン樹脂塗料
ボージンテックス#5000U(水谷ペイント)
ボージンテックスUワイド(ハイソリッド型・水谷ペイント)
ユータックR(日本特殊塗料)

■溶剤系二液形エポキシ樹脂塗料
ボージンテックス#2000(水谷ペイント)
ソルエポ90(東日本塗料)
レジフロアー(大日本塗料)
カンペフロア600(関西ペイント)
二ッペクリンカラーE(日本ペイント)
ユータックE40(日本特殊塗料) 

■水系二液形エポキシ樹脂塗料
水性アトムエポクリーン(アトミクス)

2020年11月16日(月)
塗料を選ぶときは−ビーズコートSi

●塗料の艶(つや)について

■つやがあると見た目がきれいで埃も付きにくい。

■つやは控えめのほうが落ち着いていて高級感も得られる。

■最近つや消しでも汚れに強いタイプの塗料も出てきたので一概につや消しは汚れやすいとはいえなくなっています。

■住宅の内部の場合は、なるべくつやを抑えたほうが落ち着いた雰囲気に仕上がりますのでおすすめですが、外部の場合はあくまで嗜好の問題で選択してよいでしょう。

●ビーズートSi

艶消し塗料は表面に微細な凹凸を付けて艶が出ないようにしています。このため凸凹に汚染がつきやすい為に 艶消し=汚染に弱い という事が塗装では常識でした。

そこでモリタ建装は艶消し材を調査・試用して潟Xズカペイントのビーズーコートという塗料と出会いました。この塗料はナノテクノロジーを使い、艶消し材でありながら汚染に非常に強いという特徴があります。
6-7年前にビーズートを使用した住宅を調査しましたがまったく汚染が見られませんでした。自信を持ってお勧めできる艶消し塗料になります。
 
●塗料を選ぶときは
見積りを依頼したときなど、よく塗料の製品名で提示されることがあります。
そのような時はカタログやパンフレットなどで次の5項目について確認していただければその塗料の特徴が良くご理解いただけるものと思います。
 
■樹脂のグレードは?

アクリル − ウレタン − シリコン − フッソ・無機 の順に高耐候になります。

■水系?  溶剤系?  1液? 2液?

一般的に 水性<溶剤 1液<2液になります。

■硬質タイプ?  弾性タイプ?

塗膜としては硬質の方が強いですが、モルタル下地で亀裂が気になる場合は弾性塗料を。

■つや有り?  つや消し?

耐候性・耐汚染性共につやあり塗料の方が高いですが、ビーズコートSiのような高機能つや消し塗装もあります。

■主な塗料の機能は?

弾性 結露防止 耐熱 遮熱 断熱 防音 等々色々な付加価値の付く高機能塗料があります。

2020年11月9日(月)
外壁塗装用塗料の種類と選び方

外壁塗装に使用される塗料は種類が多く、塗り替えを計画されている方にとってわかりにくい点も多いと思います。
このページでは、主に戸建て住宅の外壁塗装に使用される塗料について、その特徴、選び方のポイントなどをわかりやすく分類し紹介していきます。
 
●外壁塗装用塗料の種類

外壁塗装に使用される塗料はそのほとんどが合成樹脂塗料です。その中で主なものは次ぎの6種類です。

合成樹脂調合ペイント    3〜5年  従来最も多用されてきた塗料。安価。
アクリル樹脂塗料      5〜8年  油性ペイントより耐候性に優れ、色あせしにくい。
ウレタン樹脂塗料      8〜10年  耐久性、耐候性、耐薬品性に優れ、多方面で使用されている。
アクリルシリコン樹脂塗料 10〜15年  フッ素樹脂に次ぐ高耐候性。住宅の塗り替えに推奨品。
フッ素樹脂塗料            15〜20年   高耐候性で塗膜はガラス質に近く、 汚れも付きにくい。高価なのが難点。
無機塗料                  15〜年     開発されて日が浅いが高耐候性、防汚性は望める。

これらの中で水性・溶剤や1液硬化タイプ・2液硬化タイプに別れます。
基本的には水性より溶剤の方が、1液より2液の方が優秀な塗料になります。

耐用年数は過去の実績から推定される数値です。塗膜の劣化は紫外線の照射による影響が大きく、同じ建物でもその向き、部位によって異なってきます。
朝陽から西日まで陽射しを受ける南面と北面とでは同じ経年でも大きく劣化程度に差が出ます。

お金を出せば高性能な塗料を使うますが、コストパフォーマンスを考えるとアクリルシリコン塗装が一番すぐれています。
足場架設が困難や塗り替え工事を何度もしたくない場合などはフッソ以上の高耐侯塗料を使い、15年程度ごとに塗り替えを計画する場合はアクリルシリコン塗料が良いでしょう。

●水系塗料と溶剤系塗料
■それぞれの樹脂塗料に水性(水系)と油性(溶剤系)があります。水性だから油性より耐久性が悪いということではありません。大切なのは、何に塗装するのかということです。(DIYでご自身が塗装される場合は鉄部、屋根トタンなどには一般的な水性塗料の使用は避けてください。

■水性と油性を論ずるとき、耐候性の比較は正しくはありません。塗装しようとするものの材質によって水性と油性は使い分けなければなりません。

■最近の塗料の架橋技術やナノテクノロジーの発達は水系でも非常に強靭な塗膜を生成したり、光触媒塗料に代表される高度な付加価値を塗料にもたらしました。

■最近の溶剤系の塗料は環境に優しい弱溶剤系が多く使われるようになっています。今後、石油の消費量を極力抑えた環境型塗料が主流を占めるようになるでしょう。
 
●外壁用弾性塗料

■塗料には硬化した塗膜が硬質なタイプのものと弾性タイプのものがあります。被塗物(塗装しようとするもの)によってどちらかのタイプを選択します。

■外壁用の弾性塗料はモルタル壁の乾燥収縮から来る細かいクラック対策用ですが、ある程度の膜厚に塗り込まないとその効果は期待できません。したがって、この塗料の薄塗り仕上げは、ひび割れ対策にはほとんど効果がありません。

■各メーカーからいろいろな特徴を持った製品が出ていますので、パンフレットを取り寄せその特徴を検討するのも良いでしょう。


2020年11月2日(月)
部位・部材別の塗り替え時期2


●外壁
 
■モルタル 色あせ、汚れ、苔(藻)類の発生、特にひび割れに注意 ⇒ 塗り替えが必要です
横に走るひび割れは雨漏りにつながりやすいので特に注意が必要です。
ヘアクラック※が広範囲に見られたら⇒ 要塗り替え
■ALC ALC特有の巣穴が塗装で処理されているか ⇒ 要チェック
この処理が不適切ですとALCの風化を早めます。
合わせ目のシーリング材のひび割れ、痩せ ⇒ 要補修、塗り替え

■窯業系サイディング 色あせ、汚れの程度によって ⇒ 塗り替えが必要です
合わせ目のシーリングのひび割れ、痩せ ⇒ 要補修、塗り替え
鋼製、アルミ製サイディング 色あせ、汚れ、白錆に注意 ⇒ 塗り替えが必要です
白錆… 小さな泡粒のようなものが表面に現れ、触るとざらつく。
板張り 最近少なくなったが5年サイクルで定期的な塗り替えを推奨。
トタン 色あせ、汚れの程度、錆の発生が見られたら ⇒ 塗り替えが必要です

●窓枠等木部
塗装が剥れてきたら塗り替えが必要です。最近は戸袋と一体になったアルミ製がほとんどですが、築25年以上の住宅では木枠がいまだ健在です。
雨戸を閉めっぱなしの場合や北向きの窓などでは戸走り(一本引き)が腐ってしまうことがあります。簡単に交換できますのでご相談下さい。
 
●木製ドア

木目を活かした木地仕上げは、下地の程度によってその仕上がり具合は左右されます。あまり傷んでからでは塗り替えても仕上がりが悪く、見られたものではありません。ペイントで塗りつぶすしか方法がなくなります。早めの塗り替えをおすすめします。
特に紫外線の良く当たる下部の劣化が進みます。

 
●塀
埃や雨にさらされて汚れ、傷みと非常に厳しい条件下にあります。
車道に面していたり、地盤が弱いところではひび割れも起こりやすい。
早めの防汚対策やひび割れ対策の塗装体系での塗り替えを推奨いたします。
 また塀は汚れやすいこともあるので濃い色をお勧めします。外壁と比べて濃色だと建物全体に安定感も出ます。

2020年10月26日(月)
部位・部材別の塗り替え時期

建物の部位別、その部材別に塗り替えの時期の見極めポイントをまとめてみます。
 
●屋根
■日本瓦 瓦の割れ、ずれの有無。漆喰の剥れ、特に鬼瓦のずれに注意。特に塗装の必要性はなし。汚れ、色あせ、表層のひび割れが気になる場合は塗装もできます。

■セメント瓦・モニエル瓦 塗料の剥がれ、苔(藻)類の発生 ⇒ 要塗り替え

■コロニアルなど新生瓦 同上
トタン 塗料の剥がれや錆の発生が見られたら ⇒ 要塗り替え(早目が肝要)
 
●破風・鼻隠し
 
■モルタル 特にひび割れ※に注意。雨水の浸入に警戒。 ⇒ 要補修

■木板 妻側の傷み具合に注意。塗料の剥がれ ⇒ 要塗り替え
(風雨や日射によって建物の中で最も傷みやすいところ)

■窯業系ボード 張り合わせ目のコーキング個所のひび割れ、剥れ ⇒ 要補修
 
※雨水の浸入しやすい個所でモルタル仕上げの泣き所。内部のラス網やラス板の腐朽が外部から見えないので手遅れにならないように注意が必要。

●軒天(軒裏)
 
■ベニヤ 定期的な塗り替えをしていても部分的にめくれてくることがあります。
場合によっては部分的な張替えも必要。しみが出たなら ⇒ 要注意
■乾式ボード(珪カル板など) 塗料の汚れ、剥れがひどい場合は ⇒ 要塗り替え
■モルタル 同上
 
軒天にしみが見られたら屋根の点検が必要。雨漏りの可能性が大。痛みが進んでいると軒天井の板の交換が必要に。
 
●雨樋
 
■塩ビ製 塗装しなくとも良いが、外壁を塗り替えたとき、トイの汚れや色あせが目立ちます。きれいに塗りそろえる意味で塗装することが多い。古くなると材質に粘りがなくなり欠けやすくなるので注意。一度反ったりすると元へ戻りにくい。
■銅製 溶接個所の剥れに注意。半田付けは弱いので定期的な点検をおすすめします。
 
トイの「つまり」などの不具合は建物にとって思わぬ被害をもたらすことがあります。傷み具合によっては消耗品と考え、思い切って架け替えることをおすすめします。

2020年10月19日(月)
住宅外壁塗装のパターン(模様)の種類 モルタル外壁

外壁塗装において建物の保護とともに美観を向上することは大切なニーズです。塗料はその粘度調節と塗装方法、塗料の特殊性を活かして容易に平滑、凹凸模様などバラエティーに富んだ仕上がりを建物に与える事が出来ます。外壁塗装における塗膜のパターンは吹き付け塗装や色々なパターン専用ローラー、左官コテなどを使用して造られます。このページでは外壁塗装におけるパターンの種類とパターンがどのような方法で造られるか紹介しています。
 
■砂壁状模様(リシン)

パターンの仕上げ方法と特徴
アクリルエマルジョンに骨材(寒水石、硅砂、パーライト)を混入し、専用ガン(リシンガン)を使用して吹き付け塗装で造る。ノズル口径4〜6mm。
以前はセメント系が使用されたが今はアクリルエマルジョンをベースに、いわゆるアクリルリシンが主流に使用されています。
左官の高級仕上げ「掻き落とし」に似たつや消しで落ち着いた雰囲気に仕上がります。
弾性タイプもある

 
■砂壁状模様(じゅらく)

パターンの仕上げ方法と特徴
アクリルエマルジョンに微粒子骨材を混入し、専用ガン(リシンガン)で吹き付け塗装で造る。ノズル口径4mm。
左官仕上げのじゅらく壁に似せて考案されたもので、骨材をリシンより微粒子にしたもの。
室内の壁仕上げにも使用できます。

■ゆず(柚子)肌模様

パターンの仕上げ方法と特徴
高粘度塗料をリシンガンなど専用ガンを使用して吹き付け塗装で造ります。
ガン口径を小さめにして、凹凸模様より小さな模様を造ります。

ローラーによるさざ波模様の上にトップコートを塗装すると模様が滑らかになり、さざ波というよりゆず肌模様になることがあります。
 

■さざ波(スチップル)模様

パターンの仕上げ方法と特徴
外壁仕上げ材の高粘度塗料を鎖骨ローラーを使用して造る。
ローラーによるさざ波状模様は凹凸模様のローラーによる仕上げの分類に入る。
スチップル模様ともいう。
ゆず肌と似ているが、ゆず肌は吹き付け機械にて、さざ波はローラーで塗装する。

■凹凸模様(吹き放し)

パターンの仕上げ方法と特徴
外壁仕上げ材を専用ガンで吹き付け塗装して造る。
外壁仕上げ材を厚塗り後、専用ローラーでパターン付け。

最近あまり使用されないが、クレーター(月面状)模様もこの分類に入る。
汚染に強い形状である。

 

■凸状模様(凸部処理)

パターンの仕上げ方法と特徴
外壁仕上げ材を吹き付け後、ローラーやコテで軽く押さえる。
外壁仕上げ材を吹き付け乾燥後、サンダーで凸部をカット。

外壁仕上げ材を厚塗り後、専用ローラーでパターン付け。
キャスト模様、ヘッドカット模様ともいう。
凸部にエッジが出来るため汚染がたまりやすい。

2020年10月12日(月)
錆止め・下塗り塗料

●錆止め塗料の種類(建築塗装用)
錆止め塗料の種類は多く、メーカー特許品も販売されています。錆止め(防錆)塗料はその性質上、含鉛塗料が多くなりますが、環境への影響を考慮して、無鉛塗料が使用される方向に進んでいます。
 
主な錆止め(防錆)塗料
■一般錆止めペイント : べんがらを主体としたもので、安価ですが、他の錆止めペイント比較して性能はやや劣ります。
現在は使われていません。
 
■鉛丹錆止めペイント : 鉛丹と乾性油を練り合わせたもの。鉛丹は光明丹とも言われ防錆力は強いが毒性も強い。
現在はほとんど使われていません。
 
■シアナミド鉛錆止めペイント : 鉛丹より比重も軽く防錆力も良く、一般鋼材の錆止め用として広く用いられています。
塩基性クロム酸鉛錆止めペイント : 比較的乾燥が速く貯蔵安定性も良い。一般構造物、車両用プライマーとして用いられています。

■エポキシ系錆止めペイント:エポキシの優れた密着力・耐薬品性などから錆にも強く、下地を選ばないため現在では最も使われている。鉄部だけでなく木部にも使用できる。
大変優れた錆止め塗料だが紫外線には弱いので、シリコンやウレタンなどの上塗りが必須。モリタ建装(株)の標準仕様。
 
■塩酸カルシウム鉛錆止めペイント : 付着性など塗膜性能はよいが、貯蔵性が悪い。ゲル化しやすい。鉄鋼、亜鉛メッキ面用として使用される。白色なので錆止めと着色兼用として使用されることもある。

■ジンクリッチペイント : 塗るメッキとして開発された高性能の錆止めペイント。防食性に優れ、没水部には強い。ショッププライマー、タンク内面、没水面、一般鋼材など広く使用されている。
 JIS規格による塗料の色見本
メーカーにより同規格品でも顔料の関係で、多少色が異なる場合があります。この見本色は一応の目安になりますが、実際とは多少異なる場合があります。
 
1種---乾性油のみビヒクルに使用したもの。
2種---乾燥性、耐候性を改良し、合成樹脂を少量混合したもの。乾燥性、作業性がよい。

●エポキシ系錆止め塗料
現在では密着力・密封力・錆止め効果の高いエポキシ系錆止め剤が主に使われています。


2020年10月5日(月)
アクリルシリコン塗料

現在、一般住宅の外壁・屋根の塗り替えには一番使われている材料です。耐紫外線などの耐候性が高い事、親水性によって汚染に強い事などの割に価格も安くなって来ていてコストパフォーマンスの優れた材料です。
たまにセラミックを謳ったものもありますが、イメージ上の事が多いです。

アクリルシリコン樹脂塗料の特徴
一般的には次のような特徴を持っています。シリコン塗料は厳密にはアクリルシリコン塗料と言います。
 
●下地に対する付着力が強い。
●光沢保持性、保色性が大きい。
●耐水性、耐薬品性(耐酸性、耐アルカリ性)、耐油性が大きい。
●耐汚性が大きい。元々汚れが付着しにくい樹脂である。
●耐候性が大きい。(塗膜性能は限りなくフッ素樹脂塗料に近い)
●フッ素樹脂塗料は亜鉛鍍金面に不適であるが、アクリルシリコン樹脂塗料は直接塗装が可能。

アクリルシリコン樹脂塗料の種類

■溶剤形アクリルシリコン樹脂塗料(強溶剤形、弱溶剤形)
■反応硬化形エマルジョン塗料
■アクリルシリコン系外壁仕上げ材 

●溶剤形アクリルシリコン樹脂塗料

打ち放しコンクリート生地仕上げの上塗り塗料として使用されています。(シリコンクリヤ)
既存塗膜が比較的しっかりしているとプライマーなしで塗装可能です。

屋根用塗料として遮熱塗料としても使用されています。

一液、二液タイプがある。最近は弱溶剤タイプが中心に使用されている。
耐候性、耐水性、耐薬品性、耐油性に優れている。


●水性反応硬化形アクリルシリコン樹脂系塗料

建築塗装では外壁用塗料として主にモルタル、コンクリート塗装やスレートなど屋根塗装にも使用されています。
耐薬品性が強く、耐油性もあります。低汚染性である。

 
●アクリルシリコン系外壁仕上げ材

■単層弾性シリコン系仕上げ材
透湿性がある。
クラックへの追随性が期待できる弾性能力が大きい。
吹き付け、ローラー仕上げ用がある。

■複層シリコン系仕上げ材
模様仕上げのトップコートとして使用される。
低汚染形としてセラミック変性アクリルシリコン樹脂塗料が使用される。
環境形としては水性反応硬化形アクリルシリコン樹脂塗料が使用される。

2020年9月28日(月)
塗料の樹脂について 5


●不飽和ポリエステル樹脂塗料

■特徴

主剤、硬化剤、促進剤の三液性のもの。量産塗装に使用されます。
促進剤は主剤の中に配合済みの二液性のもので少量塗装に使用します。
塗膜は硬く、肉厚で、耐薬品性、耐水性に優れています。
可使時間に左右されやすいです。
合板用、木製家具用、耐薬品用などに使用します。
 
 
●粉体塗料

合成樹脂の粉末を流動浸漬法、溶射法、静電気式吹き付け法、電気泳動電着法などにより被塗面に接着させて、加熱して連続塗膜を形成する塗料。
ポリエチレン、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂などが使用されます。
 
■特徴
1回で厚塗り塗膜が得られ、短時間加熱で硬化する。
塗料の改修、再利用ができ、塗料損失は少ない。
溶剤には溶けにくい樹脂も使用できる。
溶剤を使用しないので火災、中毒、公害の心配がない。
加熱装置を使用するため、大型の被塗物への塗装には不向き。
溶剤型塗料のような平滑な仕上がり面が得られない。滑らかではあるが細かなゆず肌、凹凸の仕上がり面になる。
ピンホールができると、塗膜性能が著しく低下するので細心の注意が求められる。

●ポリウレタン樹脂塗料

一般的にはウレタン塗料と呼ばれます。

■油変性ポリウレタン樹脂塗料
ウレタン化アルキド、ウレタン油などとも呼ばれます。
一液性で、成分中の乾性油の酸化重合により乾燥します。乾燥時間は短い。
耐候性、耐摩耗性に優れている。耐薬品性は他のポリウレタン樹脂塗料より劣ります。
床用などその用途は広い。

■湿気硬化形ポリウレタン樹脂塗料
空気中の湿気と反応して、架橋反応硬化するタイプの塗料。
高湿度ほど乾燥は速い。
塗膜が硬化する際、炭酸ガスを発生するので、厚塗りするとあわやピンホールを生じます。

耐摩耗性が大きいので学校、体育館の床、コンクリート床面などに使用されるます。

2液型と比べると形成される塗膜が弱い傾向です。

■二液形ポリウレタン樹脂塗料
主剤と助剤からなる二液タイプの塗料。
主剤にはポリエステル、ポリエーテル、ひまし油が使用されます。
助剤はイソシアネートが使用されます。
木工用、金属用、ゴム用、皮革用、コンクリート床面用などがあり、多方面で使用されています。
 

2020年9月21日(月)
塗料の樹脂について 4

●フッ素樹脂塗料

現在の住宅外装塗料では最高品質の塗料の一つ。耐用年数は15年以上みこめるが、施工単価が高いためコストパフォーマンスは下がります。
耐紫外線性能が高いが、親水性などの防汚染性能が低いので、塗料は長持ちするが汚くなるなど弊害があります。
しかし、高い耐紫外線性能を求められる屋根用塗材としては非常に優秀です。

フッ素樹脂にはポリフッ化エチレン、ポリ三フッ化塩化エチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、六フッ化プロピレンなどがあります。
 
■特徴
塗膜は不燃性で、耐溶剤性が高い。
合成樹脂の中で最も高価です。

■用途
電気絶縁塗料、耐熱性塗料、耐薬品性塗料、耐食塗装用などに使用されています。
最近の建築塗装においても、高耐候、低汚染塗料として使用されています。

●フェノール樹脂塗料
フェノール樹脂は価格も安い。自然乾燥、加熱硬化形があります。
 
100%フェノール樹脂塗料は耐薬品性に優れ、ダムの水門、橋梁、タンクの錆止め用に用いられます。
熱硬化性フェノール樹脂塗料はすずメッキ板のクリヤー仕上げ、電気絶縁ワニスとして使用。
 
●フタル酸樹脂塗料

■自然乾燥用フタル酸樹脂塗料
アルキッド樹脂塗料の一種であるフタル酸樹脂塗料は、乾燥時間は半日程度で光沢、強靭、耐候性、耐油性のある塗膜が得られます。
耐水性、耐アルカリ性に弱い。
車両、機械、建築、船舶用などに使用されます

■焼付け用フタル酸樹脂塗料
130度前後で焼き付け乾燥します。
塗膜は硬く、屈曲性、付着力、耐候性、耐油性に優れています。
少量のメラミン樹脂を添加して硬度と光沢を改良したものもあります。
電気器具、計器、金属家具、農業機械などに使用されています。

2020年9月14日(月)
ポリウレタン樹脂塗料

現在、木・鉄部などではデファクトスタンダードと言えるウレタン塗料です。
材料価格と効果・性能のバランスの良い商品です。

●ポリウレタン樹脂塗料
一般的にはウレタン塗料と呼ばれます。

■油変性ポリウレタン樹脂塗料
ウレタン化アルキド、ウレタン油などとも呼ばれます。
一液性で、成分中の乾性油の酸化重合により乾燥します。乾燥時間は短い。
耐候性、耐摩耗性に優れています。耐薬品性は他のポリウレタン樹脂塗料より劣ります。
床用などその用途は広い。

■湿気硬化形ポリウレタン樹脂塗料
空気中の湿気と反応して、架橋反応硬化するタイプの塗料。
高湿度ほど乾燥は速い。
塗膜が硬化する際、炭酸ガスを発生するので、厚塗りするとあわやピンホールを生じます。

耐摩耗性が大きいので学校、体育館の床、コンクリート床面などに使用されます。

2液型と比べると形成される塗膜が弱い


10年ぐらい前までは外壁に、現在でも木・鉄部に大変良く使われているウレタン樹脂系塗料。水性、溶剤系に別れそれぞれ1液タイプ、2液タイプに別れます。
ウレタン樹脂塗料は、耐候性があり、独特の肉厚感と光沢をもっています。また、硬度や耐摩耗性が高く、剥がれにくいという特徴もあります。また、柔らかい性質と密着性が高いので、曲面や細部の塗装にも適しています。トタンやアルミ、モルタル・コンクリートに塗装可能で、特に木部との相性が非常によい特性があります。
近年はさらに高耐久のシリコン系塗料に徐々にとってかわられています。
 
ポリウレタン樹脂塗料の特徴
一般的には次のような特徴を持っています。
 
耐摩耗性、たわみ性がよく、床材などにも使用されています。
耐候性、耐水性、耐薬品性、耐油性に優れている。
黄変性を生ずるものもあり、無黄変性ポリウレタン樹脂塗料もある。
鋼材、亜鉛鍍金面、アルミ、モルタル・コンクリートに塗装可能。木部との相性が非常によい。
 
 ポリウレタン樹脂塗料の種類
■一液型ポリウレタン樹脂塗料
■二液型ポリウレタン樹脂塗料
■水性反応硬化型ポリウレタン樹脂塗料
■弾性型ポリウレタン樹脂系塗料
■ポリウレタン系外壁仕上げ材


2020年9月7日(月)
塗料の樹脂について 5


●フェノール樹脂塗料
フェノール樹脂は価格も安い。自然乾燥、加熱硬化形とある。
 
100%フェノール樹脂塗料は耐薬品性に優れ、ダムの水門、橋梁、タンクの錆止め用に用いられる。
熱硬化性フェノール樹脂塗料はすずメッキ板のクリヤー仕上げ、電気絶縁ワニスとして使用。
 
●フタル酸樹脂塗料

■自然乾燥用フタル酸樹脂塗料
アルキッド樹脂塗料の一種であるフタル酸樹脂塗料は、乾燥時間は半日程度で光沢、強靭、耐候性、耐油性のある塗膜が得られる。
耐水性、耐アルカリ性に弱い。
車両、機械、建築、船舶用などに使用される。

■焼付け用フタル酸樹脂塗料
130度前後で焼き付け乾燥する。
塗膜は硬く、屈曲性、付着力、耐候性、耐油性に優れている。
少量のメラミン樹脂を添加して硬度と光沢を改良したものもある。
電気器具、計器、金属家具、農業機械などに使用されている。

●不飽和ポリエステル樹脂塗料

■特徴
主剤、硬化剤、促進剤の三液性のもの。量産塗装に使用される。
促進剤は主剤の中に配合済みの二液性のもの。少量塗装に使用。
塗膜は硬く、肉厚で、耐薬品性、耐水性に優れている。
可使時間に左右されやすい。
合板用、木製家具用、耐薬品用などに使用。
 
 
●粉体塗料

合成樹脂の粉末を流動浸漬法、溶射法、静電気式吹き付け法、電気泳動電着法などにより被塗面に接着させて、加熱して連続塗膜を形成する塗料。
ポリエチレン、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂などが使用される。
 
■特徴
1回で厚塗り塗膜が得られ、短時間加熱で硬化する。
塗料の改修、再利用ができ、塗料損失は少ない。
溶剤には溶けにくい樹脂も使用できる。
溶剤を使用しないので火災、中毒、公害の心配がない。
加熱装置を使用するため、大型の被塗物への塗装には不向き。
溶剤型塗料のような平滑な仕上がり面が得られない。滑らかではあるが細かなゆず肌、凹凸の仕上がり面になる。
ピンホールができると、塗膜性能が著しく低下するので細心の注意が求められる。

2020年8月31日(月)
塗料の樹脂について 4

●フッ素樹脂塗料

現在の住宅外装塗料では最高品質の塗料の一つ。耐用年数は15年以上みこめるが、施工単価が高いためコストパフォーマンスは下がる。
耐紫外線性能が高いが、親水性などの防汚染性能が低いので、塗料は長持ちするが汚くなるなど弊害がある。
しかし、高い耐紫外線性能を求められる屋根用塗材としては非常に優秀である。

フッ素樹脂にはポリフッ化エチレン、ポリ三フッ化塩化エチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、六フッ化プロピレンなどがある
 
■特徴
塗膜は不燃性で、耐溶剤性が高い。
合成樹脂の中で最も高価である。

■用途
電気絶縁塗料、耐熱性塗料、耐薬品性塗料、耐食塗装用などに使用されている。
最近の建築塗装においても、高耐候、低汚染塗料として使用されている。

●フェノール樹脂塗料
フェノール樹脂は価格も安い。自然乾燥、加熱硬化形とある。
 
100%フェノール樹脂塗料は耐薬品性に優れ、ダムの水門、橋梁、タンクの錆止め用に用いられる。
熱硬化性フェノール樹脂塗料はすずメッキ板のクリヤー仕上げ、電気絶縁ワニスとして使用。
 
●フタル酸樹脂塗料

■自然乾燥用フタル酸樹脂塗料
アルキッド樹脂塗料の一種であるフタル酸樹脂塗料は、乾燥時間は半日程度で光沢、強靭、耐候性、耐油性のある塗膜が得られる。
耐水性、耐アルカリ性に弱い。
車両、機械、建築、船舶用などに使用される。
■焼付け用フタル酸樹脂塗料
130度前後で焼き付け乾燥する。
塗膜は硬く、屈曲性、付着力、耐候性、耐油性に優れている。
少量のメラミン樹脂を添加して硬度と光沢を改良したものもある。
電気器具、計器、金属家具、農業機械などに使用されている。


2020年8月24日(月)
塗料の樹脂について 3

●塩化ゴム系塗料
■特徴
速乾性であり1日2回塗り作業が出来る。
低温時でも乾燥する。
厚塗り塗装ができる。厚塗りタイプで60ミクロン程度の膜厚を確保できる。
塗膜間の付着力が良く、剥離を生じることがない。
耐水性、耐塩水性、耐薬品性が良い。

■用途
橋梁、プラントなどの屋外構造物、船舶、コンクリート、耐油性塗料として使用されている。
 
●ケイ素樹脂塗料
■特徴
高温や低温でも安定である。
電気絶縁性に優れている。
耐候性、耐薬品性、耐熱性、耐水性が高い。
光沢性、保色性がよく、チョーキングしにくい。

■用途
ケイ素樹脂にアルミニウム粉配合のものは、耐熱塗料として優れている。
ヒーター、暖房機用に電気絶縁ワニスとしても利用されている。

●ビニル樹脂塗料

■酢酸ビニルエマルジョン塗料
壁用塗料として多用されている。
耐久力、耐水性に優れている。
水滴の発生するような場所の塗装に適し、通気性もある。
コンクリート、モルタル面に塗装できる。
金属面には錆が発生するので不適。

■塩化ビニル酢酸ビニル共重合体塗料
耐水性、耐薬品性に優れている。
密着性に乏しく、「やけ」を起こしやすい。
耐薬品、耐油用として建築物、機械類の塗装に使用。
コンクリート用塗料、難燃性塗料としても利用されている。

■塩化ビニル塗料
塗膜の「肉もち」がよく、金属に対する付着、光沢に優れ、強靭、難燃性である。
1種 : 屋内のコンクリート、モルタル、スレートなどの吸収面用。
2種 : 屋外の金属、木材など比較的非吸収面用。
3種 : 耐薬品塗装用。

■ブチラール樹脂塗料
塗膜が強靭で、弾性がある。
木材への付着性もよく、木材の目止め塗料、節止め塗料、ハードボードの下塗り塗料などに使用されている。

2020年8月17日(月)
塗料の樹脂について 2

●アミノアルキド樹脂塗料

■酸硬化形アミノアルキド樹脂塗料
酸性硬化剤を使用するので金属には適さない。
研磨性は良いが貯蔵安定性、耐候性は悪い。
木製品の塗装に使用されている。
 
■熱硬化形アミノアルキド樹脂塗料
アミノ樹脂としてはメラミン樹脂が多く使用される。
その性質は硬く、耐溶剤性、光沢、耐候性に優れている。
たわみ性、付着性に難あり。
熱硬化形は主に木材用に使用される。
 
●エポキシ樹脂塗料

防錆塗料・床塗料に良く用いられる。紫外線に弱いので外部で仕上げには用いられない。
 
■特徴
付着力が強い。特に金属、ガラス、木材への付着性が優れている。
耐水性、耐薬品性に優れている。
「やせ」が少ない。
硬度が高く、屈曲性、耐摩耗性が大きい。

●エポキシ樹脂塗料の種類
 

■熱硬化形エポキシ樹脂塗料
  耐薬品性、耐溶剤性、耐アルカリ性に優れている。
  タンク、パイプ、ドラム缶、チューブなどに使用。
■アミン硬化エポキシ樹脂塗料
  厚塗りが出来るが塗膜はややもろい。
  船のバストラタンク、石油タンクなどに使用。
■エポキシエステル樹脂塗料
  付着性、耐薬品性、耐摩耗性に優れている。
  タンク、機械プラント、プラスチック用など多方面で使用。
■タールエポキシ樹脂塗料
  タールとエポキシ樹脂を組み合わせたもの。
  
エポキシ樹脂塗料より耐水性、耐酸性が向上する。
可とう性、付着性が優れ、硬度の高い塗膜が得られる。
鋼管内外面、港湾など腐食の烈しい環境の構築物などに使用。

2020年8月10日(月)
塗料の樹脂について

石油化学の発展とともに合成樹脂の塗料化が進み、それぞれの合成樹脂のポテンシャルを活かした塗料が製品化されています。現在、塗料のほとんどが合成樹脂塗料といっても過言ではないほど多用されている塗料です。
その種類と特徴を簡単にまとめてみました。
 
●アクリル樹脂塗料
  
新築工事によく使われている。現在では安価な材料。
水性・油性があります。

■特徴
クリヤは無色透明で、高温でも変色しない。
光沢保持性、保色性が高い。
耐水性、耐酸性、耐アルカリ性が高い。
石油系溶剤、植物油、グリースに対しても抵抗性がある。
電気絶縁性がある。

■種類
アクリルラッカー : 金属、木工、コンクリート、プラスチックなどに使用できる。航空機、車両、自動車、家電製品などに用いられている。
焼付けアクリル : 溶剤熱硬化性アクリル樹脂塗料のことをいう。家電器具類、自動車、家具、事務機器、非鉄金属など用途は広い。
水溶性アクリル : 水溶性熱硬化形アクリル樹脂塗料のことを言う。自動車、電気器具類などの浸漬塗装(電着塗装)用に使用されている。
エマルジョン形アクリル樹脂塗料 : 自然乾燥型塗料で建築塗装では多用されている。
アクリル化アルキド : アクリル変性アルキド樹脂塗料のことを言う。アルキド樹脂塗料より耐候性、光沢保持性、保色性、耐湿性などが優れている。

現在、一般住宅の塗り替えの外壁・屋根で最も使われている材料です。
水性・弱溶剤系・1液・2液型と多種ありますが、基本的には弱溶剤2液型がいちばん優秀なシリコン塗料です。

●シリコン樹脂塗料 

一般的にシリコン塗料と呼ばれている。塗り替え工事では一番使われている。
水性・油性があります。

■特徴
下地に対する付着力が強い。
光沢保持性、保色性が大きい。
耐水性、耐薬品性(耐酸性、耐アルカリ性)、耐油性が大きい。
耐汚性が大きい。元々汚れが付着しにくい樹脂である。
耐候性が大きい。(塗膜性能は限りなくフッ素樹脂塗料に近い)
親水性があり雨水とともに汚染が落ちる。
フッ素樹脂塗料は亜鉛鍍金面に不適であるが、アクリルシリコン樹脂塗料は直接塗装が可能。
その価格と塗膜性能の面で優れているので建築塗装、特に外壁塗装では多用されている。

2020年8月3日(月)
一戸建て住宅塗装での注意点3

コロニアルやモニエル瓦などはセメントなどを圧縮し、表面を守るために塗装が施してあります。この為、表面の塗装が劣化・剥離・苔の発生などがあると本体のセメント層が直接ダメージを受け劣化し、割れ・裂け・剥離などが起こります。
和瓦の場合は基本的に塗り替えはしません。
モニエル瓦は洋瓦とも言われますが、見た目が綺麗なら塗り替えの必要はありません。表面の塗装膜が劣化していたら塗り替えましょう。

■コロニアル屋根

コロニアル屋根は厚さ数mmの板で出来ています。大変薄いので塗装で守ってやらないと亀裂や欠けが生じやすいです。また苔や藻などが生じやすく、それらの根張りによって基材が壊れてしまうので注意が必要です。
一戸建て住宅の場合、大屋根を直接見ることは難しい場合が多いです。その為、玄関上の庇やベランダ下の屋根は大屋根と同じ屋根材の事が多いのでおおよその劣化具合を調査することが出来ます。

ただし大屋根と違い1日のうち影が出来る時間が多いので、大屋根よりも比較的劣化具合が軽いです。

コロニアル屋根の劣化は、艶が消え白っぽくなる → 苔等がまばらに発生する→ 部分的に表面塗膜が剥離する → 
コロニアル自体の裂け・剥離が始まる と進行します。

■コロニアル屋根の塗装

現状:コロニアルに苔が生じ部分的に既存塗膜が剥離している。コロニアル自体の裂け剥がれはない。

対処法
高圧水洗浄(15Mpa)で、既存塗膜の苔やチョーキングの粉を除去するのが大切です。高圧水洗浄は屋根塗装において必須の工程です。これを行わないと塗装後数年で新規塗装がはがれてきます。

洗浄後は屋根専用のプライマーを塗り、仕上げには耐紫外線性の高いシリコン系以上の専用塗材を塗布します。
外壁と比較して屋根は3倍程度の紫外線に晒されるので、外壁以上の性能の塗料が必要です。
また夏場の2階部屋の高温に困っている方には遮熱タイプの塗料がお勧めです。
一般のコロニアル塗装より1〜2割程度高価ですが、光熱費削減なども望めますのでお得になります。

モリタ建装では屋根コロニアルには全て日本特殊塗料(株)「遮熱塗装パラサーモシリコン」を使っています。

■金属屋根

最近の住宅ではあまり金属屋根は使われませんが、瓦棒板金製のものなどたまに見ます。金属屋根で問題なのが錆で、放置しておくと穴が置くなど大きなトラブルに繋がります。
また断熱効果も弱いので夏場には大変高温になり室内も熱くなります。

■金属屋根の塗装

現状:塗装膜が劣化しところどころに赤錆が見受けられる・

対処法
錆びや劣化した部分を充分にケレンして落とします。錆防止の為、エポキシ系の錆止め材を下塗りとします。

仕上げには耐紫外線性の高いシリコン系以上の専用塗材を塗布します。
外壁と比較して屋根は3倍程度の紫外線に晒されるので、外壁以上の性能の塗料が必要です。
また金属屋根は断熱効果が無い為、遮熱タイプの塗料がお勧めです。
一般のコロニアル塗装より1〜2割程度高価ですが、光熱費削減なども望めますのでお得になります。


2020年7月27日(月)
一戸建て住宅塗装での注意点2

■チョーキング(白亜化)
状況
外壁などを手でこすると手のひらに白い粉が付きます。これはチョーキングと言って塗料の寿命を示すものです。
塗料にとって最大の敵は、太陽の紫外線で、それとの戦いに敗れ粉化していきます。
チョーキングすると外壁を守る鎧としての塗装の役目が出来なくなり、次第に粉化が進み下地の破壊へとつながっていきます。

対処法
粉の付いたまま塗り替えても、新しい塗料が付着しないので、全面を高圧水洗浄(15Mpa)してから行います。新規の塗料については、耐紫外線の強い物、雨水による汚染の少ない物を選定しましょう。
モリタ建装では微弾性フィラーの上、弱溶剤2液型シリコン塗料または水性シリコン塗料をお勧めしています。
シリコン系塗料は耐紫外線性能が高く、親水性から汚染にも強い塗料です。

■亀裂(クラック)
状況
モルタル又は鉄筋コンクリート造の開口部(窓等)の四隅に発生しやすく、これは壁の構造的に弱い部分に歪が集中する為です。
亀裂にはモルタルやコンクリートの特性である乾燥収縮過程に起因するものと、構造的な歪に起因するものがあり、前者は4-5年すると亀裂の発生が止まりますが、後者はズーッと広がり続けます。
亀裂が出来ると外壁内部に水が浸透し内部から劣化が始まるので、破壊が早く進んでいきます。

対処法
モリタ建装ではクラックスケールを用い巾0.3mm未満は微弾性フィラーの摺り込み、0.3mm以上はUカットシーリングで対応しています。Uカットシーリングするとある程度の亀裂の広がりに対応できます。
木造住宅の場合は、Uカットシーリングは壁にダメージを与えるので、エポキシ樹脂を注入するエポシール工法を取ります。
他にも鉄筋造には高圧・低圧注入などの補修法もあります。

現在ではあまり使われなくなりましたが、古い建物だと鉄材を使った建物が多いです。
安価で造作しやすいうえ、強靭で構造物としても使えるので、鉄は古来から良く建築に用いられてきました。ただ錆びるという欠点から近年は使用を避けられます。

■外部鉄骨階段天井部
症状
天井部デッキプレートの塗装がはがれ錆が進行している。
特に壁側が劣化の酷いことが多く、これは上の廊下土間に溜まった雨水が、壁との隙間を通して天井に浸水する為で、上階廊下の防水の問題になることもしばしば見受けられます。
既存塗膜の剥けがバラバラと酷く、下地にはシルバーの物が出ている場合は、下地が溶融亜鉛メッキプレートで、その上に未処理で塗装した施工ミスが考えられます。
以前アパートの鉄骨廊下全体が落下するという大きな事故がありました。街を歩くと落っこちそうな鉄骨階段・廊下は多く見ますので大変危険です。

対処法
サンダー等を使い剥離した旧塗膜を除去します。活膜は残します。これはRB種ケレンと言われます。
密着性と防錆力の高いエポキシ系錆止め材を前面に塗布したうえ、2液弱溶剤ウレタンまたはシリコン塗材によって仕上げます。
下地が溶融亜鉛メッキプレートの場合は、最初に脱脂処理が入ります。

■外部鉄骨階段段裏
階段部の鉄材は、出っ張り・引っ込みが多く、このようなエッジ(角)の多い部分は、平場と比べ塗膜厚が均一でなく、著しく薄い部分が出来てしまいます。
これはローラーやハケで塗装するので、角部分はどうしても擦れて塗膜が薄くなってしまうからです。これが原因で鉄骨階段は錆びやすい部分です。
階段段裏の塗膜の劣化は、階段表面からの雨水の漏水による場合が多いです。

対処法
予算があれば、階段の上面は塩ビシート防水を施工します。予算が無い場合は階段状面の入隅部を全て変性シリコンシーリングし漏水を止めます。
塗装に関しては上記の階段天井と同じです。仕上げの塗布には吹付で塗装します。
エッジでも吹付塗布なら均一な塗膜厚になります。

鉄部塗装ではRB種ケレンの上に、密着性・防錆性の高い弱溶剤2液エポキシ系の防錆材を使う事が肝心です。
エポキシは密着性があり強靭な塗膜を形成しますが、紫外線には極端に弱いので、仕上げ材には耐紫外線性の高い仕上げ塗料を使う必要があります。

2020年7月20日(月)
一戸建て住宅塗り替え工事での注意点

一戸建て住宅で注意するポイントをお話しします。
塗り替え工事ではポイントを押さえた工法が重要になります。

■シーリング回り
状況
サイディング一戸建て住宅の外装で一番注意が必要なのは、サイディングと窓回りの目地シーリングの劣化です。
サイディングは寸法の決まった板を張り合わせていく構造上、合わせ目の目地のシーリングのかかせない工法です。
ところがこのシーリングの寿命は10年程度で、サイディング外壁自体は綺麗なのに目地部の劣化が先に始まってしまうのです。

対処法
既存のシーリング材を全て撤去し、新たに新規シーリングを打設します。この時シーリング材の上に塗装するならポリウレタンシーリング、塗装しないなら変性シリコンシーリングになります。
シーリングの上に塗装すると、塗料がシーリングを守ってくれて、露出より長持ちするのでお勧めです。旧シーリングを全て撤去することがポイントです。



■雨戸板・戸袋板
状況

雨戸板・戸袋板も外装塗り替えの場合は塗装しましょう。材質が金属で新築時に焼き付け塗装してますので耐久性は高いですが、放置しておくと汚染が進み、錆などが始まります。
また外壁が綺麗になっても、雨戸板・戸袋板が汚いままだと大変目立ってしまいます。

対処法
弊社では十分にケレンを行った上で2液ウレタン以上の材料を吹き付け塗装しています。

■破風板
状況
木部を守るべき塗装が劣化し、剥げ落ちてしまったものを良く見ます。
こうなると木部が直接ダメージを受け続けるので劣化のスピードは加速します。
特に紫外線の強く当たる破風板はどちらのお宅でも劣化があります。

対処法
一刻も早く、木部を守る塗装の塗り替えが必須です。既存塗膜を丁寧に剥離ケレンし、エポキシ系木部下塗り材の上、ウレタン又はシリコン塗装します。

■霧除け
状況
窓の上にある小さな屋根を霧除けと言います。屋根は金属製の板で、下部は木で作られていることが多いです。
鉄部は焼付塗装されていて耐久性が高いですが、15年以上たつと劣化が始まり錆びだします。
木部は5年程度から劣化が始まり、チョーキングから剥離と進んでいきます。

対処法
屋根金属部はエポキシさび止めの上ウレタンまたはシリコン塗装が必要です。
木部は破風板とおなじです。

2020年7月13日(月)
塗料の機能-生物学的特性

本日は塗料の色々な機能を持つものを紹介します。

■生物学的特性

●防カビ塗料・防藻塗料

防カビ材を塗料に添加したものが多く、その効果は経年とともに薄れて行く。
その点、無機質塗料はその特性からカビや藻が生えにくい。各塗料メーカーから色々な種類のものが製品化されている。
光触媒塗料は光触媒体の強力な分解能力により、防カビ・防藻効果が期待できる。

一般的にシリコン系塗料は防カビ・防藻性能が高いようです。

●抗菌塗料.

抗菌剤を塗料に添加したものが多いが、光触媒塗料はその光触媒体の働きにより菌類は分解され効果が大きい。
 
表面が緻密な塗膜を形成する塗料だと、カビ・藻が根を張れないため防カビ塗料・防藻塗料を謳っているものが多いようです。

建物の北面など常に湿潤な環境だと、外壁面などにカビ・藻が繁茂する事があります。
根が塗膜を貫き塗装の劣化を早めますので、防カビ・防藻塗料を意識して使いましょう。

■電気的機能を持つ塗料

●帯電防止塗料

建築塗装では、主に床用に使用される。もともと床用に使用される塗料は塗膜に電気絶縁性が強く、電気が伝わりにくい性質を持っています。帯電防止塗料は塗膜に導電性を持たせ、静電気の帯電を防止する機能を持たせた塗料です。
 
■熱学的機能を持つ塗料

●断熱塗料

塗料の断熱性を利用して外気温と壁内温度の格差を和らげ、壁内結露の予防効果得られる。
 
●耐熱塗料

耐熱塗料はその要求される耐熱温度によって区分され塗料材質も異なってくる。顔料としてはアルミニウム粉が多く用いられ、耐熱温度によってアクリルシリコン、ブチルチタネートなどが使用される。
 
●耐火塗料

塗膜が難燃性のタイプと火災による加熱によって塗膜が発泡し、断熱層を形成するタイプがある。発泡タイプの防火塗料で薄膜タイプもある。

2020年7月6日(月)
シーリング悪い所だけ打ち直しはダメです!

■サイディング壁の住宅でシーリング工事に手を抜くような工事なら、ヤラナイほうがマシです。

先週合い見積もりにした市内のお客様のお宅はサイディング住宅で、シーリング工事の金額が随分違うので説明してほしいと尋ねられました。
そして合い見積もり業者の見積書を見るとシーリング工事だけで15万円違いました。
しかしその内容はシーリングの劣化部ノミ(悪くなったところ)打ち替えとあります。

シーリングは亀裂などにより劣化が確認できますが、建物全体のシーリングは同じ程度の劣化度なので、現在亀裂などが無い場合でも数年で亀裂が発生する恐れがあります。
古いシーリングを残すという事は、真っ当な業者には理解できない判断で塗って綺麗にすれば良いという物ではありません。

特にサイディング壁はサイディング目地だけで壁面の防水を担っているので、シーリング工事を中途半端に行うくらいなら改修工事自体の意味がありません。

また増し打ちやブリッジ工法とうたわれた見積書も見ますが、要は古いシーリングをそのままで、その上から新しくシーリングした見た目だけ工事です。
先日のblogでも書きましたが、シーリングメーカーは5mm以上の厚みが無いと性能が発揮できないとアナウンスしています。
増し打ちでは1mmも確保できないのですぐに亀裂が発生します。

またホームセンターではカートリッジ型のシーリング材が売っていますが、役所などの公共工事では2液性シーリングの使用を求められます。
上の写真のようなシーリング混合器で混ぜ合わせて使いますので判断できます。

1液型のシーリングカートリッジでは自然乾燥・硬化になるので、弾性力や硬化状態にムラが出来ます。
化学的に硬化させる2液型シーリングですと性能にムラの無いシーリングになります。

古い塗装屋だとシーリングを軽く見ている業者がいます。塗り替えて綺麗になれば良いとの考えから、とりあえず亀裂が消えれば良いと工事しています。
しかし建物にとってシーリングは非常に大事な工事で、漏水に繋がったり、硬くなったシーリングの為にサイディング板自体が割れてしまったり大きなトラブルにつながります。

モリタ建装では防水工事も施工しているのでシーリング工事の重要性は理解しています。
ただシーリングをキチンと撤去し打ち直しすると結構な金額になり、塗替え工事全体の20%程度にはなります。

あまりに安いシーリング工事には注意が必要です。


2020年6月29日(月)
サイディング壁のシーリング撤去は確実に

サイディング壁のシーリング打ち替えは必須です。
その中でも旧シーリングの撤去は最重要な工事です。

シーリングメーカーによるとシーリングは厚さ最低5mm以上を確保しないと性能が発揮できないとの事です。
5mm以下のシーリングではすぐに亀裂がでたり、剥離してしまう恐れがあるためです。

上記写真のように旧シーリングを撤去すれば厚さ1cm以上は確保できるので安心です。
この撤去した旧シーリングの総量は100m以上になるので大量のシーリングゴミが発生するので撤去を確認する事が出来ます。

シーリングゴミが発生しないようであれば要注意。
撤去しないで増し打ちやブリッジ工法などと言い訳をして、1mm弱のシーリングをして完了などというヒドイ業者もいます。
見た目は綺麗ですが1mm以下のシーリングでは意味がありません。
1年もしたら亀裂が発生し防水効果もなくなってしまいます。

塗り替え工事全体に占めるシーリング工事金額は20%程度になり高額に思うかもしれません。
しかしサイディングの塗り替えで最重要な工事なので、必要な金額と認識ください。

逆に見積書でシーリング工事が10万円程度であったなら、旧シーリングを撤去しない工事との認識が必要です。
そのような工事はやっても意味の無いものになってしまうので注意が必要です。

また最近は相見積もり、見積合わせと数社から見積を取るお客様もいますが、シーリング工事金額が極端に安い業者は即排除したほうが良いでしょう。

塗り替え工事で使うシーリングは主に、ポリウレタンと変成シリコンを使います。
以下特徴を書きます。

■ポリウレタンシーリング
比較的低価格である
紫外線に弱いので、塗装が必要。
塗料との密着性は高い。

■変成シリコンシーリング
工事価格は高い
紫外線に強く未塗装で可。
塗装する事もできる。

などです。
こう見ると塗装でも未塗装でも良い変成シリコンシーリングを全てに使えばよいじゃないかと思われるかもしれませんが、変成シリコンシーリングは高いので塗装するのならポリウレタンシーリングの方がお得になります。
また塗料との密着性ならポリウレタンシーリングの方か高いので、モリタ建装では塗装する部位にはポリウレタンシーリングを使います。

変性シリコンシーリングと書く業者もいますが、変成シリコンシーリングが正しいです。化学の先生のお宅を工事した時に聞きました。
またシーリングをコーキングと書くこともありますが、同じものです。

2020年6月22日(月)
塗料の機能-物理的特性

■物理的機能を持つ塗料

本日は塗料の物理的機能を持つものを紹介します。
使用目的に合った塗料を使う事が出来ます。

●結露防止塗料

室内の結露を防ぐとともに、その吸放湿機能によって室内の湿度を調節することでカビやダニの繁殖を抑える効果が期待できます。
 1mmの塗膜厚で、1m2当たり最大600ccの水分を吸収し、結露の防止に役立ちます。木造家屋の柱一本でコップ1パイの水分の吸放湿を行なうといわれています。
密着性、耐湿性、耐アルカリ性に優れ、たわみ性に優れている。


●貼り紙防止塗料

落書きや貼り紙の被害が多く、社会的問題になっています。落書きや貼紙を消したり除去するのは大変な手間と時間とコストを必要とします。
そのため、これらを簡単に除去できるのがこの塗料の特長です。落書き、貼り紙防止塗料の特長は
 
ラッカースプレー、水性スプレー、マジックインクなどの落書きを簡単に除去することが出来る。
貼紙防止成分により、貼紙も容易に剥がすことができる。
長期耐候性と落書き・貼紙除去性を維持します。
雨筋汚れや油汚れが付きにくく、初期の美観をいつまでも保ちます。
色々な被塗物に塗装でる。


■化学的機能を持つ塗料

●低汚染塗料

大気汚染や酸性雨は塗装面の汚れや耐久性の短縮をもたらしています。塗装時の美しさを保持し防汚効果の高い塗料がますます望まれています。
そうしたニーズに対応した、低汚染機能をもつ色々なタイプの塗料が開発されています。

セラミック複合技術により塗膜表面にセラミック層を造膜し親水性とともに防汚効果をねらったもの。
超微粒子塗料による緻密な塗膜構造による親水性を持たせたもの。
光触媒の分解、親水性を利用したもの。などがあります。

●光学的機能

遮熱塗料
遮熱塗料は特殊顔料によって赤外線を効率よく反射し、遮熱効果により室内温度を下げるなどを期待するもの。


●蛍光塗料

蛍光塗料は、安全・防災、船舶、消防車、大型構造物まで、幅広く使用されています。
アクリル樹脂系、アクリルウレタン樹脂塗料などが使用され、コンクリート、鉄部やプラスチックなど、様々な被塗物に塗装することが出来ます。シンロイヒ株式会社は国産初の蛍光塗料メーカーです。
 
●紫外線吸収塗料

紫外線吸収剤と光安定剤(HALS)を組み合わせることによってポリマーに紫外線抵抗性を持たせた塗料。
クリヤー、有色塗料があり、その用途も多様です。
 

2020年6月15日(月)
塗料の機能による種類

塗料の環境対策への取り組み

環境問題が重要視される今日、石油製品が主材の塗装・塗料業界の環境への影響力は大きなものがあります。
塗料の環境対策として主に次のような取り組みがなされています。
 
●弱溶剤への移行 : 強溶剤型のものから、より環境に優しく低臭の溶剤型の塗料へと移行しています。NAD塗料、ターペン可溶型とも呼ばれます。

●溶剤型塗料からエマルジョン塗料への移行 : 架橋技術の進歩により溶剤型に劣らない耐候性を持つ反応硬化型エマルジョン塗料へと移行しています。

■機能付加塗料の進歩 : 塗料そのものに環境への対策機能を付加価値として取り入れたものが次々と開発されています。光触媒塗料、遮熱塗料、断熱塗料などに代表される。

●エコ塗料の出現 : エマルジョン塗料は溶剤型塗料に比較して石油の消費量は少なくなります。さらに使用樹脂量を押さえながら非常に優れた塗膜を生成するエコ塗料が出現しています。
 
環境対策機能

■低VOC塗料
VOC規制法案の大気汚染防止法によってその対策は年々改正され、より厳しいものになっています。
塗料業界でも日本塗料工業会を中心として色々な企業努力がなされています。
 
法規制位前の平成16年から塗料メーカーの業界の取り組みとして製品の「低VOC塗料」の自主表示が行われています。
低VOC塗料の製品表示についての詳細は日本塗料工業会・VOC規制関連情報のページを参照下さい。

■光触媒塗料
環境浄化作用の機能を持つ光触媒体を塗料に混入したもの。元々光触媒を均一にコーティングする技術は難しく、それを容易にしたのが塗料への混入という方法です。
しかし混入できるその量は数パーセント(3~5%程度)にしか過ぎません。光触媒体の連続膜は得られないのが今後の課題です。
 
光触媒は照射される紫外線にその酸化力は比例します。建物の場合にはその構造、方角によって効果は左右されやすい。
光触媒の親水性は光線の照射によって生まれるので、建物全体で考えると、塗膜そのものに親水性を持つものより低い。
親水性の問題点 : その親水性の機能により、汚れは雨で洗い落とされるというのが光触媒の特長とされている。ところが雨の日は曇り空のため塗膜の親水性はあまり機能しない。
 
■低臭塗料
従来、強靭な塗膜を生成する塗料といえば溶解力、揮発性の高い強溶剤型のものが中心でした。強溶剤型のものから、より環境に優しい弱溶剤型への移行によって塗料のより低臭化、低VOC化が計られています。
室内壁用に使用される塗料は低臭、低VOCであることが要求されます。従来の9分の1に抑えた超低臭塗料でVOC成分もほとんど含んでいいないエマルジヨン塗料なども開発されています。 


2020年6月8日(月)
塗装の欠陥-2

前回同様塗装の欠陥についてお話しします。

●塗膜の艶に関する欠陥
 ・艶斑(つやむら)
  予定の艶が出ていない。

 ・白化(ブラッシング)
  塗面が白くにごり艶が無くなる

●色に関する欠陥
 ・色別れ(色むら)
  一部の色が分離して斑点や縞模様ができる。

 ・色違い
  色が同一でない。

 ・にじみ(ブリード)
  既存塗膜や下塗りの塗料の色がにじみ出して上塗り塗膜の色が変色する。

 ・やけ(黄変)
  白色、淡色が黄色っぽくなる。


●塗膜の不良欠陥
 ・乾燥不良・硬化不良
  塗膜表面がべたつき、なかなか乾燥しない。

 ・もどり
  一度乾燥した塗面が再び軟化する。
  
 ・白亜化(チョーキング)
  塗膜表面が白く、粉っぽくなる。

 ・剥れ(はがれ)・剥離(はくり)
  塗膜が付着力を失い剥れ落ちる。

このように塗装には色々な欠陥がありますがモリタ建装はこれらを熟知していますので安心してお任せください。

塗膜の欠陥
2020年6月1日(月)
塗膜の欠陥について

■住宅塗装における塗膜の欠陥について紹介します。わかりやすく症状を分類しました。素人目には解りづらいものもありますが、モリタ建装では完成時の社内施工検査でチェックしています。

■塗膜欠陥の分類
塗料の持つ特性を完全に発揮させるには、塗装時の環境や作業的な問題などの諸条件が影響します。よりよい条件で正しく塗装されて初めて、美装と保護の塗装の目的が果たせるわけです。欠陥の原因を明らかにすることで、欠陥の予防と対策に効果を上げることが出来ます。
塗装の欠陥には施工時の気温・湿度などの環境要因と、作業者の施工ミスによる技術要因、建物の下地に起因するものなど様々です。

塗装の欠陥を上げていきます。

●塗膜の表面の欠陥
 ・刷毛目(はけ目)
  はけの塗り方向に刷毛筋が残る。

 ・流れ(ながれ)
  塗膜に塗料の流れができ波紋状の模様になる。

 ・縮み(ちぢみ)
  塗膜がちりめん状のシワになる。

 ・柚子肌(ゆずはだ)・ガン肌
  塗膜表面がゆず肌模様になる。

 ・糸引き(いとひき)
  塗膜面に網目状の塗料の結晶ができる。

 ・リフティング
  塗膜が縮み状になる。

 ・はじき
  塗料が均一に付着せず、部分的にはじかれる

 ・ミスト
  塗装面にぶつぶつができる。

 ・膨れ(ふくれ)
  塗膜の一部が膨れ上がる。

 ・ひび割れ(クラック)
  塗膜にわれを生じる。

●塗膜の艶に関する欠陥
 艶斑(つやむら)
 白化(ブラッシング)

●色に関する欠陥
 色別れ(色むら)
 色違い
 にじみ(ブリード)
 やけ(黄変)

●塗膜の不良欠陥
 乾燥不良
 もどり
 白亜化(チョーキング)
 剥れ(はがれ)・剥離(はくり)

塗料
2020年5月25日(月)
塗装計画-2

■塗装設計における金額的要因

高額のお金をだせばいくらでも良い塗装が出来ます。高額を出してフッソ塗料を使ってもフッソの耐用年数以前にシーリングや鉄部塗装などが劣化してしまうので、再塗替工事が必要になります。
大切なのは建物の塗り替えサイクルの年数を考えて、コストパフォーマンスの良いものを選択していくことです。
モリタ建装では塗り替えサイクルを10年から15年程度に設定しています。

工事で使用する塗料選定上、経済的な側面から捉えた要因をまとめてみました。

■どの程度の耐久性を望むか

塗り替え工事では長期を見込んだ耐久性を決めることが大事です。
あまり足場が掛かる工事はしたくないという場合には、フッソや無機をふんだんに使った高額な工事になります。
また、10年弱のサイクルで塗り替えを行い常にきれいな住宅を望む場合は、耐久性も10年持てばよいシリコン系の塗料の選択になります。

一般的にはコストパフォーマンスの塗料での塗り替えになります。当サイトの[目的別おすすめ塗料で]レーダーチャートなど見てお選びください。
一つ注意な点が、耐久性が高いといって汚染に対しても高性能とは限らない事です。
フッソ塗料は塗料の耐久性は高いですが汚染に関しては一般の塗料とかわらないので、高級塗料なら無機塗料の方をお勧めします。
塗装膜が持っても汚い外観になってしまうと本末転倒ですね。


●塗料の価格 : 石油製品高騰の折、塗料の価格も大事な塗料選定の考慮要因です。 

●塗料の使用量 : 単位面積当たりの塗料使用量も塗料決定時の大切な要因となります。 

●耐用年数 : メンテナンスコストと共に大切な経済性の要因になります。
 
●メンテナンスコスト : 塗料の価格面と同程度に重要な要因です。 
 
塗装設計の要因・塗膜厚

塗り回数 : 塗料によって必要塗り回数は異なります。1回で十分なものから4〜6回必要なものまであります。塗料によって異なりますので確認が必要です。 
塗料使用量 : 塗料によっては単位面積当たりの使用量が大きく違うことがあります。使用量は塗り回数によっても変わってきます。 

塗装設計における塗装工程・塗装作業上の要因
塗装の単独工事以外の場合、他の工事と塗装工事との兼ね合い、養生の必要性など作業工程を決定する上で大切になります。これを誤ると仕上がりにも影響し、トラブルの元にもなります。経験と総括的な視野が要求されます。

塗装計画で大事なことは何年程度の耐久性があり、それにたいして予算はどの程度あるかで決まります。
希望する耐久年度になるべく少ない予算で行えるコストパフォーマンスの高い工事を目指しましょう。


塗装計画とは
2020年5月18日(月)
塗装計画とは

■住宅塗装は計画的に

住宅塗装工事の計画には、塗料の選定・塗装方法・足場の問題・経済性・耐久性などを総合的に考慮しなければなりません。このような要因を総合的に検討、判断をして一つの塗料と塗装方法を決定し、適切に施工されるように計画する事が塗装計画です。
本来、これは建築設計士の領域です。新設工事の場合ですとテキストどおりの標準仕様で問題ない場合が多いですが、塗り替え工事の設計となりますと、被塗物の現状・程度により適切な下処理方法を選定しなければなりません。それにはそれなりの現場経験が要求されます。
そこで知識が豊富でノウハウのある改装専門の塗装店の出番となります。

塗装計画は実際に建物を調査し、その建物に合った計画立案が重要です。建物も見ないで一式いくらというわけにはいきません。

■塗装の要因
1)塗装に要求される条件

・被塗物の種類は何か(モルタル、木部、鉄、スレートなど)
・被塗物の塗装素地としての状態は(さび、ひび割れ、塗膜の浮き、剥れなど)
・施工方法、作業工程との関連は

2)経済的な要因
・工事費の予算上、単価的にはどうか
・耐久性はどの程度必要か

現場・塗装部位の上記の状態から、どのように足場を掛け、どのようなケレンをし、どのような下塗りを選定し、どのような上塗りを選定するか。
そしてそれら選定工程は経済的に見てコストパフォーマンスの高い物であるかを設計する事が塗装計画になります。

モリタ建装ではこれらを、「建物診断書」により部位ごとの写真付きで塗装設計をお客様に提示します。

■塗料選定の計画

数多くの塗料の中からどの塗料を選定するか。その際の考慮すべき要因をまとめてみました。

・耐用年数 : 要求される耐用年数はどの程度か。 

・被物塗物の素材の種類 : 塗料は被塗物の素材に応じて設計されるのが一般的です。素材別に適した塗料を選ぶ必要があります。 

・遮熱効果や防水効果など特殊機能が必要かどうか。

・既存塗膜の種類(塗り替えの場合) : ブリードなどの問題を起こさないよう、既存塗膜を考慮した塗料やアンダーコートの選定が必要です。 

・塗装工程(工期的な問題) : 周辺工事との兼ね合い、塗装工程と工期との兼ね合いなども考慮が要求されます。 

・塗装の仕上がり感 : 艶の有無、パターンの必要性などどのような仕上がり感が望ましいのか検討する必要性があります。 

■塗装方法の選定計画

塗料をどのような塗装方法で施工するか、塗装方法の選定に考慮しなければいけない要因を簡単にまとめてみました。

・被塗物の形状 : 形状によっては刷毛塗りではきれいな仕上げが困難な場合があります。そうしたときはスプレー塗装を採用したり、広い面積の場合はエアレス塗装を選定したり、飛散が問題なときはローラー塗装にしたりと考慮が必要となります。 

・環境汚染、安全 : 塗料の飛散、溶剤の臭い、毒性など特に都市部での工事には住宅が密集しているので近隣への配慮が必要になります。なるべく環境型、無公害塗料の選定が大切になります。 

・塗膜厚 : メーカー規定の塗膜圧を塗装施工するのは当然ですが、仕上がり感の要求で塗膜に重量感が必要な場合、複層吹き付け材を使用します。スッキリ感を出したい場合は薄塗りで耐久性のあるエナメルを選定したりします。 

・足場 : 塗装方法によって足場の必要性、足場の種類も変わってきます。

■塗装方法の種類
ここでは主に建築塗装で、現場施工の際に用いられる塗装方法を紹介しています。

・刷毛塗り 
・ローラー塗り 
・スプレー塗装 
・エアレススプレー塗装 
・ガン吹き 
・コテ(左官コテ、パターン付けコテなど)塗り

以上の項目を現場の環境・状態から最適な物を選定していきます。

目地シール撤去
2020年5月11日(月)
タイル外壁住宅の改修工事

■タイル外壁の最重要ポイントは構造目地シーリングの改修です

本日より川口市内のS様邸の外部改修工事に取り掛かりました。
S様邸は外壁がタイル貼りの鉄骨3階建てで立派な建物です。

焼き物である磁器タイルは大変耐候性が高く、数十年の寿命があります。
焼き物の壺や皿など数百年たったものでも、艶があり耐久性の高さはご存じの事と思います。

外壁全面にタイルを貼り一枚壁とすると、建物の変動によりドコに亀裂が入るかわからなくなります。
ですのでタイル壁には構造目地と言って等間隔で縦横に目地シーリングが施されています。そこに亀裂を誘発させます。
また窓などの開口部廻りも目地シーリングがあります。

●タイルの耐久性は高いですが目地のシーリングは10年程度と言った所なので、タイル壁と言えど10数年に一度のシーリングの打ち替えをしなくてはなりません。
シーリングの劣化を放置するとタイル目地からタイルの裏側に水が回ってしまい、タイルの剥がれや外壁の浮きなどの障害が出ます。
また漏水が構造体である鉄骨や木材まで達すると、それを腐食させ建物に大ダメージを与えてしまいます。

タイル目地には変成シリコンシーリングを使いますが、新築時に耐久性の無いウレタン系やアクリル系のシーリングが使われた建物もあり障害が発生してる建物もあります。
これらの目地は
1)硬くなって弾性力が無い
2)表面に微細な亀裂がある
3)ボロボロになり剥がれてしまう
などといった障害から防水を目的とするシーリングの役割を果たせなくなっています。

改修工事ではアクリル系は耐久性の面から使用しません。ポリウレタンシーリングは優秀な材料ですが、紫外線に弱い為表面を塗装などで守ってやらなくてはならないため、表面が露出するタイル目地シーリングには向きません。
表面が露出するシーリングは変成シリコンシーリングを使用します。

今回工事するS様邸は新築時に適正なシーリング材が使われていて、通常の経年劣化からの工事になります。

●シーリング工事は撤去して新たに打ち直す
劣悪な業者だと現在のシーリングを撤去せず、上から新しいシーリングを増し打ちしてしまいます。見かけは新しくシーリングしたように見えますが、厚さは薄くシーリング本来の機能が果たせません。
シーリングメーカーによると新規のシーリングは厚さを5mm以上確保しないとシーリング材の性能が発揮できないと言っています。

増し打ちだと厚さ5mmを確保できないので、シーリング工事では必ず既存シーリングを撤去してから打ち直さなくてはなりません。
シーリングを撤去すると1cm角程度の古いシーリング材が100m以上でますので確認してください。

磁器タイルの外壁では変成シリコンシーリングでの全面的な打ち直しが必要です。

外壁塗装単価とは
2020年5月7日(木)
塗料単価について

■小面積の住宅塗装では塗料設計単価通りにはいきません

塗料メーカーのサイトやカタログには設計単価と言う基準単価が掲載されています。
[商品名 単価]で検索すれば大抵の塗料は出てきます。

一般的に塗装面積は大きければ多いほど仕事の伸び、進捗が効率的に行くので大面積ほど面積当たりの単価は安く施工できます。
10uと1000uだと1000uの方がu単価は安く施工できるという事です。
逆に10uでも塗装準備などは変わらないので、経費等が高くなってしまいます。

そこで塗装の設計単価表では、だいたい300u以上の塗装面積を基準に積算されています。
設計単価が2000円/uで塗装面積が10uの場合、2万円で出来るとは限らないという事になります。
また塗装しない部分つまり養生する部分が多かったり、役物が多い場合も設計単価より高くなることがあるので、正確な金額が知りたい場合は、現場調査の上見積書を取るのが良いでしょう。

設計単価を参照する場合は注意が必要になります。

A塗料とB塗料の価格の比率はわかるのでどちらの単価が高いという事はわかります。

色々なメーカーの塗料を比較する場合は、

●樹脂(シリコン・フッソ等)が同じである事 
●水性と油性(溶剤)が同じである事 
●1液型と2液型が同じである事
●下塗り材の性質も同じである事 を注意して比較することが大事です。

水性塗料の制作技術に秀でたメーカー、油性塗料の制作技術に秀でたメーカー、防音や遮熱などが優れている等々メーカーにもカラーがあります。

■塗料の相場が知りたかったら数社から合い見積もりを

数社から合い見積もりを取れば塗料の相場(単価)という物がわかります。
ここで注意が上記●を統一して見積もらないと、かたやフッソでかたやウレタンで積算した見積が出てきても、元々単価が違うので判断材料として使えません。
仕様を統一した見積だったら価格の高い安いは一目瞭然なので、相場より極端に高い価格を提示されたらすぐに判断が付きます。
逆に相場より極端に安い単価の場合は注意が必要です。違った材料や使用期限切れの塗料を使われてはたまりません。

また下地補修や下地調整なども各社独自のカラーが出るので、不明たところがあれば尋ねてみましょう。


防音一番オトナシート
2020年4月27日(月)
防音振動対策

■防音や振動対策には「防音一番」オトナシートを

クーラー室外機の振動、鉄骨階段の歩行音、霧除けトタン屋根の雨だれの音など、低周波系の騒音に悩んでいる方は多いようです。
普段はなんて事ないのですが一度気になるとわずらわしくなるようです。
また常に低周波の環境だと鬱になる等の健康障害もあるようなので是非対策が必要になります。

そんな時には日本特殊塗料の「防音一番」オトナシートが活躍します。
アスファルト系の素材で、自動車の防振・防音で培った技術により開発しました。
接着剤付のシート状で、形状も自由になるのであらゆるものに貼り付けられます。

以下の騒音対策には「防音一番」オトナシート
●小庇の雨だれの音が気になる
●鉄骨階段の踏み音が気になる
●クーラー室外機の振動・騒音が気になる
●流し台シンクの騒音が気になる
●冷蔵庫、洗濯機等の異音が気になる


本体は黒いシートですが、水性の塗料によって塗装も可なので目立たなくすることも出来ます。
また最初から色や柄がプリント避けているものもできました。
自動車好きの若者が車のオーディオに凝ってスピーカーを沢山つけたりしていますが、振動だらけで音が濁ってしまいます。これの防振材として「防音一番」が人気でかなり使われているようです。
パソコンもファンなどの振動から雑音を発生していますが、ケースの側面に貼って音を消す事も出来ます。

私は若いころからのオーディオファンでアンプやスピーカーに凝って収集しています。スピーカーが大きくなると問題なのが「音が混じって濁る」事があります。
スピーカーの後ろの壁面が振動して異音を混じらせたり、家具が音で振動して雑音の元に成ったりします。
そこでスピーカー背面の壁に「防音一番」オトナシートを貼った所、いらない反響音が無くなり良い音になった気がします。
オーディオはスピーカーコードでウン万円とオカルトじみた商品もありますが、「防音一番」オトナシートは価格も安いのでコスパに優れます。

日本特殊塗料は自動車の底に塗ってある黒い防音・防振動の塗装材でシェアNo1のメーカーですので技術は折り紙つきです。

また金属屋根の異音などの大きなものについては、塗料で防音・制振効果のあるものをお勧めします。
さすがに大きな面積や外部の物に「防音一番」オトナシートは使えませんのでモリタ建装に工事をご依頼ください。

プラスターボード
2020年4月16日(木)
塗装する素材について-3

■素材ごとに最適な塗装を選択します

現在では住宅の内壁にはボード類古い建物では塗り壁が使われています。部位や効果によって色々なボードや塗り壁があり、適正に対応する塗料があります。

●ボード類
けい酸カルシウム板(ケイカル板)
セメント、けい砂、石灰、消石灰が主成分になります。 
アルカリ性はほぼ中性です。 
もろく、粉化性で吸い込みが非常に大きいです。 

木毛セメント板
木材を木毛状にしたものにモルタルに付着させ、圧縮して板状にしたもの。 
多孔質で吸音性、断熱性が良く内装用などに使われます。 
含水率、アルカリ性も低いので、中和処理をせず直接塗装出来ます。 

繊維板
アスベスト板ともいわれ、石綿とセメントに水を加え混練したもので、高い耐熱性に優れ、硬く耐水性もあるので建築に多用されてきました。 
近年のアスベストの健康被害の問題から、現在は使用されていません。 

石膏ボード
石膏にのこくずや短繊維を加えて水練りしたものを難燃処理をした厚紙でサンドイッチし、圧縮して平板状にしたもので難燃建築材料として多用されています。 
穴あきボード、テーパーボード、防水ボード、平ボード、ラスボードなどがある。 
ラスボードは内壁のモルタル仕上げの下地材として用いられている。 
穴あきボードは吸音穴に大小の二種類があり、吸音建築材として使用されている。 

●塗り壁類
石膏プラスター
石膏だけを単独で使用することもあるが、炭酸カルシウムや川砂を練り込み、さらに結合材としてすさ(麻の繊維)を加えて塗り壁に使用します。 
炭酸カルシウムを加えた場合。弱アルカリ性を示します。 
石灰を加えた場合は強いアルカリ性を示します。 
塗装はしやすい素材であるが、表面が劣化してくると塗料の付着力が問題になってきます。 

ドロマイトプラスター
酸化カルシウム、酸化マグネシウム、それに天然鉱石を粉砕したものを混練して造られます。 
収縮率が大きく、割れができる欠点がある。アルカリ性を示し、塗装素材としては注意が必要です。 

漆喰
消石灰(水酸化カルシウム)が主成分で、これにふのり、すさ(麻の繊維)、川砂などを加え、混練りして塗り壁材としたもの。 
日本古来から使用されている塗り壁材で、アルカリ性が長期に渡って残り、塗装素材としては厄介です。 
表面は滑らかで、その点では塗装素材としてはよいです。 
    

木材
2020年4月13日(月)
塗装する素材について-2

■素材ごとに最適な塗装を選択します

塗装業者といえども塗装物の特徴や物性など注意点を知らないと、塗装して剥がれたり思いもよらないトラブルに会ったりします。
素材の種類、金属・木材などの知識も必要になります。

現在の建築にはベニヤ合板が多く取り入られていて、柱など単一の木材で作っていたものも、今では合板が使用されることもあります。これは単一の木材よりも合板の方が強度が高い、安価で安定した材料が使えることからです。

■合板の構造
単板(ベニヤ) 三枚の貼り合わせを基本として五枚合わせ、七枚合わせなど奇数枚で構成され、単板の繊維が直行するよう、交互に重ねて貼り合わせてあります。
合板の塗装には経験が必要で、ノウハウがないと思っても見ない不具合が発生します。

JAS規格による分類
1類合板 : 長時間の外気、湿潤状態に耐える合板。
2類合板 : 多少の湿潤状態の露出に耐える合板。
3類合板 : 耐湿性の重要でない部分に用いられる合板。

特殊合板
単板を二枚だけ接着して作ったものや、心板(コア)に単板以外のものを使用した心持特殊合板などがあります。

表面特殊合板
表面に特殊な処理や加工を行った合板。溝付き合板、形押し合板、有孔合板などがあります。

プリント合板
表面に天然材の木目やいろいろな模様を印刷した合板。

オーバーレイ合板
単板オーバーレイ合板 : 表面に美しい化粧単板(突き板)を接着したもの。

プラスチックオーバーレイ合板 : 木目などの模様を印刷した合成樹脂のフィルム、またはプラスチック板を圧着したもの。

繊維板
木材の不足と木材の変形など、加工面の問題から生産されるようになりました。

ファィバーボード
木材をチップ状にしたものを薬品処理した後、接着剤を混入し熱圧したもの。繊維方向が一定でないので変形に強く、建築内装用、車両、家具、電気製品などに使用されています。

パーティクルポード
原料をチップ状にしたものを接着剤を混入し加圧したものでファィバーボードより軟質である。二層、三層、多層ボードとして重ね貼りすることで、いろいろなボード板が作られている。木工製品、ドア、間仕切りなどに使用されています。

■鉄筋コンクリート(RC)

現場打ち鉄筋コンクリートやPCコンクリート板など、コンクリートは他の塗装素材とは違った補修・塗装が必要になります。

■コンクリートの種類

ポルトランドセメントに骨材と水を加えて、よく練ったものを型の中に流し込み、硬化したもの。骨材の種類によって普通コンクリート、軽量コンクリート、重量コンクリートに分けられます


●コンクリートの中性化

コンクリートは強いアルカリ性を示すが、水分が蒸発、乾燥に伴ってアルカリ度が低下します。硬化してから長期間放置すると大気中の炭酸ガスや亜硫酸ガスなどの酸性物によって中和され、アルカリ分が減少します。養生期間約1ヶ月でPH9程度まで弱ります。

プレキャスト鉄筋コンクリート
工場で型に流し込み加圧、養生、乾燥などの一定の管理をして生産され、現場組み立て式建築方法として広く使用されている。骨材を工夫することで、いろいろな柄、模様のものが生産されている。コンクリートよりも含水率が低く、アルカリ性も低く管理されているので、現場塗装がしやすい。吸い込みが大きいので下塗り材の選定に注意が必要です。

モルタル
ポルトランドセメントと骨材の砂に水を加えて練ったもので、アルカリ性もコンクリートより弱いので塗装しやすい。
建築構造物の上塗りとして、コンクリート、木ずりやラス張り、穴あき石膏ボードなどに左官材料として用いられます。
ブロックやレンガの組積みの結合材や上塗りとしても使用されます。
骨材の砂の粒子大きさや量によって、仕上がり表面の凹凸、粗さが決まる。セメントの量が多いと表面は滑らかになるが、乾燥とともに細かな亀裂が入りやすくなります。

ALCパネル
発泡剤を混入して泡立たせて造る発泡軽量コンクリートで、その成分はセメント、けい砂、石灰、発泡剤からできています。
吸水性が大きいので注意を要する。下塗材の選定と塗装方法にも要注意。
アルカリ性をほとんど示しません。表面強度が低く、損傷を受けやすい。

コンクリートブロック
セメント、砂、砂利が主成分。アルカリ性です。表面は粗く、部分的な吸水むらを生じます。 


木材塗装
2020年4月5日(日)
塗装する素材について

■素材ごとに最適な塗装を選択します

塗装業者といえども塗装物の特徴や物性など注意点を知らないと、塗装して剥がれたり思いもよらないトラブルに会ったりします。
素材の種類、金属・木材などの知識も必要になります。


[金属]
金属はその重さ(質量)によってナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)など軽いものは軽金属といわれています。
これに対して質量の重いものは重金属といわれ、鉄(Fe)、銅(Cu)、金(Au)、鉛(Pb)などがあります。

■鉄鋼
鉄鋼は空気中の酸素と化合し、黒色の厚い酸化膜(黒皮又はミルスケールともいう)Fe3O4をつくり、大気中の酸素や水分に徐々に酸化されて錆(Fe3O4)になりやすい性質を持ちます。

■炭素鋼
炭素鋼は錆が発生しやすく、塗装に際してはその前処理が重要です。
リン酸塩皮膜処理を施したものは作業中など短期間の防錆効果を目的としています。

鋳鉄(銑鉄)
砂型に溶融した鉄を流し込んだもの。表面には巣や酸化皮膜で覆われている。凹凸が多く、その表面は粗いのが他の金属との大きな相違点です。
塗装に際してはその辺の前処理が課題になります。

■ステンレス鋼
鉄、ニッケル、クロム、炭素の合金鋼。それらの含有比率によっているいるな種類がある。錆の発生がないので、塗装素材として取り扱われなかったが、最近では装飾的な目的で塗装されることが増えてきた。よく研磨して(目粗し)から塗装することが必要。


[木材]
塗装素地としての木材は、木目や年輪の形、色調、肌が全く同じものはない。それぞれ特有のもので、その美しさは塗装することでより美しさをまします。


木材の特徴

・塗装することで耐久性が増し、木目を浮き立たせたり、電気絶縁性を持つなどの特徴があります。 
・春材(春から夏の成長期に、比較的大きな細胞でできた部分)と秋材(夏から秋に成長した比較的細かい細胞でできた部分)によってできた年輪が切り口に現れます。 
・年輪の模様は切り口の方向によって板目と柾目(まさめ)に分かれるます。 
・樹皮に近い部分は材質が柔らかく、水分が多い。心に近い部分は硬く、用材に適しており心材といわれ、赤みを帯びています。 

■広葉樹
植林は針葉樹中心であり、乱伐によって生産量は極端に少なくなっています。 
なら、けやき、さくら、かば、しおじ、かつら、ほうなどがあります。 
材質は硬く比重も大きいのが特徴。 強度は強い。 
家具、建築用材、什器、工芸品など広く使用されています。 

■針葉樹
生産量も多く、植樹といえば杉、檜、ひばが主流です。 
檜、杉、松、さわら、ひばなどがあります。 
材質は柔らかく、導管がなく木目はきわめて小さい。 
塗装では木目や木肌が美しいことから、透明塗料で仕上げられることが多い。 
主に建築用材として広く使用されている。 

ブリージング
2020年3月30日(月)
サイディング住宅の塗り替え工事-2

シーリングはノンブリードタイプの低モジュラスを使用しましょう

前回もお話ししましたが、サイディング住宅の塗り替えで一番重要な工事はシーリング工事です。

サイディング板自体からは漏水は無いのでサイディング目地・窓回り目地をしっかりシーリングしておけば外壁からの漏水はありません。

■ブリージング汚染
塗り替えした建物で目地の部分が黒っぽくなっているものがあります。あれはブリージング現象と言ってシーリングに含まれる可塑剤が塗装の上まで漏れ出して、汚れを吸い寄せて汚染しているからです。

可塑剤はシーリングを柔軟にするためのものですが、シーリングの上に塗装してもその塗装膜を突き抜けて表面に漏れ出て、糊のような効果でホコリなどを吸い寄せます。

サイディング住宅を塗り替えても数年後に目地が全て黒っぽく汚染してしまったら目もあてられません。
シーリングはノンブリードタイプのものを使いましょう。このタイプの物はブリージングしません。

■モジュラス
何故サイディングには目地があるのかというと、大きな一枚壁だと構造体の揺れなどによって生じる亀裂が、サイディング板面のドコに入るかわからず、亀裂だらけの壁になるからです。
そこで一定の間隔で目地をいれ、そこに亀裂を誘発させてコントロールしています。

公共の建物などは鉄筋コンクリート造のものが多いですが、これの外壁にも亀裂誘発目地があります。

モジュラスとはシーリングの弾性力強度の事で、柔らかい輪ゴムと自転車のチューブの用に伸び易さ違いです。

柔らかいシーリングと硬いシーリングを低モジュラス・高モジュラスと表しています。

先ほど話した鉄筋コンクリート造の建物には高モジュラスのものが使われます。

ところがサイディング住宅の目地に高モジュラスを使うと、亀裂を誘発すべき目地のシーリングが硬いので、サイディング板自体が割れてしまいます。
サイディング住宅で目地には亀裂は無いのにその付近の板自体に亀裂がある物は、高モジュラスシーリングを使った懸念があります。

ですので一般住宅のサイディングのシーリングには低モジュラスタイプを使わなくてはなりません。

モリタ建装は全て低モジュラスのノンブリードのシーリングを使用しています。


シーリング劣化
2020年3月26日(木)
サイディング住宅の塗り替え工事

■サイディング目地に青いものが見えたら大注意です

先日より川口市内でH様邸サイディング壁住宅の塗り替え工事が始まりました。
築13年でサイディング板自体はそんなに劣化していませんが、サイディング目地に青い物が見えるとのお話から工事になりました。
この青いものはサイディング板の間に設置されたジョイナーと言う物で、目地シーリング無くなると見えてきます。
青いジョイナーが見えたらシーリングの防水効果が無くなり、サイディング板の裏に雨水が回り込みサイディング板自体を変形させます。
またこの雨水は鉄骨や木製の構造物を錆や腐らせますので、早急にシーリング工事のやり直しが必須です。

■シーリングは撤去して打ち替える
シーリング工事で注意が必要なのが、サイディング板間シーリングは撤去して打ち替えるという事です。
シーリングメーカーの説明によるとシーリングは厚さ5mm以上は確保しないと耐久性が極端に短くなるとの事です。
劣悪な業者になるとシーリングを撤去しないままその上からシーリングするところもありますが、これだと厚みが1-2mmしかならずに数年で再度亀裂が入るので意味がありませんのでご注意を。
シーリングを撤去すると1cm×1cmの旧シーリングが数十m廃棄物として出るので、これをご確認ください。

塗り替え工事で使われるシーリングには2種類あって[ポリウレタンシーリング]と[変成シリコンシーリング]になります。

■[ポリウレタンシーリング]
ポリウレタンシーリングは弾性力・接着力・耐久性がありますが、紫外線に弱い為上から塗装して守る必要があります。
シーリング後に塗装をするならポリウレタンシーリングです。

■[変成シリコンシーリング]
変成シリコンシーリングは弾性力・接着力・耐久性がありその上紫外線にも強いので、タイル目地などのように上から塗装しない場所に打ちます。上に塗装も出来るので万能型と言えます。
それならば何故全ての部位に[変成シリコンシーリング]を使わないかというと、単価が高いことと塗装との接着にはポリウレタンのほうが優れているからです。
変成シリコンシーリングは多色あるので、イメージに合ったカラーを選ぶことが出来ます。
豆知識で変性と書いている業者もいますが、変成が正しいです。化学の先生に聞きました。

住宅のシーリングの打ち替え工事には全面足場が必要になります。
この機会に屋根コロニアルと壁サイディングの塗装も依頼されました。
たとえば全面足場を掛けシーリング工事だけでも50万円近くかかります。屋根壁の塗装をいれても100万円弱なので全面的な塗り替えになりました。

サイディングには石調・タイル調・木目調などの高級感ある柄のものがあり、それを塗装で単一色にすると高級感や質感が無くなってしまうので紫外線カットクリヤ(透明)で仕上る場合があります。

今回のH様邸は柄の無い単一色のサイディング板なのでシルビアNADシリコンによる塗り替えになりました。
壁がピカピカになるのは嫌との事で3分艶仕上げとしました。
一般的に艶有が100%として艶を30%におさえたマットでしっとりした仕上げになります。


水性シリコン塗料
2020年3月23日(月)
塗料の基礎知識-2

DIYでの塗装時の注意点と水性塗料なら架橋型を

塗料は購入してそのまま使用できず、溶剤やうすめ液(水を含む)などで希釈してから使用することが多いです。またエナメル(不透明塗料)は顔料が沈殿している場合が多いので使用前に、よく撹拌してから使用することが必要です。
特にDIYで使用するためホームセンター、家庭用品店、金物店などで購入した場合、在庫期間が長く顔料とがビヒクル分離していることが多いので注意が必要になります。

ビヒクルとは?
塗料の構成要素のうち、主要素(天然樹脂、合成樹脂など)と副要素(塗装作業性や塗膜性能を向上させるための添加剤)を溶剤に溶かしたもの。顔料を含まない物。

◎溶剤系塗料の場合
■調合のポイント
・貯蔵期間が長いものは顔料が沈殿している可能性が大きいので、缶を逆さまにして良く揺するように振ってから開を開ける。 
・缶の底まで届く長い棒などで、底から上にすくい上げるようにして撹拌する。 
・錆止め塗料、アルミペイントなど顔料の重いものは、沈殿していることが多いので念入りに撹拌し顔料の分散を均一にしてから使用することが重要。 

■希釈のポイント
・その塗料専用のシンナーを使用すること。
不適当なシンナーを使用すると塗料とシンナーが溶け合わない。見かけは希釈されたようでも、塗膜生成過程で分離が起きる。完全乾燥が妨げられる。などの障害を起こす原因になる。 
・一般的に油性系の塗料は塗料用シンナー、ラッカー系はラッカーシンナー、酒精系はアルコールで希釈する。 
・合成樹脂塗料系は専用シンナーを使用する。 
・使用する分だけ、分けて採り、希釈すること。 

◎二液性塗料の場合
■調合のポイント
・基材(主剤)と硬化剤(促進剤)の混合比率を正確に調合すること。(二液性塗料では最も重要!) 
・混合比率を間違えると、乾燥不良、塗膜の欠陥が出るので注意。 
・使用量を間違えると一方の成分が足りなくなり塗料のロスが出る。 
■二液性塗料の使用注意点
・均一に撹拌する。パテなど高粘度のものは、特に均一になるよう練り合わせることが必要。 
・可使時間と使用量を考慮し、一度に必要以上に調合しないこと。特に可使時間の短いものは作業速度を考えて調合する。 
・撹拌に使用したヘラや棒をうっかり使用しない基材に入れない。 
・成分によっては高温、湿気を嫌うものもあるので密閉し、冷暗所に保管する

◎エマルジョン(水性塗料)
乳濁液。互いに混じり合わない液体が界面活性剤の働きで、一方が他の液体中に微粒子状で分散しているもの。

エマルジョンは水性系の塗料につかわれています。以前は水性塗料は溶剤系に比べて作られる塗膜が弱かったのですが、近年は以下に話す架橋型の登場以来、強い塗膜を形成できるようになりました。

◎エマルジョン塗料の硬化メカニズム

■融着融合による塗膜硬化
塗料分子が水中に浮かんでいたものが自然乾燥により塗膜を形成するタイプ。以前の水性塗料はほとんどこの形でした。

■架橋による塗膜硬化
水性塗料の中に反応基を持つ分子と反応剤分子があり、化学的架橋反応により塗膜を形成するタイプ。融着結合より強い結合になり強固な塗装膜ができます。


2020年3月19日(木)
塗料の基礎知識-2

うすめ液・水性塗料の説明

■塗料とうすめ液
塗料の溶剤は液体にして塗れるようにするためのもの。うすめ液は塗装するときに塗料を薄めて、塗りやすい粘度に調整するためのもので、溶剤とうすめ液は基本的には同じです。

うすめ液は、塗料が濃すぎて塗りにくいときに薄めたり、塗装用具を洗うときまた塗料がこぼれたり手や衣服についたときに落とすのに使います。水性塗料には水を、溶剤塗料にはペイントうすめ液を、ラッカー系塗料にはラッカーうすめ液を使いましょう。塗料容器には、適したうすめ液が表示されているので、間違えないこと。なおペイントうすめ液は揮発性の有機溶剤で、ラッカーうすめ液はペイントうすめ液よりも揮発性が強く、溶解力も強い混合有機溶剤です。

またシンナーという言葉をよく聞きますが、シンナーは英語でTHINNER、つまりうすめるものという意味で、シンナーとうすめ液とは同じものです。したがってペイントうすめ液のことを塗料用シンナー、ラッカーうすめ液のことをラッカーシンナーと呼ぶこともあります。ひとくちにシンナーといっても2種類あるので、注意してください。

水性塗料は基本的には薄めないで塗るが、塗りにくいときには水で薄める。
手についたときや、塗装用具を洗うときなどは、付着後すぐであれば水で洗える。

乾燥時間がたち造膜すると水では洗えなくなる。
この場合はシンナーを使って洗浄する。

■水性塗料は水に濡れても大丈夫? 

近年は臭いや環境影響や防火の考えから一般住宅の塗り替えには水性塗料を使うことが多くなってきました。

水性塗料は手などについたら水で落とせるというと、水に濡れるところに塗っても大丈夫かしらと考えてしまう人もいると思います。もちろん水のかかるところに水性塗料を塗っても大丈夫。浴室用塗料や屋外に塗る塗料も、みんな水性のものがあります。

塗料は、樹脂と顔料と溶剤からなっています。この溶剤は、弱溶剤塗料はペイントうすめ液で、水性塗料は水です。塗料を塗って乾くということは、溶剤が揮発したり、蒸発することで、乾いたときに残るのが油性塗料、水性塗料ともに塗膜(樹脂と顔料)ということになります。弱溶剤塗料も水性塗料も乾いてしまえば塗膜が残り、性能は基本的にはほとんどかわりません。

したがって、水性塗料は乾く前の状態のときに水がかかると塗料が流れてしまいますが、いったん乾いてしまうと水がかかっても大丈夫なので、安心して使ってください。

水性塗料も油性塗料も塗ると溶剤(水、ペイントうすめ液)が蒸発し揮発します。
完全に乾いて水、溶剤がなくなると樹脂と顔料が残り、その粒子がたがいにくっつき合ってフィルム状になると、水性も油性も同じで、もう水に溶けません。

2020年3月16日(月)
塗料の基礎知識-1

■住宅塗装の目的は「守る事」「綺麗にする事」

塗料を塗る目的は、大きく分けて2つあります。一つは「塗装するものを守る」ということ。塗料は部材の表面に塗ることによって、丈夫な塗膜をつくり部材を保護します。屋外ならば雨や風、太陽光線などから守るなどの耐候性を持ち、また鉄をサビから守り木は腐るのを防ぐ、プロックやコンクリートは風化するのを防ぎ、あるいはカビ止め、防虫防腐などの効果を持つものもあります。

もう一つは「綺麗ににすること」。古い塗膜がはがれているところを塗りなおして綺麗にする。汚れたところに塗ってきれいにするなど、塗装して美しく仕上げることができます。それに加えて、色を塗ることによってイメージを変える、色の組み合わせを考えるなどの、カラーコーディネートを楽しむことができるのも塗装の魅力です。
また苔や藻類が繁殖すると根が壁面をつらぬいて塗膜を痛めたり、衛生的にも問題があるので塗装する事によって防ぎます。

■塗料は何で出来ているか?

塗料は「塗膜になる成分」と「塗膜にならない成分」から出来ています。

塗膜になる主成分は樹脂で、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂などの合成樹脂が使われています。
塗膜になる成分のもうひとつは、色を出す顔料で、塗膜に厚みをもたせる役目もしています。
そのほか、顔料の沈澱防止剤、色分かれ防止剤、防腐剤、防カビ剤など、それぞれの塗料に必要に応じて添加剤が入っています。

塗膜にならない成分は溶剤で塗料を液体にして塗り易くし、塗膜が乾くと揮発や蒸発してなくなってしまいます。溶剤系ならシンナー、水性系なら水がこれにあたります。

■水性塗料と油性塗料とラッカー系塗料

ひと昔前までは、塗料というと油性塗料というイメージがありました。ところが今ホームセンターなどの塗料売場に行くと、ほとんどが水性塗料で、油性塗料は数えるくらいしかありません。なぜ水性塗料が増えてきたかというと、ひと言でいえば使いやすいからです。

油性塗料はまず強いシンナー臭(有機溶剤の臭い)がするので、家の中で塗ると、いつまでも臭いに悩まされます。油性塗料をうすめるにはペイントうすめ液を使いますが、うすめるだけでなく手についたときもうすめ液でなければ取れませんし、使った塗装用具を洗うのも基本的にはうすめ液を使うので不経済です。またほとんどの油性塗料は、乾燥に何時間もかかります。

水性塗料はベースが水なので臭いがきつくありません。といっても以前の水性塗料は、水性独特の臭いがありましたが、最近の水性塗料は技術革新によって無臭と表示されている塗料が出現し、ほとんど臭いがなくなっています。
またうすめ液が水なので、手についても水で洗えば取れ、塗装用具も水でジャーと楽に洗うことができますし、乾燥時問は30分から1時問ぐらいと、油性塗料よりも速いのも使いやすいところです。
 
ラッカー系塗科は乾燥時間が5〜10分と極端に速いのが特徴です。ラッカー系はスプレー塗料が主で、ラッカーうすめ液はうすめるためには使いませんが、手などについたときに拭き取るときに必要です。ただしクリヤーラッカー、ラックニス、速乾ニス、などの場合には、うすめるためにも使います。

シンナーを使う油性塗料は溶剤系で、強溶剤と弱溶剤に別れていますが、危険性や臭いの少ない弱溶剤が主流になって来ています。弱溶剤系の塗料は「塗料用」シンナーを使いターペン可溶型とも言われています。
現在住宅に使う物はこの弱溶剤系か水系がほとんどです。

艶有・艶消し
2020年3月12日(木)
マットなつや消し仕上げをお勧めします-2

艶けし仕上げなら艶消しに設計された塗料を!

先日艶消し仕上げの記事を書いたら、数件の質問メールが来ましたのでお答えします。

普通 屋根や外壁を塗り替えるとピカピカの艶あり仕上げになります。
ただ建物の形状にはピカピカに光ると安っぽく見えたり、いかにも塗り替えましたと言う仕上がりなので嫌う方もいます。
また現在ジョリパッド・ベルアート壁の場合は艶けしによって高級感や質感を表しているのでピカピカになると雰囲気がガラりと変わってしまいます。

また新築住宅のコロニアル屋根を見てもピカピカの物はありません。大抵の新規コロニアルは半艶程度です。


緻密で平滑な塗装面だと艶がでます。汚れも付きづらく塗料としては艶ありが理想と言えます。
艶消し仕上げは塗装表面に微細な凹凸を作り、反射光を乱反射させる事によって艶けしとしているのでその凹みに汚れが付着しやすく、汚れやすい形状をしています。艶けし塗装は大変汚れやすい塗装と言えます。

1.艶消し仕上げの塗料の場合最初からつや消しとして設計され、つや有が無い場合。
2.艶あり塗料にフラットベース(艶落とし材)等で無理に艶を落とすもの。

があります。

艶あり塗料にこのフラットベースを添加すると艶が落ち、艶けしし仕上げになります。
しかしこのフラットベースは添加限界量が決まっていてあまり多く入れないよう注意書きがあります。
という事は塗料の質を落として艶けしにしているので、私が良く言う無理して艶けしにしている艶けし塗料になります。

艶ありの表面を無理して細かい凹凸を付けているので艶ありと比較して汚染しやすく、その上耐久性も落ちています。

■艶けし外壁には[ビーズコートSi]しかない!

弊社が外壁に使用している[ビーズコートSi]は最初から艶けし塗料として設計されています。
蓮の葉はピカピカ艶が無いのに水が玉になって弾かれます。
これに着想を得て超撥水なのに艶けしという表面形状に設計しているため、汚染に強い艶けし塗料を実現しています。

弊社で5年前にやったビーズコートSi現場は、外壁がまったく汚れていません。雨だれ汚れや変色もありません。
これは塗装屋としては驚くべき性能で、以前なら艶けし塗装は汚れやすいという常識が吹き飛びました。

ビーズコートには無印からフッソまで色々な樹脂バージョンがありますが、コスパから見て弊社ではシリコン(Si)を選定しています。

■艶けしコロニアル塗装には[快適サーモWSi]を

屋根コロニアルの艶消し塗料としては水谷ペイント(株)の[快適サーモWSi]を選択しています。
やはり耐候性からは艶あり塗装の方が有利なので、コロニアル屋根用塗料は艶ありがほとんどです。

しかし塗り替えてから屋根がピカピカな事に違和感を感じるお客様もいます。
屋根を艶けしで仕上げたい場合は水谷ペイント(株)の[快適サーモWSi]をお勧めします。

水谷ペイント鰍ヘ一般の方にはあまり聞きなれないメーカーですが、プロの中では水性塗料は水谷と言われるほどほどです。

艶けし塗料は水系の方が製造しやすいので水性塗料を。水性塗料は対候性に問題があるので水性に強い水谷ペイント製品を選んでいます。

ピカピカに光る塗り替えが嫌なハイセンスなお客様にお勧めします。


2020年3月9日(月)
マットなつや消し仕上げをお勧めします

ジョリパッド・ベルアート外壁には艶消し塗料の塗り替えをお勧めします。

先日よりジョリパッドの外壁の住宅の工事が始まりました。
ジョリパッドやベルアートはメーカーが違いますが同じようなものです。以下ジョリパッドで統一します。
南欧風の扇型や串目など凹凸の多い模様を得意とする仕上げ材です。

サイディング壁に飽きた方には人気も高く、艶消しで重厚感のある良い仕上げ材です。

欠点は凹凸の多い模様と艶消し材の宿命で汚染に対して非常に弱いです。
またモルタル壁なので亀裂も入ります。

艶消し塗料は表面に微細な凹凸があり、光が乱反射するので艶消しになります。
その微細な凹凸に汚染が絡み付きやすい上に模様自体凹凸の大きい物なので汚れやすい仕上げ材になってしまいます。

今回着工したお宅も窓下やベランダ手摺笠木の下が雨染み汚れが目立ちます。
また窓などの四方に亀裂が入っています。

ジョリパッドには専用の塗り替え材ジョリパッドフレッシュと言う物があり、以前に使った事がありますがこれが大変塗りづらい製品でした。新築時に使うジョンパッドを薄めたような製品で、コテ塗りや吹付塗装なら綺麗に仕上がるのでしょうが、ローラーや刷毛では大変塗りづらいものでした。

また新築時と同じジョリパッドなので汚染には相変わらず弱く、塗り替えで機能・性能アップにはならない製品です。モリタ建装の考えでは、塗り替えには機能・性能アップを求めています。
塗り替えても同じようなことになると何の為に改修したか判らなくなりますものね。

かといって汚染に強い艶有り塗料で仕上げると、いたるところがピカピカてかってしまい、独特の重厚感や質感が無くなり安っぽくなる傾向があります。
せっかく高いお金を出して新築時にジョリパッドを選んだのですから、その当時の質感は大事にしたいものです。

このため色々と汚染に強い艶消し塗料を探していました。
そして見つけたのがスズカファインというメーカーのビーズコートSiという塗料でした。

蓮の葉は池に浮かぶ大柄なものですが、表面に無数の突起がありそれが水を弾いて汚染に強いそうです。
このことに着想を得てナノテクノロジーを駆使し汚染に強い艶消し塗料という、ある意味矛盾した商品を完成させました。
3-4年前からこの製品を使っていますが、驚くことにほとんど汚れません。

外壁ジョリパッドのお宅にはほとんどビーズコートSiをお勧めして使用していますが、皆さん質感は変わらないのに汚れが付かなく驚いたと言われます。

素敵なジョリパッドなどの艶消しの外壁にはビーズコートSiをお勧めします。

錆止め下塗り
2020年3月5日(木)
鉄部の錆止め塗装

鉄部錆止めは弱溶剤2液型ハイボンファインプライマーUを

鉄の塗装には先日説明したRB種ケレンののち、錆止め材を塗装しなくてはいけません。
錆止め材に期待する役割は、気密性・密着性が一番求められます。

錆とは鉄の酸化現象なので、鉄と酸素を結びつけない気密性があれば錆は起こりません。
また錆止め塗料は一般的に耐候性が低いので、耐候性の高い上塗塗料が必須なので密着性のあるものがもとめられます。

錆止め剤の種類
■鉛丹錆び止め
鉛は錆びないのでその特徴を生かした鉛系の塗料ですが、乾燥が極端に遅く密着性にも問題があるため近年は使われません。

■油性錆止め
膜厚があるため気密性は高いですが乾燥時間がかかり作業性が悪い為近年は使われません。

■合成樹脂錆止め
乾燥が早く作業性も良く、近年でも使われますが防錆力はややおとります。

■エポキシ系錆止め
1液性と2液性があり、エポキシ特有の密着性と気密性に優れ乾燥も早い為、現在の塗り替え工事ではこれが主流です。弱溶剤2液性が一番良いものになります。

木部や樹脂などは錆びませんが、密封性と密着性の良さからエポキシ系錆止め剤を下塗りとして使っています。

以前ですと錆止め塗料は赤サビ色が主流でしたが、現在は仕上げ色によってホワイトやグレーなど数種類あり適宜使い分けています。

施工の注意としては、少しでも塗り残しがあると密封性が損なわれ錆が発生するので、錆止め下塗りとは言え塗膜厚のある綺麗な塗装が求められます。錆止め塗装の段階でカスレや塗り残しがあると意味が無いので注意が必要です。

またエポキシは紫外線に弱いので耐候性の高いシリコン塗料などの上塗材が必要です。その場合は上塗塗料の密着度など相性も問題になるのでノウハウと経験が必要になります。

これらの事からモリタ建装では錆止め塗料には日本ペイント(株)のハイボンファインプライマーUを使用しています。これはエポキシ系弱溶剤2液型錆止め塗料になります。

ただし室内に使ったり臭いの問題などがある場合には水性系のさび止め材も販売されています。
耐久性は少し劣ります。

2020年3月2日(月)
鉄製品の錆

鉄部のケレンはRB種ケレン

鉄は強度も高く加工がしやすく安価な為、昔から建築には良く使われてきました。
しかし、1点錆び易いという致命的な欠点があり近頃の建物には使われなくなりました。

逆に言うとこの錆さえなんとかなれば鉄製品は大変優秀な建物部材です。

錆びた鉄を塗装するには錆を全て除去しなければなりません。錆が残っているとまたすぐに錆びてしまうし、新たな塗装膜も簡単に剥がれてしまいます。

理想を言えば錆や旧塗装膜を完全に撤去して再塗装が良いのですが、工事金額が高額になってしまうので全てを撤去する事はあまりありません。

日曜大工で自宅の鉄柵を塗装される方もいますが、大抵数年で塗料がボロボロにはがれてしまいます。
これは鉄の下地調整であるケレン作業に問題があり、プロとの差はケレンが大きいです。

■ケレン
鉄部の錆を落とす作業をケレンと言います。錆だけでなく剥がれる旧塗膜の除去も含まれます。
先ほど話したように旧塗装膜を全て除去すると高額になってしまうので、一戸建ての塗り替え工事のケレン作業は活膜(しっかり付着している塗装膜)は残します。

ケレンとは手作業のケレン器具・紙やすりなどをから電動工具を使ったり、サンドブラスター等の専用機械を使ったり多種にわたります。

一般住宅では手作業のケレンが多いですが、モリタ建装は電動工具を使って入念にケレンします。

公共工事のケレンでは以下のように区分を設けています。

RA種ケレン
電動工具やを使い全ての錆と旧塗膜を除去する

RB種ケレン
電動工具を使いケレンし全ての錆は除去し活膜は残す

RC種ケレン
手作業のケレンでサンドペーパーやワイヤーブラシなど手工具にて錆を除去する

■ケレンの要らない錆止め材

鉄の錆は赤サビと言って赤茶ですが、黒サビと言い真っ黒になる錆があります。黒錆はそれ以上錆が進行しないので鉄を黒錆で覆えば腐食しなくなります。
このような化学反応を錆止め剤で起こして赤サビを黒サビに変化させる錆止め剤もあります。

道具が入らなかったりどうしてもケレンの出来ない部手の錆にはこれを使い今以上錆の進行を止めるのも良メンテナンスです。これは現在錆びている上からそのまま塗れるので一般の方にも使い安い商品です。


2020年2月27日(木)
■木部の塗装にはご注意を

木目塗装早め早めの塗り替えを

近年は減りましたが住宅建築で設備器具が木材で出来ているものは大変多くありました。
屋根のすぐ下の破風板\ベランダ手摺・窓木枠・木製雨戸・玄関扉と多くの木製品が使われています。

ただ木材の塗装は大変難しく何を塗装しても10年持つものはあまり無く、結果木材が腐ってしまうため次第に使われなくなりました。

新築の時は木材を多用した住宅は風情もあり格好良いのですが、10年ぶりに見てみると木部は全て腐って見る影もない建物を良く見ます。

今では見た目は木製でもアルミ製品に木目シートを貼ったものやプラスチック樹脂製で木に似せてできた製品が多く見られます。これらは木製品より高価ですが、いかに外部に木製品を使うのが難しいか判りますね。

■着色塗装

破風板や窓木枠など塗装は剥離しているが木部はまだしっかりしているものは着色塗装します。
以前は木部の下塗りは水性の薄い塗膜の物を使用していましたが、モリタ建装では2液エポキシ系の下塗り材を使います。しっかり接着させ強固な膜を作り木材を外気から密封します。

木材は呼吸しているで塗装は剥かないと聞きますが製品になった木が呼吸するはずもなく、要は気温や湿度によって伸縮するので塗装膜が追従できなくなり剥離します。
そこで硬い膜を作る2液エポキシ下塗りで封じ込めてしまうわけです。

その上からシリコン塗装しますと10年以上は持っています。

■木目塗装

木製品の良さはひとえに木目にありますね。オイルステインクリヤは木目を生かすように、木を茶系の染色剤で染め上げ透明のウレタンクリヤ膜で保護する塗装です。

玄関扉や居間の床板などに良く用いられますが、むかしのウレタンクリヤは耐久性が無く特に紫外線に弱いので、紫外線の良く当たる玄関下部や窓際の床板などはすぐに劣化し汚くなってしまいます。

劣化した部分を良く見るとクリヤが剥がれ落ちそこに汚れが染みついてしまいます。

この木目を生かした塗装をするには、汚染を全て取り除かなければなりません。これが大変難しく一度ついた汚染は中々とれないためクリヤ塗装が困難になります。
強く汚れがついた木部には着色塗装をお勧めします。

木目を生かした塗装をする場合は、木部に汚染がしみこむ前に塗り替えをしなくてはなりません。

■自然塗料・最新塗料

オスモやキシラデコールは着色と防腐効果のある染色剤です。一般の方でも気軽に塗れる商品ですが、耐久性がありません。数年ごとに塗り続ければ気も長持ちしますが、そのたびに業者に頼んだら高額になってしまうのでDIYでオーナー様が塗るのであれば良い商品です。

その中でも日本特殊塗料の「ニューシールステイン」は木目仕上げの耐久性の高い塗料です。
外装に木製品がありどうしても木目にこだわりたい方にはお勧めの商品です。


京都の清水寺の舞台の構造物を見ると、外につきでた50cm程度の梁にまで銅板の屋根が付いています。昔の人は木に雨を当ててはいけないと知っていたのですね。古い木造建築をみると木と雨との戦いのあとが見受けられます。

2020年2月24日(月)
■塗床塗装にはユータックRを

一戸建て住宅ではあまりないですが、アパートやマンションだと廊下の床を塗装しているものがあります。また工場の床も防塵や衛生面から綺麗に塗装しています。

新築のマンションなどですと廊下とベランダ床にエンビシートのタキロンが貼ってある物件が多いようです。弊社もタキロンは良く工事しますが、エンビ製で柄の模様が付きノンスリップでもあるため高級感があり耐摩耗性も高く優れた商品です。

しかしタキロンは工事価格が高いので、戸数の少ないアパートやマンションですと中々使えません。
そこでソコソコ防水性能もあり見栄えを良くしたいとの事で防塵塗装いわゆる塗床塗装が使われます。

廊下の塗床塗装で一番の問題が耐摩耗性です。歩行者が廊下を歩くことによって床の塗装には大きな負荷がかかり続けるので、塗膜が剥離したり摩耗で薄くなりがちです。

質の悪い塗床塗装している物件も見ますが、剥がれて汚い上に剥けたところが汚染が進む・漏水が進むので塗らない方がましの物もあります。

ただ廊下床がなにも塗らないコンクリのままですと、汚染はヒドイし衛生面にも問題があり漏水により下階に水漏れしたり、鉄骨の廊下・階段ですと下の階の鉄骨が錆びてしまいます。

そこで小規模のアパート・マンションの廊下・階段の床はやはりなんらかの塗床塗装したいという要望があります。

弊社も以前には塗床塗装しても数年で剥がれるなどトラブルが多かったので敬遠していましたが、15年程前に日本特殊塗料のユータックRという塗り床材をメーカーから推奨され使っています。
この商品はすこぶる優秀でまず塗っても剥離しませんし、耐摩耗性も高くスリ減りがほとんどありません。
一番良いのが工事価格が安いことです。タキロンの1/5程度で施工できますので賃料物件でも使う事が出来ます。
このユータックRと隅々のシーリーングをキチンとやれば防水効果も期待できます。完全な防水材でないので絶対漏らないとは言えませんが実用上は充分です。

日本特所塗料は塗り床材に秀でたメーカーで工場の床などで使うエポキシ系や駐車場床に使える高硬度系や超速乾性のオリゴマー系など優秀でシェアの高い商品が揃っています。

機会があれば商品も当ブログで紹介していきます。


2020年2月20日(木)
■サイディング壁のシーリング

■シーリングの打ち替え工事

最近はサイディング壁の住宅が多くなり、体感では8割がたの新築住宅がサイディング壁な感じです。
新築でサイディングを選ぶと塗り替えが必要ないと思っているお客様も多いです。

しかし、サイディング板の劣化はあまり目立たなくとも、サイディングの板と板の間や窓回りのシーリングが劣化しますので打ち直しが必要になります。
シーリングの打ち直しには全面足場が必要なので、この際なので壁も塗り替えたいとの要望が多いです。
サイディングのシーリングが劣化すると、弾性力が無くなり亀裂が入ってきます。このまま放置し怖いのが、サイデング板の裏に水が浸水してしまう事です。
サイディングの裏が浸水すると温度変化によりサイディング板が反ったり波打ったりしてきます。

こうなると見かけも悪いですし建物の防水機能も著しく劣るので、サイディング板の貼り替えが必要になり大きな工事金額が掛かってしまいます。

サイディング住宅の改修で一番大事なのが、シーリングの打ち替え工事になります。


■サイディングの塗り替え工事

単色のサイディングでしたら着色塗装すれば綺麗になりますが、石調・タイル調・木目調のサイディングですと単色に塗ってしまうと印象が大きく変わり安っぽくなりがちなのでクリヤ塗装する事もあります。

サイディングの劣化は太陽の紫外線によるものが多いので、現状より劣化しないようにUVカットクリヤ(透明)で守ってやる工事をすれば現状の模様・質感のまま仕上がるので、高級感のある模様・質感のサイディングにはお勧めです。

サイディング板自体がチョーキングして粉を葺いた状態の場合は、クリア仕上げは出来ないため着色仕上げになります。

■内部断裂するサイディング
1990年代にアスベストの健康被害から使用を禁じる法律が出来ました。当時のサイディングや屋根コロニアルには断熱性と接着効果からアスベストが使用されていましたが、この法律によって使用が出来なくなりました。

アスベストは断熱性と接着性の富んでいて安価なため多くの建築資材に使われていました。
しかし健康被害があるアスベストの使用は禁止になりましたが、急に代替えの素材が見つからなかった時期に製品化されたサイディングや屋根コロニアル商品に劣悪な物が生まれた次第です。

このころ作られた製品はサイディング板自体の接着力がないため内部破断してしまいます。現状でサイディングが少し欠けた状態で治しても同じところがまた欠けてきます。

これらは塗り替えできない商品で、改修にはサイディングの張り替え工事が必要になります。

2000年以降に建てられたサイディング住宅では良い商品になったので問題はありません。


2020年2月17日(月)
■外壁の剥けた建物

古い建物で外壁の旧塗装が剥けた物があります。
見た目も悪いですし、剥離箇所が紫外線によって劣化が進んでしまいます。
剥けた外壁を手で引っ張るとドコまでも剥けてしまいます。
剥がれた外壁材が近隣に飛散してトラブルになる事もありますし、壁が剥けたら至急補修する事が必要です。


主な原因は●下地処理が適正でなかった●下塗り材の選定ミス●そもそも下塗りをしていない
等々考えられますが、リシンという砂壁状の外壁材で良く見られます。

築20年以上前のリシン壁の建物ではプラスターリシンと言う脆弱な壁があり、これは爪等で押すと簡単に潰れてしまいスカスカな壁塗装です。

スカスカの上にどんな高価な塗装をしてもプラスターリシン層が剥けてしまうので、下地の強化をしてからの塗り替えが必要です。

サイディングでも表面が爪で凹むものがあり、これも下地の強化が必要です。
このような場合は浸透性プライマーを使います。

■浸透性プライマー
浸透性プライマーは字の如く下地に吸収され同時に下地の強化を期待できる下塗り材です。
高浸透性成分により下地の奥深く入り下地を強固なものにします。
カチオンというイオン結合で接着力は抜群のものがありますが、厚みはなく下地の凹凸を無くすことには向きません。
ですから亀裂の多いモルタル壁には亀裂の埋まる微弾性フィラーを使います。

浸透性プライマーによって下地を強化したのちに塗り替えをすれば新外壁塗装が剥けてくることはありません。

通常のプライマーでは微細な穴まで浸透できずに表面だけに膜を作るため、下地の強化にはつながりません。

■サイディングにも浸透性プライマー
モリタ建装ではサイディング壁の塗り替えにも浸透性プライマーを使っています。
サイディング壁で求められる下塗り材の性能は1にも2にも接着力です。サイディング自体に亀裂が入る事はあまりないので、微弾性フィラーのような厚みのあるものは必要ないですし、蓄熱による水蒸気によって微弾性フィラーが膨らむトラブルので使用しません。

またサイディング板は微妙な凹凸の模様がはいっているので、下地の模様を生かすためにも薄い下塗り材を使用しています。

2020年2月13日(木)
艶消し塗料による塗り替え

近年モルタル壁のジョリパット・ベルアート(同等品でメーカーが異なります・以下ジョリパットで統一します)仕上げが多くなりました。コテを使って扇状や串目をだしたり、吹付もでき艶消しで重厚感ある外壁塗装材です。

■ジョリパット仕上げの問題点

凹凸の激しい質感と艶消しという汚染しやすい材料で、どちらのお宅も10年もたつと雨水汚れや排気ガスなどによる汚染が見られます。
またモルタル壁の性質上亀裂が入りやすい材料でもあります。

艶消し塗料は表面に微細な凹凸を付け、光を乱反射させることにより艶消しになります。
その微細な凹凸に汚れが溜まりやすいので汚染に弱い性質があります。

■ジョリパットの塗り替えについて

一般的な艶有りシリコン塗料で仕上げると艶が出てしまい、独特の質感の重厚感や高級感が消えてしまう傾向があります。塗料は艶有の方が汚染には強いので悩ましい所ですが、現状の雰囲気を消したくない場合は艶消し塗料をお勧めします。

■塗り替え時の下塗りについて

ジョリパットの塗り替え時の下塗りについては塗膜が厚く付く微弾性フィラーを使用します。
浸透性プライマーなどの薄い塗膜の下塗り材はお勧めできません。
これは下塗り材が厚いことによって亀裂を消すことができる事と、激しい凹凸を多少なだらかにして汚染しづらい質感にするためです。

■ビーズコートSi
ビーズコートという塗料がありこれは艶消し塗料です。
蓮の葉の撥水力に着目し、艶消し塗料なのにナノテクノロジーによって驚異的な撥水性のある塗料を製造しました。

これにより艶消し塗料でありながら非常に汚染に強い塗料となっています。
またチョーキングに強いシリコン樹脂を使ったビーズコートSiが高機能です。

ジョリパット外壁にお住いのお客様が塗り替えを考えてられてたら、微弾性フィラーとビーズコートSiをお勧めします。

2020年2月10日(月)

■結露防止塗料

寒い冬の朝に住宅の内壁や窓回りや押し入れの中がビッショリに塗れて、雨漏りかと思ったら結露だったという事が良くあります。

この「結露」は放っておくと家を腐らせてしまう大変怖い現象ですし、ジメジメして健康面の被害も予想されます。

■結露はどうしておこる?

結露は外部気温と室内温度の差から、空気から水滴が生じる現象です。
天気予報で湿度何%と発表されますがこれは「相対湿度」で気温により変わり、暖かいと多くの水蒸気を含むことができます。

暖かい空気が急激に冷やされると結露が起こりますが、ビールをジョッキに注ぐと周りに水滴が付きますが、これはジョッキ周りの空気が急激に冷やされたためおきます。

住宅の場合は冬季は室内は暖かく外気は冷たいので、相対湿度の高い室内温度が急激に窓や壁を通し外気温度によって下がると結露します。

そのためサッシ窓を二重にしたり壁の断熱を高めるなど、抜本的な解決には大きな費用が掛かってしまいます。

■ダニやカビが大好き「表面結露」

住まいの結露は「表面結露」と「内部結露」があり、表面結露は天井や壁など見える部分の結露で、内部結露は壁面内や基礎部分など目に見えない部分の結露です。

表面結露は常に壁などがジメジメしているためダニやカビの繁殖の温床になりやすく、ぜんそくやアレルギーなど健康面で大きく問題が生じます。

■住宅にとって恐ろしい「内部結露」

目に見えない部分の内部結露はもっとおそろしく、壁内の木部や鉄部を腐らせ脆くします。
基礎内部で起きるとコンクリートの基礎の鉄筋を腐食させ爆裂現象が起き基礎を破壊していきます。

■「ケツロナイン」で結露レス

菊水化学工業の「ケツロナイン」は名前が表す通り結露防止塗料です。
珪藻土を主剤として湿気を吸い取り湿気を排出するという調湿機能と高い防苔・防カビ性能があり、その機能を持続する塗料です。

■ケツロナインの特徴

1.塗膜厚1mmで1u当たり600gの結露水を吸収します。

2.調湿性があり、湿度が高いときは湿気を吸収し、湿度が低いときは放湿し、室内の湿度の急激な変化を和らげます。

3.防カビ・ダニ性に優れています。

4.耐水性にも優れていますので、浴室の壁天井にも使用できます。

5.防火性に優れています。

塗装で結露を防げますので、鉄板など多くの下地に塗ることが出来、塗料ですので比較的安価に工事が出来ます。
モリタ建装でも多くの結露現場に使用していますが好評を得ています。

2020年2月5日(水)
モリタ建装ドットネット リニューアル

この度モリタ建装ドットネットをリニューアルしました。
今までと変わらないご愛顧をお願いいたします。

今回も自分で全て作成しましたが、参考に色々なサイトを見て回れました
最近の傾向は1)すごくおしゃれなサイト 2)チラシのようなサイトが多いですね。

外装塗り替えでアパレルのようにおしゃれなサイトは似合わないし、チラシのようなサイトも違うなぁと試行錯誤していました。

1998年に弊社の最初のサイトを作ったころは業者も少なく、サイトがあれば依頼が来るような状態でしたが、現在では塗装店のサイトは大変多くなりました。

他と似たサイトを作っても仕方ないので自分のカラー(作りやすい、、、、)デザイントなりました。

自分で作れば隅々まで目が行き届きますし、お客様の反応で更新作業も楽ですしページの責任者として覚悟もできますしね。

ただスペル間違いなど些細なことでサイトが変になりますし、気を抜けませんがコツコツやることは性に合っているので苦ではありません。

これからはお客様にわかりやすい表現を心がけ、誠意ある仕事が伝わるようにサイト運営とこの日記を続けていきますのでよろしくお願いします

2020年2月3日(月)
現地調査

お見積で一番大切なことは現地調査になります。
住宅はそれぞれ異なるので、そのお宅に適した下地調整や仕上げ塗料、近隣の工事への障害等を考えて調査します。

外壁や塗装部位ん屋根などの適正な数量を測る事も重要な作業です。
その数量によって材料を用意したり、作業員の人数を調整します。

私は週の半分程度は現場調査に回っています。弊社で行う工事はすべて私が現場調査しお見積を作成します。

その時に使う道具のお話をします。

@打検ハンマー
見た目では解らない下地の具合はハンマーの打撃音によって判断します。
下地補修が必要な場合等も解ります。

ALEDライト
室内の漏水調査などでは暗い屋根裏なども見る時に使います。

Bメジャー
細かい物や詳細な寸法が必要な場合はメジャーを使います。
利便性からも小型の物を常備しています。

Cクラックメジャー
モルタル壁の場合0.3mmの上下でヘアークラックとクラックを分けています。
補修方法も異なるため亀裂の幅を測る物です。

Dレーザーメジャー
これが出来て現地の寸法を測るのが格段に楽になりました。
cm単位の詳細な数値がわかるので正確な見積には必須のものです。

E小定規
壁の平滑度や隙間に刺して厚みを測ったり色々使えます。

他にもデジタルカメラや赤外線カメラも常備しています。

今はドローンを調査に使えないか検討中ですが、市街地での使用に制限が掛けられていたり本格的に使用するには機体が高価なため強風等で屋根上に墜落などしたら回収が困難な事など問題点があります。

ドローン調査専門業者も現れていますので依頼するのも手ですが、調査費用がかかる為に無料で行っている[お見積り・住宅診断書]になじまなくなりますね。


2020年1月31日(金)

本日までこのブログは毎日更新してきましたが、写真の追加や内容の充実を図るために、来週より週に1-2回の更新に切り替えます。

来週よりの充実した内容のブログにご期待ください。

2020年1月30日(木)
塗装下地の種類

塗装する下地によって、塗装目的や下塗り材量が変わってきます。適正な選択が必要になります。

■サイディング壁
サイディング壁の塗装の主な目的は、目地シーリングの保護とサイディング板への密着です。
そこでシーリングには塗料の密着性の高いポリウレタンシールを使い、板面には浸透性のカチオンプライマーを使用します。

微弾性フィラーなど塗膜の厚みのあるものは、蓄熱障害によって膨らむトラブルがあるので使用してはいけません。

■モルタル壁
モルタル壁の塗装の主な目的は、亀裂への対応になります。
モルタル壁は必ず亀裂が生じますので、亀裂をふさぎ追従できる微弾性フィラーを使用します。

また吹付や左官仕上げが多く表面が凸凹しているので、膜厚のある下塗りによって平滑に近づけます。
 

2020年1月29日(水)
塗料の攪拌について

塗料は顔料とうすめ液が主成分ですが、缶に入ったまま長期保管しているとこれらが分離します。

また顔料自体も多くの成分で色を作っているため分離します。

これらを混ぜるために塗料を攪拌しますが、マゼールという攪拌機械を使い充分に混ぜます。

攪拌が不十分なまま塗装すると、色にムラができたり塗膜の厚みに凹凸ができたりします。

その攪拌時にローラーやハケで塗りやすいように、うすめ液で粘度を調整する事も攪拌の大事な役割です。

2020年1月28日(火)
水性塗料と溶剤塗料

うすめ液によって水性と溶剤がわかりますが、一般的に言って溶剤塗料の方が性能が高いです。

水性は大きな分子が水に浮いている状態で、溶剤は細かくなった分子が溶けているといった感じです

詳しくは左コンテンツ[良い塗料とは]をご参照ください。

ただし溶剤系塗料はシンナー臭がしますので、内装に使う事は避けられますし、繁華街だと外部でも苦情が来る事があります。

2020年1月27日(月)
塗料の薄め液

薄め液とは塗料が濃いと塗装しづらいので、適当な粘度に薄めるために使用するもので、水や溶剤が使われます。

塗料の粘度調整は知識と経験が必要で、硬すぎると仕上げが凸凹になり、薄すぎると塗膜が薄くなってしまいます。

質の悪い業者だと塗料を倍希釈(16リットル塗料だったら16リットルの水で薄める)して塗料を伸ばし、薄い塗装膜になってしまいます。

またシンナーとは英語で薄め液という意味で、臭いの少ない弱溶剤と、臭いのきつい強溶剤に分かれます。

水性塗料は水で薄めますが、乾燥して塗膜が完成すると水に強くなる性質があります。なので水性塗料の汚れは水では落ちなくなります。

2020年1月24日(金)
水性と溶剤の塗料

塗料には水性と溶剤塗料がありますが、現在は水性塗料が良く使われています。
これは一言でいえば使い易いからです。

■水性塗料はうすめ液が水で臭いもなく危険性もない為、住宅地でも安心して使用できます。
自然乾燥で塗膜が形成されるのでゆっくりと時間が掛かります。
また塗った時点と乾燥後で色が変化するのも特徴なので色合わせは注意が必要です。

■溶剤塗料は厳密に言えば強溶剤と弱溶剤に分かれますが、これはうすめ液が違います。
強溶剤は臭いが強く危険性の高いシンナーが使われますが、住宅地では臭いの問題から現在は使われず、溶剤系と言えば弱溶剤塗料になります。
乾燥が早く強固な塗膜が形成されます。

2020年1月23日(木)
塗料は何で出来ているか?

塗料は塗膜になる成分と塗膜にならない成分からできています。

塗膜になる物を主に樹脂でアクリル・ウレタン・シリコン・フッソ樹脂等になります。
もうひとつ顔料も形成成分になります。いわゆる色を構成している成分です。

塗膜にならない成分は、塗りやすいように柔らかくしている成分で、水性塗料なら水、溶剤塗料であるならシンナーがこれに当たります。塗膜形成にあたり蒸発して無くなります。

2020年1月22日(水)
塗装の目的とは?

住宅を塗装する目的には大きく分けて以下の2つあります。

■[塗装するものを守ります]

建物を紫外線や雨水から守る鎧になります。
ブロックなどでは風化から守りカビやコケの発生を防ぎます。
この性能を発揮するためには塗装の表面を丈夫にし耐候性の高い皮膜にする必要があります。

■[綺麗にすること]

好みの色で好みの質感で塗装でき、全てをきれいにすることで建物のイメージを替えたり、コーディネイトを楽しんだり新鮮な気持ちを得られるのも塗装の魅力になります。

2020年1月21日(火)
木部の塗装-4

以前の木部塗装ではオイルステインクリヤという木目を生かした塗装が良く見られます。

特に室内塗装に多いのですが、クリヤは紫外線に弱いので外部にはあまり用いられませんでした。

古い住宅を見ると玄関扉と居間の床板がオイルステインクリヤ仕上げですが、扉は下部、床板は窓際の紫外線に良く当たる部分のクリヤが劣化して剥がれ、汚染が進んでいるものが良く見られます。

汚染が初期段階でしたら、クリヤを剥いて木部洗浄、染色してシリコンクリヤ塗装をし直せばきれいになりますが、木部の汚染がひどい場合は染色しても元に戻らないため着色仕上げか、木製建具の交換になってしまいます。

2020年1月20日(月)
木部の塗装-3

■浸透タイプと造膜タイプ

木部の塗装にはキシラデコールやオスモなどの浸透タイプと、化学塗料により膜を作って守る造膜タイプがあります。

●浸透タイプ
自然塗料が多く染色するもの。耐水性や耐候性はないため外部に使う場合は数年ごとの塗り替えが必要。
木目の質感は残る。

●造膜タイプ
化学塗料で塗り込めるため耐水性・対候性が高く外部に用いられる。メンテナンスサイクルは長いが、下地調整などが出来ていないと亀裂や剥離する事がある。

木目の質感は消える。



2020年1月17日(金)
木部の塗装-2

木部の塗装には木目を生かした仕上げと、単一色に着色する塗装法があります。

未塗装か木目の見える塗装の場合は、汚染がそれほど進んでない場合はオイルステインクリヤ塗装します。

木部を若干濃い茶系に染めますが木目は見えます。そのうえからクリヤで保護する塗装ですが、
以前はクリヤの質が悪かったので紫外線による劣化が激しかったので、玄関扉や居間の床板の陽の当たる部分のクリヤが剥がれ汚染してしまっているものを良く見ます。


しかし現在はクリヤもシリコンなど耐久性が上がっているので持ちはかなり良くなっています。

2020年1月16日(木)
木部の塗装

現在では少なくなりましたが、建物に木製の物を使用しているものがあります。

木は安価で工作しやすいので多く使われていましたが、塗装などで保護することが難しく外部に使用すると10年程度しか持ちません。

透湿性の為の伸縮性から造膜タイプの塗装では追従できないため剥がれやすく、木目を生かしたクリヤ塗装でも過去の性能の悪いクリヤ塗料だと経年変化で剥離してしまいます。

このように耐久性が無い為に木材の使用は避けられていて、現在の木目のある設備はアルミや樹脂に木目を印刷したものに変わっています。

2020年1月15日(水)
錆のケレンの種類

鉄骨階段などの鉄製の建築物は錆びやすい性質です。

塗り替えで大事な作業がケレン工です。ケレンとは現在錆びている部分を撤去する作業の事です。

ケレン作業は内容によって3つに分けられます。

RA種ケレン
電動工具を用い錆びてるところはもちろん旧塗膜を全て撤去する

RB種ケレン
電動工具を使い錆びている部分を撤去。錆びていない活膜は残す。

RC種ケレン
サンドペーパーやワイヤーブラシなどり手作業で錆を落とす。

モリタ建装の塗り替え工事はRB種ケレンで施工しています。

2020年1月14日(火)
廊下・階段の防水

集合住宅では廊下や階段室があり、鉄骨階段が使われているものも少なくありません。

鉄骨階段の裏側が錆びているのは土間の防水不良なので緊急の防水工事が必要です。

防水性能の高いウレタン防水は工期が長い欠点があるので、使用頻度の高い廊下や階段の土間防水には使えません。

そこでタキストロンのようなエンビシート防水が良く使われます。シートを貼って完成なので工期も短く、耐摩耗性・耐久性・防水性が高いのでお薦めの商品です。

ただ難点は工事単価が高めなことですね。


2020年1月10日(金)
ALC建物の防水

ALC建物の防水はゴムシート防水が良く使われています。

これは巾90cmのシート状の黒いゴムで出来ていますが、接着が甘く10年未満に剥がれてしまう事が多いです。

またALC住宅は構造的にスキ間の多い建物なので漏水に悩んでいるお客さんが多くいます。

特にALC建築に慣れていない工務店が施工した建物は、考えられないようなミスがある物もあります。

ALC建築物の雨漏りには経験とノウハウの豊富なモリタ建装にご依頼ください。

2020年1月9日(木)
ALC外壁の雨もり

本日より都内の鉄骨3階建てALC住宅の外壁防水工事が始まります。

ALCとは発砲コンクリートの事で巾60cmの板を並べたもので、板間のシーリングと窓回りの目地から雨漏りすることが多いです。

また屋上・ベランダ床から漏水も多く、鉄骨ALCの建物は全体的に防水に問題のあるものが多いです。

今回は外壁からの雨漏りなのでALC・窓回りシーリングを打ち直しその上から弾性防水型外壁塗装をします。

また一部エンビシート防水がめくれてしまっているので、剥がして張り替える工事もあります。

2020年1月8日(水)
本年も宜しくお願いします

本日より本年の営業を開始しました。
本年も宜しくお願いします。

1月7日まで休みは一般的には長いようですが、弊社は以前から1月は8日から開始にしています。

建築業界では年始が遅いことと、一戸建て住宅の工事開始は年初の繁忙期を避け10日前後から開始の事が多いからです。

また以前では作業者が故郷に帰ってしまい帰京が遅い為、年始が遅かったのですが、現在の作業者は近隣の出身者が多いのでこの意味は薄れてます。

本年もよりよくよりお客様の為の塗り替え工事を心がけます。


2019年12月27日(金)
本年もありがとうござました。

モリタ建装(株)は本日で本年業務が終了になります。

本年は72軒の一戸建て住宅と12棟のアパート・マンションと5棟の工場と川口市の芝保育所防水工事、北中学校外部改修工事を入札により受注し施工しました。多くの物件をありがとうございます。

ほとんどの物件が川口市・さいたま市で埼玉県南が85%を占めています。地元の皆様のご愛顧を感謝します。

来年は1月8日からの営業開始とホームページ更新になります。

2019年12月26日(木)
塗り床塗装工事

モリタ建装ではコンクリやモルタルの土間の塗装も良く施工しています。

コンクリやモルタルの土間は性質上亀裂が入りやすかったり表面が凸凹になってしまったりします。

工場の内部の床などでは衛生上からもツルツルの綺麗な床に仕上げたり、学校の給食室の床は常に濡れているので、滑らないように表面ノンスリップ仕上げしたりします。

厚みのあるエポキシ塗床材では鏡面仕上げになりますが、エポキシ樹脂は紫外線に弱い為、使用は室内に限られます。

賃貸アパートの廊下や階段床であまり高価な工事が出来ない時は、アクリルウレタンのユータックRという薄塗り床材が耐久性が高い割には安価にできて好評いただいています。

2019年12月25日(水)
外壁の下塗り材

塗装に於いて下塗りは大変大事な工程です。塗料の付着力の向上や下地を平滑に調整するなど大きな役割があります。

住宅の外壁ではモルタル壁とサイディング壁がほとんどです。

モルタル壁の場合は微弾性フィラーを使います。下地との密着性が良く、厚みがある造膜のため防水性が高く小さな亀裂やピンホールなどは隠蔽してくれます。

サイディング壁は亀裂やピンホールなどは少ないので、下地に浸透して下地との密着性を高めるために浸透性プライマーを使います。膜厚は薄いです。
膜厚のある微弾性フィラーは蓄熱効果で膨らむ恐れがあるため使いません。

モルタル壁は厚化粧、サイディング壁は薄化粧になります。

2019年12月24日(火)
外壁弾性塗装

壁面から亀裂などにより漏水している場合には弾性塗装による塗装が必要です。

弾性塗装には2種類あって、防水型化粧材と建築用防水材がありJIS番号も違うので注意が必要です。

建築用防水材の場合は[高弾性塗料]と呼ばれ防水材なので保証もでますが、防水型化粧材の場合は防水材ではないので補償が出ない事が多いです。

工事単価が倍ほど違うので施工業者に聞いてみましょう。

2019年12月23日(月)
タイル壁面の目地

磁器タイル外壁は耐久性が高く強固なものですが硬すぎて亀裂に弱いという欠点があります。

そこでタイル壁には構造目地があり亀裂は目地の弾性力で吸収される構造になっています。

耐久性の高いタイル壁でもこの構造目地のシーリングの寿命は一般的に10年程度なので打ち替えが必要になります。

この目地シーリングが劣化すると、雨水がタイル裏に回り込んでタイルが剥離してしまったり、建物内に雨漏りしたりするので注意が必要です。

タイル目地は仕上げ塗装をしないので、表しで良い変成シリコンを打ちます。


2019年12月20日(金)
ピンネット工法

磁器タイルの落下事故がたまにありますが、補修方法としては、タイルの貼り替えが必要ですが、工事金額が高いです。

タイル落下で安価な工事金額でできる工法にピンネット工法があります。

強固なガラス繊維の入ったネットをタイルひょをう面全体に張り込みピンで4隅を止めて、上からモルタルを塗りこむ工事方法です。

モルタルの上には一般的な外壁塗装を行います。タイル模様が消えてしまいますが、タイル張替の半角程度でできます。

もうすぐ取り壊しになる川口市役所の本庁舎はこの工法で弊社が施工しました。

2019年12月19日(木)
防水撥水剤仕上げ

磁器タイルの改修について相談されますが、焼き物の磁器タイルは半永久と言ってよいほどの超耐久性があり、目地のモルタルやシーリングの打ち替えさえやっていれば良いものです。

以前はタイルにクリヤ塗装する事もやっていましたが、数十年もつタイルの上に十年程度のクリヤを塗装することに疑問を感じていました。

タイル自体が健全であるならばクリヤ塗装はお勧めしません。

タイルの保護には撥水材を薦めています。これは衣類の防水スプレーの強化版で、塗ったか塗らないか判らないですが、目地モルタルに浸透し水の浸水を防ぎます。
コップに水を入れて壁に掛けるとパーッと水をはじくので、効果は感じてもらえます。

近年では防水型の撥水剤もありますので、タイルの質感はそのままに漏水の対処も可能になりました。

2019年12月18日(水)
結露防止塗装

昨日は雨の話をしましたが、雨が続くと室内の結露が問題になります。

押入れの中や窓回りなどで雨漏りの調査をうけたら結露だったという件が結構多いです。

結露もひどいと雨漏りと勘違いするくらいの水量なので問題も大きいです。

基本的に外気温と室内温の差から結露する自然現象なので結露自体を解決するには、二重サッシにするなど大きな工事が必要になります。

菊水化学工業のケツロナインという商品は塗料ですが結露防止を謳ったもので、実際使用すると効果が高いようです。

結露にお困りの方はご相談ください。

2019年12月17日(火)
近年の日本の雨降り

12月に雨が降るなんてあまりないことですが、本日は雨降りです。

モリタ建装は外装塗り替えと防水工事がメインなので、ほとんどの作業は雨天ではできません。

防水工事では前日に雨が降ると当日晴れても工事できない事もあり、雨降りは大変苦手な工種です。

以前なら梅雨時くらいなものでしたが、最近は年中雨が降っている感覚で、特に9-10月の秋雨が続く感じです。

東南アジアなどでは雨季乾季がありますが、温暖化により日本の天候も変わってきたようです。

スーパー台風もこれからは毎年続きそうですし、外装工事屋には苦しい天候が来そうです。

2019年12月16日(月)
金属屋根には遮熱塗装を

一般的な住宅の三角屋根には屋根裏に大きな空気層があります。空気層は優秀な断熱材なので屋根に遮熱塗装をしても極端な温度低下にはつながりません。

平らな平屋根は屋根裏層が無い為、遮熱効果は上がり、金属屋根ですと大きな効果が期待できます。

軽量で耐久性のある金属瓦などは近年よく使われていますが、金属は蓄熱して高温になるため、塗装も高温になり分子結合を破壊され寿命が短くなります。

金属屋根の場合は塗装の高耐久と室内の室温低下の面からも是非とも遮熱塗装をお勧めします。

これは塗装が必要ないと言われているガルバニウム鋼板にも言えます。ガルバニウム自体は劣化や錆は発生しませんが、表面の塗装が高温などにより劣化しますので、白っぽくなってきたら塗り替えを検討しましょう。


2019年12月13日(金)
遮熱塗料について

遮熱塗料は反射型、高断熱型などありますが、夏場だけでなく冬場の寒さにも効果があります。

室内の温度を安定させるだけでなく、塗装自体の温度もあまり高温にならないので塗装の寿命が長くなります。

極端に高温や低温になると塗装の分子結合に影響があるので遮熱塗料は高耐久の面でも利点があります。

また遮熱塗料で温度対策の効率を考えるのなら、なるべく明るい色をお勧めします。

白色が一番遮熱率が高く、黒色が一番低いのでなるべく白色に近い色の方が遮熱率が高くなります。

2019年12月12日(木)
屋根の塗り替えには遮熱塗料を

住宅の屋根がコロニアルや洋瓦の場合は塗り替えが必要になります。

最近では屋根用一般塗料と遮熱塗料の価格差が少なくなり、数万円の差で遮熱塗装できるのでこちらを薦めています。

一般的な住宅では大きな屋根裏があり、断熱効果の高い空気層があるのでそれほど遮熱効果は望めませんが、塗料に遮熱効果があるという事は夏場にも塗装が極端に高温にならないので、塗料の寿命が長くなります。

ロフトがある住宅で屋根裏が無いものや、金属屋根が使われている住宅は遮熱塗料の効果が高いです。

2019年12月11日(水)
チョーキング-樹脂による違い

太陽光により塗装はチョーキングしますが、これは塗料の分子結合が紫外線のエネルギーによって破壊されることです。

塗料の分子結合は樹脂によって違いがあり
アクリル−ウレタン−シリコン−フッソの順に強くなり、これ以外で無機塗料が最強の分子結合になります。

また水性・溶剤塗料でも差があり、溶剤塗料のほうが分子結合は強いです。

近年では白色だけチョーキングしずらくしたラジカル系もありますが、白色だけ紫外線に強いといった変わり種なので、白以外の色ですと効果も薄いです。

2019年12月10日(火)
チョーキング−塗料の寿命

塗料は紫外線との戦いで分子構造を少しずつ破壊され、表面から粉っぽくなりチョーキングします。塗装面を手のひらをこすると粉が付く減少で、塗装膜の破壊を表しています。

塗装膜は建物自体を紫外線から守るためにあるので、チョーキングするとその役目が果たせなくなります。

塗装膜も完全に平滑では無く、手作業で塗られているので微細な凹凸がありますが、薄い所はチョーキングに弱くなります。

サイディング住宅で現状のまま仕上がるクリヤ塗装は、サイディング板やシーリングをクリヤにより紫外線から守る目的で塗装されます。

サイディング板も10年以上たつとチョーキングにより劣化しますので、されから守っているのです。

2019年12月9日(月)
木製建具の塗装

木部の塗装には強固な塗装膜を作る塗装と、木材に浸透し着色し塗装膜を作らないものがあります。

木製建具が汚染されたり腐食したものは木目を生かした染色は出来ないため、塗装による塗装膜を使いますが木目は消えて単一の色になります。

汚染がそれほど進んでいないものは、キシラデコールやオスモなどの染色タイプが使用できますが、耐久性が無い為数年ごとの塗り替えが必要です。

強固な塗装膜を作って木材を守っても、木は収縮するのでそれに追従できずに塗装膜が剥がれてしまうなど、木製の塗装は大変難しいです。

近年はアルミや樹脂製で木目が印刷された住宅建材が多くあります。

2019年12月6日(金)
F様邸外部塗り替え工事-4

昔の和風建築にはよくありましたが、F様邸は雨樋が銅で出来ています。

古い寺社仏閣などでも銅が使われていますがも銅は錆びると緑青(ロクショウ)で緑色になり、この状態になるとこれ以上錆びずに長く持ちます。

現在は車の排気ガスなどの影響で綺麗な緑青にならないようです。また、酸性雨の影響で銅に穴が開き、雨樋から雨が漏れてしまう事故もあります。

F様邸も雨樋に穴が開いてしまったので、銅の樋を交換します。

現在の銅製雨樋は床面にコーティングがしてあり酸性雨に強い製品になっています。

2019年12月5日(木)
F様邸外部塗り替え工事-3

今週は市内の純和風建築のF様邸を工事しています。

F様邸は玄関小庇と玄関引き戸が木製で、経年劣化により結構汚染しています。

木部の塗装は難しくこれと言った塗装は無く、どの工法でも10年弱で再塗装が必要になります。
これは木が伸縮するためで、塗装膜が追従できないために亀裂や剥離してしまうからです。

また単色の塗装をすると木目の質感がきえるので、茶系に染めてクリヤするオイルステインクリヤが良く使われていますが、以前のクリヤは質が悪い為クリヤ層が剥がれてしまっているケースを良く見ます。

2019年12月4日(水)
F様邸外部塗り替え工事-2

和風建築の外壁にはリシンやジョリパッドのような砂壁状の艶消し仕上げをしているお宅が多いです。

塗料は基本的には艶があり、艶消し塗料は表面を微小に凹凸をつけて光を乱反射させて艶消しにしています。

塗装的にはこの微小の凸凹が問題で、汚染がつきやすい欠点があるので、艶消し塗料は汚染しやすいというのが常識です。

ところがスズキファインのビーズコートSiという商品は、艶の無いハスの葉の撥水性がとても高いのに注目し、ナノテクノロジーで艶消し塗料なのに汚染に強い塗料を作りました。

艶に光り輝く外壁には抵抗を感じるお客様にはぜひお勧めする商品です。

2019年12月3日(火)
F様邸外部塗り替え工事

先日から川口市内のF様邸の塗り替え工事をしています。

F様邸は純和風の建物で屋根は和瓦、外壁はリシンという砂壁仕上げの建物です。

外壁リシンは現在でもよく使われている艶消しの外装材です。ただ塗膜が薄い為に亀裂が入りやすい塗料です。
また汚染に非常に弱く水分を含んだ状態が続くので苔が生えたり汚染に弱いです。

和瓦は陶磁器のように焼いてあるので大変耐久性が高く、ほとんどのものは改修の必要はありません。

和風建築の塗り替えでは、木部の塗装を注意する事、艶消し仕上げにする事など意識して工事しています。

2019年12月2日(月)
スーパーコンクリート

ローマ時代の闘技場やパンテオンなどはコンクリートの先祖のようなものが使われています。ローマン・コンクリートと言われています。

現在の鉄筋コンクリートは多分100年経ったら崩れ落ち、数百年で跡形もなくなりますが、ローマのコンクリ建造物は2000年以上形を保っています。

これは当時石灰質の多い土に海水を混ぜたため、海水のミネラルと石灰が奇跡的に上手く結合してスーパーコンクリートが出来たそうです。

建築後もそのミネラルが成長してコンクリートの弱い部分を補完したなどの奇跡的なコンクリでした。

ローマン・コンクリートを使わない現在の建築では、10数年に一度、構造体を守る改修工事が必要です。


2019年11月29日(金)
鉄筋コンクリートの爆裂

鉄筋コンクリート(RC)には爆裂という劣化があります。

RCはコンクリートの中に強度を増すため鉄筋が桝形に配置されていますが、亀裂などで雨水が浸水して中の鉄筋を錆びつかせます。
鉄は錆びると膨張するので、構造の鉄筋が錆びてコンクリートを弾き飛ばします。

RC壁に穴が開いて中に黒ずんだ鉄筋が見えていたら爆裂です。
早急に補修が必要でコンクリートを落とし、鉄筋の錆を全て露出させて錆止め処理をして樹脂モルタルで平らに補修します。

これを放置したり補修が甘いと鉄筋の錆が止まらずに、RCが強度不足になり崩壊してしまいます。

2019年11月28日(木)
鉄筋コンクリート外壁の補修

鉄筋コンクリート(RC)一般住宅ではあまり使われませんが、建物の一番下の基礎部分がRC造です。

基礎に使われるくらいなので大変頑丈ですが、建築費が掛かるため住宅全体には使われません。たまに豪邸のRC造一般住宅は見ます。

役所の建物や学校はRC像の物が多いです。公共建築は長持ちが重視されるからです。

RCは構造的に大変強固なものですが、亀裂が入りやす欠点があります。
しかも構造亀裂と言って建物内まで貫通する亀裂があるので、室内に漏水します。

そこでRCの亀裂の補修は、1.亀裂が広がらないように 2.亀裂から漏水しないようにが大事な点です。

RC外壁亀裂の補修方法はUカットシーリングや低圧エポキシ樹脂注入工法が良く使われます。

2019年11月27日(水)
磁器タイルの改修

タイルの剥離事故はたまに新聞に取り上げられるように、結構多くあり人身事故につながるケースもあります。

建物の一か所が剥がれたら、全体も同じ条件・環境なので剥がれる恐れがあります。

タイルの剥離が見られたら早急に専門業者で全体の調査をしましょう。

新築時に原因がある事が多いですが、亀裂等からの雨水の浸水からタイルも剥がれるケースもあります。

また外壁タイルだと必ず構造目地がありシーリングされていますが、そこが劣化し浸水するケースも多いです。

剥がれや亀裂のはいったタイルを撤去し、また新規にタイルを張る工事はほこり等が多量に出たり、高い所だと足場が必要になり大規模な工事になります。

2019年11月26日(火)
磁器タイルの改修

外壁の部材では超耐久が見込める磁器タイルですが、構造目地のシーリングは10数年で打ち替が必要です。

また一番多く、難儀なトラブルがタイルの剥離です。

タイルが剥がれるとその部分だけで無く全体的にタイルが浮いて無いか打撃検査が必要です。
一部が剥がれるという事は、同じ条件の全体にも剥がれの懸念があります。

タイルの補修には大きく分けて2つあり、タイルの貼り直しか、ガラス繊維の入ったシートをタイルの上からボルト止めしその上から塗装するという工事方です。

貼り直しは、剥がれたタイルを撤去し新しいタイルを貼り直しますが、築年数の経った建物は同じタイルがもうないので、そこだけ違う物を貼りますが、違和感が残ってしまいます。

ガラスシートを貼る工法は、タイルの上にシートを貼り、剥離防止のボルトを打ち込みます。
その上から樹脂モルタルを塗り塗装します。

シート工法の方が安価にできますが、仕上がりが変わります。

2019年11月25日(月)
集合住宅の塗り替え

戸建て住宅では無く、アパートやマンションなどの集合住宅はよく手掛けています。

多くの居住している方がいらっしゃるので、現場監理、特に告知連絡業務が大切になります。

たとえばベランダの塗装をするので荷物の移動や洗濯物を控えるなど協力いただく事もあるので、チラシや掲示による告知を細かく行います。

また建物全体に足場が掛かると不審者が足場を使いベランダから侵入等の事件もあったので、戸締りの注意喚起も行います。

大規模マンションの足場には機械警備が付いたものもありますが、数所帯のアパートに機械警備など大きな費用を掛けられませんから。

足場が建つとうっとおしいし臭い等実際の障害も発生するので住人の方の協力は必須となります。


2019年11月22日(金)
賃貸住宅の塗り替え

先日より川口市内のSハイム防水・塗装工事を開始しました。

屋上の既存防水を撤去しウレタン緩衝工法と廊下階段廻りの塗装工事がメインです。

足場は掛けず、階段廊下の塗れる範囲の鉄部を塗装します。

賃貸物件は月々の賃料が決まっているので、塗り替え工事に掛ける予算も決まってきます。

個人住宅と違い高級塗料をふんだんにとはいかないので、コスパの良い工事を選び、改修の緊急性の高い工事だけをやります。

賃貸物件のご相談もモリタ建装におまかせください。

2019年11月21日(木)
最強の塗料

住宅塗り替えで使われる塗料は、アクリル−ウレタン−シリコン−フッソと樹脂により性能が高くなりますが、この他に無機塗料という物があります。

塗料は太陽紫外線によって破壊されチョーキングが始まりますが、無機質は紫外線で劣化しません。炭素の入っている有機質が紫外線で劣化します。

ここから無機塗料は開発されましたが、もともと無機質はセメントやモルタルなどで、これから塗料作る事は不可能だと思われていました。

しかし近年のナノテクの進歩から無機塗料が開発されましたが、これが凄い性能です。

一般的に最高のフッソ塗料以上の耐候性があり汚染にも強く、価格もフッソと同等です。

仕上がった塗装面を見ると、まるで陶器の釉薬のような艶があり、超耐候が感じられます。

なかなか高価な物なので一般住宅にはオーバースペックぽいですが、足場を掛けづらい、もう塗り替え工事はしたくない等あればお勧めします。

2019年11月20日(水)
役所工事

役所の工事を入札に参加するには、指名参加願いを出しますがこれが大変で、建設業許可・施工管理技士や技能士の資格、一番大変なのが経営審査があって過去数年分の決算書の提出が義務付けられます。

そのため、役所の入札に参加している会社は健全な経営と仕事の質が担保されていますので、合い見積等の時は選択の参考になるでしょう。

役所の工事はA4数百ページの書類と膨大な写真帳の提出がありますので、半端な塗装屋では対処できません。

川口市も数百の塗装店がありますが、指名参加している塗装店は30社程度になります。業者選定の参考にしてください。

2019年11月19日(火)
川口市工事

モリタ建装は川口市の塗装工事も、入札に参加して受注しています。

現在も川口市の中学校を受注し工事をしています。弊社から5分程度の所の学校ですので非常に管理しやすいです。

その中学校もそろそろ工事完工が近いですが、役所工事は書類や写真関係の提出物が大変多く、書類は私が担当しているため難儀しています。

そのかわり役所工事もやっているので、その手法である工事写真帳や材料管理などを、民間の住宅塗り替えにも応用して好評をいただいています。

生まれ育った地元の工事はモリタ建装の誇りです。

2019年11月18日(月)
Y様邸塗り替え工事-4

天候もここにきてやっと安定しだし、外装工事も順調に進むようになりました。

近年の日本は梅雨の時期よりも秋雨の方が天候が悪いように感じます。

雨天が続くと工事が出来ないため工期が遅れ、今の所、半月ほど全体の工事が遅れた状態です。

かと言って雨模様の状態で工事をすることはありません。湿度に注意しながら工期を調整しています。

雨のための工事の順延はお客様もご理解下さるので大変ありがたいです。


2019年11月15日(金)
Y様邸塗り替え工事-3

塗り替え工事で使われるシーリングは主にポリウレタン系と変成シリコン系に分けられます。

シーリング後に塗装するならポリウレタン、顕わしななるなら変成シリコンを使います。

変成シリコンは塗装もできますが、高価なため塗装する時はポリウレタンを使います。

変成シリコンは仕上げに使うのでカラーも豊富にあります。目地を目立たせたいか、目立たせたくないかで色々な色を選択できます。

2019年11月14日(木)
Y様邸塗り替え工事

サイディング住宅の塗り替えで一番大切な工事はシーリング工事です。

シーリングメーカーによると厚みは5mm以上確保しないと期待する性能がでないと明記しています。

既存シーリングを撤去せずに打つと厚み5mmを確保できないので撤去処置は絶対に必要です。

サイディング壁の塗り替え見積に、シーリング撤去の項目を確認しましょう。


2019年11月13日(水)
Y様邸塗り替え工事

先日より川口市内のY様邸の塗り替え工事が始まりました。

Y様邸はサイディング住宅ですが、目地が無くなって裏の青色のジョイナーが見えている部位が複数あります。

サイディング住宅では目地に亀裂等見つかったら早急に業者に相談ください。青色のジョイナーが見えたら遅いくらいです。

また昔のサイディングは釘で打ち付け、同色の塗料をクギ頭に塗装しましたが、劣化によりクギ頭の目立ったサイディングがあります。

これは質の悪い塗料でクギ頭を塗ったためサイディングと劣化度で差が出来たためおきます。

2019年11月12日(火)
鉄錆について

最近の建物ではあまり使われませんが、築15年以上前の建物には鉄が使われている住宅があります。

鉄骨のベランダや外部階段などの剛性の必要な所に使われています。

鉄はアルミ等に比べても強く安いので昔の建築には多く使われていましたが、唯一錆びやすいという致命的な欠点があります。

錆が進むとボロボロになって穴が開き、役に立たなくなっしまうので塗装が必ず必要です。

エポキシ系の錆止め剤の上にウレタンまたはシリコン系の塗装が一般的ですが、錆びている部分を撤去するケレン作業が大変です。錆が残っているとまた錆びるのでケレンが重要です。

ただ場所によっては充分にケレンが出来ないところもあります。

そんな鉄部のケレンのしずらい部位用に近年化学変化を利用した錆止め剤が出てきました。

鉄さびを充分ケレンしなくてもサビに塗ると科学的に赤錆から黒錆に変換し錆が進まなくなる塗料です。

黒錆になるとそれ以上錆びず鉄を守ってくれます。

2019年11月11日(月)
高圧水洗浄

住宅の塗り替えで大切な工程が高圧水洗浄です。壁や屋根にこびりついた汚れを高圧洗浄により取り除かないと、数年後に塗装がはがれる恐れがあるためです。

ホームセンターなどに行くとケルヒャー等の高圧洗浄機が売っていますが、弊社で使っている機械はあれの数倍強い150気圧で洗浄します。

ノズルもトルネードタイプという渦を巻いて水が出るため、汚れをまんべんなく落とします。

また高圧なため下地のぜい弱な部分を吹き飛ばすため、目視できない劣化部分もあらわになります。


2019年11月8日(金)
防水工事-5

FRP防水はガラス繊維を樹脂で固めたもので丈夫で防水性も高いものです。

10〜20年程度の改修ではグレーのトップコートだけ塗り替える事が多いです。

万一FRP防水でも亀裂等により漏水すると、もう一度FRP防水を最初からやるか、その上から他のウレタン等の防水のやり替えが必要になります。

通常FRP防水はグレーのトップコートに守られていれば、亀裂などは避けられますが、剥離や亀裂を放置しているとすぐに劣化してしまうので早めの手入れをお勧めします。

2019年11月7日(木)
防水工事-4
住宅の防水で大事な事がドレン(水抜き)の改修です。
ベランダ雨漏りの5割はこのドレン廻りから漏っています。

ドレンは改修ドレンを必ず使いましょう。改修ドレンを使えば、ドレン廻りからの漏水は止まります。

改修ドレンは鉛製、エンビ製あります。適宜使いましょう。
2019年11月6日(水)
防水工事-3

住宅のベランダなどの漏水には防水工事が必要です。
ウレタン防水、エンビシート防水、FRP防水などが使われます。

ウレタン防水はゴム状の防水材を流して平らに仕上げる防水材で、シームレス(繋ぎ目無し)の防水層を作れる大変優秀な防水です。

しかし以前はトップコートがウレタン樹脂を使ったもので、5年もするとチョーキングしてしまったのですが、弊社ではウレタン防水は全てフッソ樹脂のトップコートを使うため10年近い耐久性があります。
一般住宅のベランダのような役物の多い小数量のものには最適な防水材です。

2019年11月5日(火)
防水工事-2

現在住宅にもっとも使わりている防水材はFRP防水です。
ガラス繊維を樹脂で固めた硬い防水で、耐久性が高く防水性能の高いものです。

ただFRP自体は紫外線に弱い為、グレーのトップコートで守っていますが、劣化によってこのグレーがヒビ割れたり剥がれたりしたら、トップコートの塗り直しが必要になります。

もしFRPに亀裂等が出来、漏水しているようだったら、FRP防水のやり直しが必要になります。
これには大きな金額が掛かってしまうので、トップコートのヒビや剥離を見つけたらすぐ補修する事が重要です。


2019年11月1日(金)
防水工事

住宅の屋根は瓦やコロニアルが多く防水工事ではありませんが、平らな陸屋根のお宅や、ベランダの床などが防水工事になります。

住宅に良く使われる防水はFRP、ウレタン、シート、鋼板などいろいろあり改修が必要なものです。

雨が漏ると室内の壁紙がはがれたり、天井に染みができたりしますが、壁の中の構造体が濡れて腐食すると思いもよらない大きな工事金額が掛かります。

来週から住宅の防水工事についてお話しします。

2019年10月31日(木)
合い見積もり-3

外装塗り替えを検討しているのなら訪問販売系の会社は避けたほうが良いでしょう。

かなりしつこい営業方法で客があきらめて契約してしまうまで通います。
これはその営業者に大きな歩合(ボーナス)が入るからで、工事金額の2-3割入る事もあります。

その歩合は工事金額に含まれていますので、営業者・会社に利益が半分行ってしまい、実際の作業者には半分の金額しか行かないものもあります。

また見積金額から一気に2-3割値引きにも注意が必要です。見積書は現場を良く調査し、合い見積もりに耐えられるギリギリの値段を設定します。
2-3割値引きの出来る見積書は最初から2-3割高く出しています。

塗り替え業者は数年すると行方知れずなる業者も多いです。すくなくてもアパート、マンションの一室で経営しているところは避けたほうが良いでしょう。

2019年10月30日(水)
合い見積もり-2

相見積もりする時に気を付けなくてはならないのが、仕様の確認です。

仕様とはその工事で使う材料や塗装の仕方の事で、仕様が違うだけで工事価格も大幅に変わります。

合い見積もりで評価するなら、仕様の統一をすると公平に判断できます。

すべての塗料を弱溶剤二液性シリコン塗料で等、材料を指定するのが良いです。

自動車を買う時の相見積もりで、普通車と高級車で見積をとっても意味ありませんね。車種を指定して初めて公平な合い見積もりになります。

2019年10月29日(火)
合い見積もり

外部改修工事では決まった定価が無い為、相場を知るためにも2-3社から合い見積もりを取る事をお勧めします。

合い見積もりにより高い、普通、安い見積によって定価に近い価格を知る事が出来ますし、会社ごとの見積の正確さや施工法を知る事が出来るからです。

ここで注意が必要なのが、施工法や材料が違うため価格のみでは評価できません。使う塗料の質や見積ですべてをみているかも重要な判断材料になります。

だいたいの雛形がありドコの現場でも同じ見積を出していたり、一式でまとめているようなものは除いた方が良いでしょう。

いかにご自宅を良く見ているかが判断材料になります。

2019年10月28日(月)
シーリングの種類-2

シーリングには上に塗装しても筋状に汚れが付くブリージング現象という物がおこります。
これはシーリング材の中の可塑剤が塗装面を浸潤し外部の汚れを付着する事により起こります。

なので現在ではノンブリードと呼ばれるものが良く使われています。これは可塑剤が汚れを呼ばないような処置をしているもので、住宅ではこちらを使わなくてはなりません。

またモジュラスによっても高・低モジュラスがあります。
鉄筋コンクリートなどの強い構造体には高モジュラス、サイディング住宅には低モジュラスを使わなくてはなりません。

住宅に高モジュラスを使うと、弾性力の収縮力が強すぎてサイディング板自体が割れてしまうためです。


2019年10月25日(金)
シーリングの種類

改修工事で使われるシーリング材はポリウレタンと変成シリコンがあります。

この二つは使われる場所で違い、上から塗装する場合はポリウレタン、上が露出する場所では変成シリコンを使います。

ポリウレタンシーリングは塗料との密着性に優れるため、外壁と一緒に塗装する部位に使います。紫外線に弱い為、露出箇所には使えません。

変成シリコンシーリングは耐紫外線性能が高いので露出する部位に使いますが、上に塗装もできます。

すべての部位を変成シリコンを使えば塗装・露出を問いませんが、材料が高いという欠点があるので分けて使います。

以前よく使われていたシリコンシーリングはまったく塗装が出来ないので現在は使われません。

2019年10月24日(木)
シーリング工事-2

シーリング工事で一番大切なことは厚み5mm以上を確保する事です。

たまに既存目地のシーリングを撤去せずに上から新しいシーリングを打つ業者がいますが、厚みが確保されないので数年で亀裂が発生してしまいます。

またシーリングにはプライマー(接着剤)が必須ですが、こちらも塗らないでいきなりシーリングを打つ業者が散見されます。

見積書をよく読み、シーリング撤去工事が明記してあるか確認しましょう。

2019年10月23日(水)
シーリング工事

サイディング壁で重要な工事にシーリングがあります。
サイディング自体は亀裂に弱いので、目地のシーリングに弾性力を持たせ亀裂の入らないような構造になっています。

このシーリング目地が劣化し弾性力が落ちたり亀裂が入ると、重大なトラブルの原因になります。

サイディング板の裏に雨水が回り込み板が変形したり、亀裂からの浸水で建物自体の構造物が腐ったりします。

シーリング目地の劣化具合には注意を払いましょう。

2019年10月21日(月)
S様邸外部改修工事-2

外壁がジョリパッド、ベルアートの建物は汚染しやすいことと、亀裂が入りやすい欠点があります。
亀裂はモルタル壁だと宿命のような欠点で、どちらのお宅でも必ず入ります。

モルタル壁の住宅亀裂では幅が問題で0.3未満のヘアークラックは漏水の恐れもほとんど無く、フィラー刷り込み等で対処しますが、0.3mm以上の亀裂に対してはエポキシ樹脂の充填で対処します。

亀裂には広がり続けるものと、築5年程度で広がりの止まる亀裂があります。

モルタルは物性上収縮時に亀裂が入りますが、これは5年程度でとまります。広がり続ける亀裂は構造的な問題なので適切な補修が必要です。


2019年10月18日(金)
S様邸外部改修工事

本日から東京北区のS様邸の外装塗り替え工事が始まります。

S様邸はジョリパット、ベルアートと言われるモルタル壁にコテ等で模様を付ける仕上げ方法で、艶消しで凹凸の大きい模様が特徴です。

この仕上げ材の欠点は汚れやすいことです。つや消しは表面に微細な凹凸があり光を乱反射する事でつやを消していますが、この凹凸に汚れがつくからです。
雨水汚染や苔等で汚染しているものを良く見ます。

モリタ建装ではジョリパット、ベルアートの塗り替えにはビーズコートSiと言う商品を使っています。この塗料はつや消しですが、塗料表面を微細にコントロールして撥水効果を持たせているので汚染に強い塗料です。

2019年10月17日(木)
サイディングの塗り替え

昨日話したサイディングにクリヤ(透明)を塗装するのは意味があるのかと聞かれたことがあります。

本当言えば着色のシリコン塗装をするのがベストです。クリヤ仕上げだと現在あるキズや汚れが残ってしまいますし、塗膜の耐久性も着色の方が強いでしょう。

ただ現在質感のある磁器タイル調、石調、木目調が単一色になると、ノッペリし安っぽくなる恐れがあるので、現在の質感を生かしたクリヤ塗装をお勧めしています。

自動車のヘッドライトは長年乗っていると黄色く変色してきますね。あれはヘッドライトには新車時にクリヤ塗装がしてありますが、そのクリヤ層が無くなると、紫外線により黄変します。

つまりクリヤは下地を紫外線から守ってくれるので、塗り替えにクリヤは大変意味ある事です。

2019年10月16日(水)
サイディング壁の塗り替え-2

モルタル壁には厚みのある弾性系の微弾性フィラーを下塗りに使いますが、サイディングには浸透性のカチオンフィラーを使います。

これは密封する微弾性フィラーを使うと、サイディングの蓄熱効果等によって膨らむ恐れがあるためです。サイディングの塗り替えで小さな気泡が出たらこれが疑われます。

またサイディング壁には意匠性の高い、磁器タイル調、木目調、石目調の物がありますが、着色すると単一色でノッペリしてしまうので、模様を行かせるクリヤ(透明)塗装も良く行われます。

透明の膜で紫外線をカットすることによりサイディングの耐久性を上げられます。

2019年10月15日(火)
サイディング壁の塗り替え

モルタル壁を取り上げたので、サイディング壁の塗り替えのお話をします。

サイディング壁は亀裂の出来づらい構造ですが、こりは板間にシーリングという亀裂を誘発する目地があるからです。
シーリングは耐用年数が10年程度なので、亀裂が入ったり弾性力が落ちたら打ち替えが必要になります。

シーリングが劣化したまま放置すると、サイディングの裏側に水が廻り板が反ってきたり、構造体である木材が腐食してしまいます。

シーリング工事で大事なことは、打ち替えたシーリングにある程度厚みを持たせることです。最低で5mm程度の確保が必要です。
打ち替えないで上からシーリングを打っても5mm確保できないので、数年したら劣化し亀裂が出ます。

サイディング壁塗り替えのキモはシーリング打ち替えにあります。


2019年10月11日(金)
台風対策

今史上最強クラスと言われる台風19号が関東直撃コースを通って来ます。

塗り替え現場で問題になるのが、足場の倒壊です。台風一過のの後足場が倒壊したニュースが流れる事があります。
足場の台風対策はメッシュシートを畳むことになります。畳まないと強風によりタコのように風を受け強い力を受けるからです。

ここで問題になるのが、シートを畳むのも結構な経費が掛かってしまう事です。
台風対策費を最初から見積に入れるわけにもいかないので、施工業者の負担金となります。
一回ならともかく、1現場で数回台風が来る時があって、会社としても大変痛いですが台風対策は必ず行います。
何があっても足場を倒す訳にはいきません。

皆さまも台風にしっかり準備しトラブルの無いようにご注意ください。

2019年10月10日(木)
モルタル壁の塗り替え-4

木造モルタル壁の仕上げにはほとんど吹付塗装が行われています。コンプレッサーとうの圧力によって塗料を均一に壁に吹き付ける工法で、15年程度前まではもっとも一派的な住宅外壁の仕上げでした。

ただ機械の騒音や吹付に伴う塗料の飛散から現在では市街地では吹付塗装は行われません。

なので吹付仕上げの塗り替えには、ローラーによる塗装になります。

吹付仕上げは表面の凹凸が大きくそこに汚染が溜まりやすいので、ある程度の膜厚が付き表面がなだらかにするため、モリタ建装ではモルタル壁の下塗りには微弾性フィラーを使っています。
外壁から漏水等があれば弾性下塗りし、シリコン系の仕上げ材で仕上げます。

近年はやっているジョリパット、ベルアートなどの仕上げもこれに準じます。


2019年10月9日(水)
モルタル壁の塗り替え

弊社は官庁工事も行っていますが、鉄筋コンクリートの亀裂はUカットシーリングと言って、亀裂に沿って深さ1cmほどの溝をU状に堀り、そこにシーリングします。

これを壁の薄いモルタル壁でやると強度上問題が出るので、弊社ではモルタル壁の亀裂は0.3mm以上の物についてはエポキシ樹脂充填、0.3mm未満の物はフィラー刷り込みで補修しています。

一戸建て住宅モルタル壁でUカットシーリングしてはいけません。

2019年10月8日(火)
モルタル壁の塗り替え-2

モルタル壁の劣化は早ければ新築の数年後に亀裂がはじまります。
モルタルは乾燥収縮によって必ず亀裂の入る材料なのでなんらかの補修が必要になります。

ただ上手な工務店が良い左官屋さんを使ったモルタル壁だとほとんど亀裂の入らない住宅もあります。
壁を薄めに数回に分けてモルタル塗りするとほとんど亀裂は生じません。
急いで1回に厚くモルタルを塗ると必ず亀裂は入ります。

亀裂を放置するとそこから雨水が浸透し、壁裏に回って外壁が剥離する、構造体を腐らせる等なりますので、早めの処置が必要です。

2019年10月7日(月)
モルタル壁の塗り替え

以前の木造住宅はほとんどモルタル壁でした。網目のラス網を壁に貼りそこにモルタルを塗り、最後に吹付等の仕上げます。

モルタル壁は保温・防音性も高く良い壁材なのですが、材料の性質上絶対に亀裂が入ります。
これを嫌い近年の住宅ではサイディングのものが多くなってきています。


2019年10月4日(金)
T様邸外部塗装工事

本日から川口市内のT様のお宅の塗り替え工事が始まります。

サイディング壁の屋根がコロニアルと一派的ですが、建てたのがSハウスと大手ですね。

もちろん今回工事も建築した会社との相見積でしたがさすがに大手、弊社の1.5倍以上高いお値段でした。

お客様は私の見積説明に納得して頂き、弊社に工事を依頼されました。

使う材料は違いますが、弊社の選んだ材料も長年使ってきてノウハウや信頼性のあるものなので、納得して頂ければ工事価格も安く済みます。

2019年10月3日(木)
塗料の歴史-3

明治になり東京大学にドイツ人ゴットフリート・ワグネル博士を招へいし、その助手をしていた日本人の助手を指導して、顔料と塗料の研究が始まりました。

その助手であった茂木重次郎が明治14年ころに光明社を設立し、鉛丹錆止めやボイル油を使った塗料の製造販売を始めました。

この光明社が現在まで塗料のリーディングカンパニーである日本ペイント(株)となりました。

2019年10月2日(水)
塗料の歴史-2

化学的塗料であるペンキが日本で一番最初に使われたのは、ご存じ長崎の出島ででした。

歴史で習った事のある東インド会社の日本支店が出島にあり、「よもぎ色」のペンキで仕上げられていたそうです。

これは建物用のペンキではなく、オランダ商船を塗装していた船舶用のものだったと伝わっています。

ペンキの日本事始めはオランダ商船、東インド会社と歴史でよく耳にする事に関係していたのですね。

2019年10月1日(火)
塗料の歴史

日本には古来から漆や柿渋といった塗料があり、特に漆は縄文時代から使われ、外国で漆器はジャパンと呼ばれているほど日本になじんだ塗料です。
もちろん自然塗料で現在の化学塗料とは対極をなす塗料です。

みなさんもご存じの大阪城は現在は漆喰塗りの白壁ですが、豊臣秀吉が建てた頃の大阪城はコゲ茶色の壁でした。
これは当時はやっていた杉板を焦がしたもので、現在の熊本城がそれです。

しかし杉板張りの外壁は燃えやすかったので、防火に優れたしっくい塗りの白壁になっていきました。

2019年9月30日(月)
特殊サイディング住宅の塗り替え

新築時に超低汚染や光触媒のサイディングを使っている住宅の塗り替えには注意が必要です。
これらのサイディングをそのまま塗り替えすると塗装が剥離する可能性があります。

低汚染という事は汚れが付着しづらいので塗料も付着しないからです。

これらのサイディングの場合は塗り替え時に業者に告知が必要です。
外装塗り替えに慣れた業者なら、築10年以上なのに汚染が著しく少ないなどから予想は付きます。

超低汚染や光触媒のサイディングの塗り替えには専用プライマーを使えば塗り替えの出来るものもあるので、ご相談ください。


2019年9月27日(金)
塗り替え工事の訪問販売

住宅塗り替えで営業が訪れてくる訪問販売があります。

これの一番の問題点はその営業マンが歩合制な事で、1棟とってくると20-30%の歩合と言われる報酬を受け取る事です。

基本給は安く設定されているので、歩合金が欲しくて強引な営業を掛ける事もあります。
見積金額をすぐに数割落としてくるのはまともな会社ではありません。

100万円の工事価格だったら20-30万円がその訪販営業に、会社が20-30%とったら、実際に工事する職人には半額にもいかない事があります。

100万円の見積だったら全て工事施工に使う業者を選びましょう。

2019年9月26日(木)
塗り替え工事見積の注意点

いまや塗り替え工事の見積は数社から取り、比較してるお客様がほとんどです。
そこで御見積書の注意点をお話しします。

1.追加工事が出る見積書は失敗見積です。
 見積の段階でハッキリしているのに追加工事が出る見積書は注意しましょう。
 足場を掛けて初めてわかったなど以外は追加工事は発生しません。

2.塗料のグレードに注意が必要で、高い見積でも耐久性の高い良い塗料が使われているのかもしれません。
 ネットなどでその使われている塗料を調べてみましょう。

3.値引きの多い見積は最初から高いのです。
 最初から2-3割値引きする見積は注意が必要です。
 正しい見積はそんなに値引きできないはずです。

2019年9月25日(水)
塗料のグレード

塗料には含有される樹脂からアクリル−ウレタン−シリコン−フッソのグレードがあり、主に耐候性が上がります。

材料自体も樹脂によって高くなる傾向があります。
モリタ建装(株)ではコスパの観点からシリコン塗料をお薦めしています。

しかし近年では無機、ナノテク、ラジカルなど様々なものが出てきていますが、建築材は長期の信頼性が重要なので、まだまだこれから評価が決まってくると考えます。

2019年9月24日(火)
塗装の目的

塗装は色を新しくしてイメージを一新する事はもちろん、建物を紫外線から守る最前線の役割があります。

太陽光紫外線のエネルギーは大変強く、全ての物の分子結合を破壊しモロくします。

そこで下地のサイディング、モルタル、木、鉄などを紫外線から守るのが塗装の役割になります。
建物を守る鎧なのです。

鎧が壊れてしまうと下地が破壊され思ってもみなかった補修費用がかがりますのでご注意を。


2019年9月20日(金)
天然塗料

塗料は色々の樹脂などを化学的に混ぜて作りますが、ホルムアルデヒドなど人体に影響を与えるものもあります。

私などは野性的に育ってきたのでアトピーや花粉症などはありませんが、大変敏感な人もいますし、お子さんに多いようです。

そこで天然の素材だけで作られた塗料が天然塗料です。

日本古来の漆や柿渋などがこれにあたります。

2019年9月19日(木)
遮熱塗料

一般の屋根塗料と比べて遮熱屋根塗料は3割程度価格が高いですが、工事全体からみると数%の差なので、一般住宅の屋根塗装には遮熱タイプの塗装をお勧めします。

工場などの金属屋根ですと遮熱塗料の効果は高いですが、一般住宅の場合、屋根裏に空気層があるのでそこまで効果は感じられないかも知りませんが、真夏に2階に上がるとムッと熱くなる事がかなり緩和されます。

長い目で見れば光熱費にも大きくかかわってくるので、屋根塗装を検討されるなら遮熱塗料をお勧めします。

2019年9月18日(水)
耐熱塗料

普通の塗料を高温になる部位に塗装すると、変色したり剥がれたりしてしまいます。

耐熱塗料は煙突など高音が予想される部位に塗る塗料です。
300度〜700度程度まで数種類あります。

以前は一般家庭でも煙突などに塗っていましたが、現在ではあまり高温になる部位が無いので使われません。

工場やプラントなどに良く使われています。

2019年9月17日(火)
耐火塗料

鉄骨構造だと鉄に耐火被覆が必要になります。火事の時に鉄が曲がってしまうので、いきなり建物が崩れないように何時間か持つように断熱材で覆います。

以前ですとロックウールとうで耐火被覆していましたが、アスベストが含まれているため現在は使用できません。
そこで各社耐火被覆の資材を開発していますが、塗料でもあります。

耐火被膜を薄くできるので意匠性に優れ、鉄骨造の店舗内装などで使われています。


2019年9月13日(金)
ナノテク塗料

ナノテクノロジーとは少し前に登場した微細な分子をコントロールして作る技術です。

今までには考えられなかった物性を持つものが作る事が出来ます。
塗料は水性と溶剤に別けられます。今までは溶剤の方が耐久性の高いものが作られましたがナノテク技術を使った水性塗料は溶剤を超えるものもあるそうです。

塗料のナノテク利用は主に対汚染性と耐久性向上に使われています。
分子表面をコントロールする事により期待する特性を持たせるのです。

ただナノテク塗料も数年前に登場したので、数十年スパンの建築ではまだまだ信頼性に問題があるようです。

2019年9月12日(木)
防塵塗装

コンクリートの廊下や階段土間など、防水するほどでもなくエンビシートを張るほど予算もない時があります。

このようなときは防塵塗装します。塗装なので安価で工事しやすいですが、美観も良く簡易防水の効果があります。

ただ古い建物の床の防塵塗装はハガレてしまっている事が多いです。

そこでモリタ建装では防塵塗料として日本特殊塗料のユータックRをお勧めします。

塗りたてはもちろん大変綺麗になりますし、特に耐久性が高く10年近くたっても剥離も無く良い防塵化塗料です。

コンクリの土間にお悩みの方はメールください。

2019年9月11日(水)
防汚塗料

住宅の外壁が汚れてくるのは何故でしょう?
太陽の紫外線や風雨によって表面がガサ付きそこに汚れが溜まってしまうためです。

建築塗料と言えば全て防汚を謳っていますが、塗料をガサつかせる原因は紫外線によるものが多いです。
住宅でも南面の劣化が一番進行しています。
太陽の紫外線エネルギーは凄まじいからです。

紫外線に対抗できる塗料としてはフッソ・無機塗料があげられますが、モリタ建装では溶剤二液シリコン塗装をお勧めします。
コスパに秀でていますし防汚対策も万全!興味あったらメールください。

2019年9月10日(火)
重防食塗料

鉄製の橋などは水の近くという湿気の多い所や、海風にさらされたりと劣化にとっては過酷な場所にあります。

かと言って全面足場を掛けてチョクチョク塗り替えるわけにもいかないので、錆止め工程に重防食塗料が使われます。

これはエポキシ系塗料でたいへん耐久性の高い塗料がメーカーによりシステムとして開発されたものです。

一般家庭でも錆の恐れがあり、短期に塗り替えのできないところなどで使われます。

2019年9月9日(月)
浸透性サビ固着塗料

鉄材は構造的に強いので昔から建築物にはよく用いられますが、錆びるという欠点から近年は敬遠されています。

錆は見た目も汚いですが、構造的に弱くなるので早い補修が必要です。
錆びた部分を撤去し(ケレン)錆止め−上塗塗装が必要ですが金額的に結構かかる事や、ケレン作業により錆が飛散するので塗り替えが難しい場合があります。

一般的な錆は赤錆でどんどん腐食が進行しますが、黒錆の酸化鉄にするとそれ以上錆が進まずに鉄を守ってくれます。

そこで赤錆を黒錆に変質させる浸透性サビ固着塗料を使うと、ケレンや塗装が難しい部位でも簡単に使用する事が出来ます。

弊社ではサビキラーPROを使っていますが、見た目は気にしないので鉄の錆の進行を止めたい場合は気軽に使える商品です。


2019年9月6日(金)
防虫防腐塗料

木部に使う塗料で虫害や腐敗を防止する事を目的にした塗料です。

代表的な商品にキシラデコールやオスモがあります。

木目を生かした着色効果もあり、木の伸縮にも対応するため塗料の剥離などはありません。

ただ耐久性が低く3-5年に1度塗らなくてはならないので、プロに頼むと高くつきます。

オーナー様が日曜大工で数年に1回塗るならベストの商品です。

2019年9月5日(木)
塗料について

塗装工事で塗料の選定は重要で、なんの目的でどのような塗料を使うかを良く考えて決めます。

以前では考えられない無機塗料やナノ塗料など新しい技術を使ったものも次々現れ、私たちプロも知らないものが多く登場しています。

どのような塗料をどんな部位に使うか、どこの塗料メーカーの物を使う事はそれぞれの塗装店の経験とノウハウが詰まっています。

明日からは色々な塗料についてお話しします。

2019年9月4日(水)
コーポF外部改修工事-7

このアパートは木造2階建てで鉄骨階段、鉄骨廊下が設置されたよくあるタイプの建物です。

この鉄骨は丈夫で堅牢な構造物なので建築にはよく使われていましたが、錆びるという欠点があり現在ではあまり多用されなくなりました。

アパートの鉄骨階段、鉄骨廊下も建物との接続部の天井が錆びてきているものが多いです。
これを放置すると鉄骨工事で補強が必要になったり、最悪の場合床部分が崩落する事故に繋がります。

このため、鉄部の塗装は、ケレンを十分に行い、エポキシ系の錆止めを入念に塗装し仕上げの塗装する事が必要です。

鉄の錆は赤錆ですが、薬品により黒錆に変化させる塗料もあります。
鉄は黒錆に覆われるとそれ以上錆無くなれます。




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